『絶対悪の怪物』は、23人もの殺人犯を惨殺し死刑執行された元警察官・和がこの世に生き還り、13人の極悪殺人犯と共に熾烈なデスゲームを繰り広げるお話です。
現職でありながら、殺人犯の命を奪い死刑囚となった和。彼女は殺人犯を異常なほどに憎み、この世からあらゆる殺戮を排除しようと考えているようですが、何か理由があるのでしょうか。
和と凶悪殺人犯のゲームの行方が気になります!
漫画『絶対悪の怪物』のあらすじと登場人物
あらすじ
現役警察官でありながら23人もの殺人犯を惨殺し、死刑を言い渡された和。
しかしある日気が付くと、和は見知らぬ少女・レシィーに呼び戻されていました。
戸惑う和に“デスゲーム”に選ばれた事を伝えたレシィーは、13人の死者が蘇り“生き還り”をかけた戦いを繰り広げるというルールを説明。
最初は気乗りしなかった和ですが、参加者全員が凶悪殺人犯だと聞き目を輝かせていました。
ゲーム開始前に和の切り札となる“魔弾”を手渡したレシィー。
この魔弾は百発百中の強力な拳銃ですが、上限は5発しかありません。
他の武器を調達するため生前関りのあった拳銃ブローカーを尋ねた和は、参加者の一人で凶悪殺人犯・神原家リーダーの神原珠美と対面して…。
登場人物
- 梟木和(ふくろうぎのどか)
この物語の主人公で、元巡査部長。警察官でありながら殺人犯23人を殺害し、死刑判決を受けた極悪人。
- レシィー
和をデスゲームに参加させた謎の少女。“囚獄人”であり和のパートナー。
- 劉(リュウ)
マフィアの一員で銃のブローカー。生前の和に銃を斡旋していた。
- 楊(ヨウ)
劉と共に銃のブローカーをしている男。劉とは幼馴染で大親友。
- 神原珠美(かんばらたまみ)
強盗一家“神原家”のリーダーで、欲望のためならどんな犯罪も厭わない極悪人。
- 古高茜子(ふるたかあかね)
60年代後半に200件以上の事件を起こした連続放火犯。己の境遇を嘆き、幸せな家族を妬む歪な性格の持ち主。
『絶対悪の怪物』1巻のネタバレ感想と見どころ
デスゲーム始動
このお話の主人公は、現役警察官でありながら殺人犯23人を惨殺し死刑囚となった和。
死刑執行されたはずの和が生きているという現実に驚きましたが、どうやら彼女はり“生き還り”を賭けたデスゲームに参加させられたようですね!
最初は乗り気ではなかった和ですが、13人の参加者全員が極悪殺人鬼だと聞き態度が一変。
上限5発の一撃必中の“魔弾”を与えられた和は、裏社会に住む銃のブローカー・劉に接近し新たな銃を手に入れようとしますが、まさかそこで強盗一家のリーダー・神原珠美に遭遇するなんて…!
劉が既に殺されていた事には驚きましたが、殺人犯を憎む和が見逃すはずもありません。
さらに珠美もデスゲームの参加者だと分かり、激しい銃撃戦に引き込まれました!
珠美だけでなく他の家族も蘇っており、しかもいくら銃を打ち込んでも死なないゾンビのような体質にゾクゾク…。
戦う理由
見事“神原家”を倒した和とレシィーは次のターゲットを探しに移動。
百発百中の“魔弾”を手に入れた和は無敵かと思われていましたが、5発使い切ったら死ぬという“死の呪い”がかけられている事が判明し驚かされました!
和が最初の説明を聞かなかったのが悪いですが、大事な話は無理にでも教えて欲しいところです。
これからレシィーと共にデスゲームを乗り越えるため、和は彼女が本当に信頼できる人物か確かめる事に。
デスゲームで戦う理由を尋ねた和に、レシィーは失くした記憶を取り戻そうとしている事を打ち明けます。
和は“世界中の殺人犯を排除するため”そしてレシィーは“デスゲームに勝ち失くした記憶のヒントを探るため”。
それぞれの目的のために戦う二人を応援したくなりました!
信頼関係で結ばれた二人は、次のターゲットを発見。
次のターゲットは連続放火犯で、既に7人もの犠牲者が出ています。
放火魔との戦い
これまで放火された家の表札に、家族全員の名前が記されている事に気付いた和。
町内で条件に合う邸宅を張っていた和は、見事ターゲットの古高茜子を見つけます。
茜子は生前200件以上の放火事件を起こした凶悪犯ですし、このまま野放しにはできません。
オドオドした性格の茜子はパートナーの言いなりで、まんまと雑木林におびき寄せられてしまいます。
不幸な生い立ちを嘆き幸せな家族を妬む気持ちは分かりますが、だからといって殺していい理由にはなりませんよね。
身勝手な理由で殺された家族の無念を晴らすように、パートナーもろとも打ち抜く和がカッコ良すぎました!!
1巻の見どころ
普段はのほほんとした掴みどころのないキャラクターですが、殺人犯が絡むと別人のように変貌するところが面白いです!
決して凶悪犯を許さず、相手がどんな事情を抱えていても容赦なく殺害する姿にゾクゾク…。
元警察官としての知識や圧倒的な射撃テクニックを生かしたバトルも見どころの一つ。
和が何故ここまで殺人犯を憎むのかが、最も気になるポイントとなっています!
『絶対悪の怪物』の最終回結末を考察!
考察①:和とレシィーがデスゲームで優勝する
“全ての殺人犯を世界から排除する”という目的を持ち行動している和。
デスゲーム参加者は凶悪犯ばかりですし、最終的に目的を果たし優勝すると思います。
レシィーも失った記憶を取り戻すためにゲームに参加していますし、最後には全ての記憶を取り戻すのではないでしょうか。
考察②:和が死ぬ
和の最大の武器“魔弾”は今の時点で残り3発。
最後のターゲットとの戦いで全ての弾を使い果たし、命を失うと予想しています。
優勝と引き換えに命を失ってしまうなんて皮肉ですが、和はある意味生きていては危険な人物なので、これも運命ではないでしょうか。
まとめ
『絶対悪の怪物』について紹介しました。
現役警察官でありながら、23人もの殺人犯を惨殺し死刑囚となった和。
しかし死んだはずの和は呼び戻され“デスゲーム”に参加させられる羽目になります。
デスゲームの参加者は、和を筆頭にたくさんの人の命を奪った凶悪犯ばかり。
パートナーのレシィーと共に世界中の殺人犯を排除すべく戦いを挑む和ですが、果たして目的を果たせるのでしょうか。