奇跡的に死刑を免れた女子大生の爽。元死刑囚として生きていくことになった爽ですが、普通の暮らしなんて夢のまた夢…。世間は爽のこと「殺人犯」だと目の敵にします。
しかし昔から爽のことが大好きな樹は、親や世間を敵にしてでも彼女を守りぬくと決意して…。
漫画『元死刑囚でも私を愛してくれますか?』1巻のあらすじ【ネタバレなし】
主人公の樹(いつき)は、幼馴染の桐谷爽(きりたにさわ)のことが好きでした。
しかし、その想いを伝えることが出来ず、爽は東京の大学へ行ってしまいます。
それからしばらくして、樹はテレビのニュースで爽が殺人事件の犯人として逮捕されたことを知ります。
その3年後、爽の死刑が確定し、樹は絶望してしまうのです。
初恋の相手が死刑囚となり、無気力となった樹。
以来何もする気が起きず、引きこもり同然の暮らしを送っていました。
ところがある日、死刑になったはずの爽が、樹の目の前に現れたのです。
いったい何が起きているのか…状況が全く理解できません。
実は爽の死刑は実行されたのですが、途中でロープが切れて奇跡的に生き残ることができたのです。
爽の扱いに困った国は、戸籍上から爽の存在を抹消し、死刑は執行されたものとします。
事実上自由の身になった爽ですが、世間からすれば爽が殺人犯だということには変わりません。
そんな彼女に行く当てなどあるはずもなく、樹を頼ってきたのだといいます。
彼女のことが大好きな樹は、世の中の全てを敵に回してでも爽を守ると決意して……。
1巻の後半は、見逃せない展開となっていますので、ぜひその目でご確認ください。
『元死刑囚でも私を愛してくれますか?』1巻の見どころ
衝撃的な設定
主人公の幼馴染である爽が、死刑執行中に奇跡的に生還し、法的には「死亡扱い」となるという独特な設定が見どころとなっています。
社会からの迫害
法的には「いないもの」とされた爽ですが、裏を返せば殺されようが何をされようが国は関係ないということになります。
ですので、人権を失ってしまった彼女は、世間から批難を浴びせられたり、暴行されたとしても何も言えないのです。
この過酷な状況が、物語に深いドラマ性を与えています。
愛のために
主人公が世間を敵に回してでも「大好きな爽を守ってあげたい」という強い愛情が描かれており、一味違ったラブストーリーに魅了されること間違いなしです。
『元死刑囚でも私を愛してくれますか?』1巻を読んだ感想
なに?この面白い作品
恋焦がれていた幼馴染が突然死刑囚となり、刑が実行されたかと思うとロープが切れてまさかの生還。全てを敵にしてでも元死刑囚の彼女を守ろうと奮闘する主人公のお話…。
もうこの設定が最高ですよね!
こちらの作品は広告で知ったのですが、読んで大正解でした。久々にこんな面白い作品と出会えた私は幸運ですね。現時点(2024年7月)では、まだ1巻しか配信されていなので、続きが待ち遠しいです。
コミックフェスタで先行配信される漫画は、基本どれも面白い作品ばかりなので、毎回欠かさずチェックしていますが、今回の作品も大当たりでした♪
大学で何があった?
殺人犯となってしまった爽ですが、大学でいったい何があったのでしょうか?
個人的には、爽が殺人犯になってしまった理由が気になりました。普通にいい子そうなので、実はサイコパスだったなんてことは考えられませんよね。
取り返しのつかないことをやってしまったことには変わりませんが、殺害動機や被害者は誰なのか、不明だったので、のちに明かされることを期待します。
ともあれ、これから二人には様々な障害が待っていることでしょう。それをどうやって乗り越えていくのか注目していきたいと思います!