今回紹介する『彼女のエンドロール~さよならまであと半年~』は、余命半年を宣告された地味女・真が、金で買ったヒモ男と最初で最後の恋をするピュアラブストーリーです。
真面目で節約家の真が選んだのは、女に寄生しながら生きる正真正銘のクズ男・神葛!
真は人生を賭けたラストラブを満喫できるのでしょうか。
漫画【彼女のエンドロール~さよならまであと半年~】の作品情報
- 作者:四ツ原フリコ
- ジャンル:女性漫画
- 出版社:シーモアコミックス
- レーベル:恋するソワレ
漫画『彼女のエンドロール~さよならまであと半年~』は、「家政夫のナギサさん」の四ツ原フリコ先生が描く話題作!
余命僅かな独身女性が最初で最後の恋をするために人生崖っぷちのクズ男を拾い、最後の青春を謳歌する物語です。
孤独な二人が出会い心を通わせていく姿に“この時間が永遠に続いて欲しい”と願わずにはいられません。
真が命の期限を迎える頃、二人の関係がどう変化しているのか気になってしまいます!
彼女のエンドロール~さよならまであと半年~のあらすじを簡単に解説!
真面目女子とクズ男の出会い
見た目の良さを武器に、女性に寄生しながらヒモ生活を謳歌していた神葛来(かみくずらい)。
ある日、寄生先から追い出された神葛は、お金も泊まる場所もなく途方に暮れていました。
そんな神葛に声をかけて来たのは、通りすがりの地味女・鰐口真(わにぐちまこと)。
半年間600万円の契約で恋人になって欲しいと言われた神葛は、呆れながらも応じるのでした。
真の事情
真のアパートに案内された神葛は、狭い部屋での質素な暮らしにドン引き。
さらに節約を重ねて貯めた貯金を、見ず知らずの自分に託そうとする理由を尋ねます。
すると真は、神葛なら“贅沢の仕方”を教えてくれると思ったからだと発言。
さらにこれまでの人生で恋人もおらず恋愛をした事もないと打ち明けると、一度だけでいいから恋愛してみたいと考えたと言います。
重すぎる理由に呆れながらも、こんなにも簡単に600万円が手に入るのなら最高だと考えた神葛は承諾する事に。
その後、ぐっすりと眠る神葛の寝顔を眺めながら、真は余命宣告を受けた時の事を思い出していて…。
彼女のエンドロール~さよならまであと半年~1話から3話まで読んだ感想(ネタバレ注意)
真の願い
余命半年を宣告された真面目女子・真が、懸命に貯めた貯金でヒモ男を買い最初で最後の恋をするという内容に興味を惹かれました!
見ず知らずの男を金で買うなんてドン引きしてしまいますが、あと半年しか遺されていない真にとっては吟味する時間もないのでしょう。
とはいえお相手の神葛は女性に寄生する正真正銘のクズヒモ男ですし、こんな男が一世一代の恋の相手でいいのかと考えてしまいます。
事情を知らない神葛は“楽にお金がもらえてラッキー”としか考えておらず、このままでは恋をする間もなく無駄に消費されてしまう可能性も…。
正反対の二人が、半年の同居生活を通してどう成長していくのか気になります!
初デート
同居生活二日目、神葛の衣服が無い事に気付いた真は買い物に行く事に。
洋服代ぐらい手付金から買わせればいいのに、真にとっては正反対の相手と買い物に行く事も新鮮なのでしょうか。
思い切り散財する神葛にモヤモヤしてしまいますが、こんな時でも自分の物は買えないところが真らしいですね!
買い物の後は競馬場に直行という、初デートなら絶対にアウトな行き先でも大喜びする真が可愛らしく思えました♪
神葛の過去
ビギナーズラックで見事勝利し、儲けたお金でファミレスディナーを楽しむ二人。
高級店は一人だと入りにくいという真の気持ちも分かりますし、ファミレスにいる人たちが皆笑顔で満ち溢れているという独特の考えに驚かされます。
せっかく二人が打ち解けてきたかと思いきや、やはり真の身体は着々と病魔に侵されている様子…。
長い待ち時間の間に母親から置き去りにされた過去を思い出した神葛は、真に冷たい態度を取ってしまいます。
女性に寄生しながらもトラウマを抱える神葛が可哀想になりましたが、真なら彼のトラウマを消し去る事ができるかもしれませんね!
これまでのストーリーから最終回・結末を考察!
真に遺された時間はあと半年ですが、神葛が最後まで寄り添ってくれると思います。
神葛は母親に捨てられたトラウマから、心の底では女性を毛嫌いしている様子です。
しかしそれは自分に近付いてくる女性に下心があると感じるからで、無償の愛を与えてくれる真は例外。
半年間の同居生活を通して信頼関係を築いた二人は、最後まで添い遂げるのではないでしょうか。
読者としては真の身体に奇跡が起こる事を願いたいですが、現状では難しそう…。
もし真と別れたとしても、生まれ変わった神葛なら真っ当な生き方ができると信じています!
彼女のエンドロール~さよならまであと半年~の見どころ!
正反対の二人が送る共同生活
真面目な真といい加減な神葛は水と油のような存在ですが、正反対の二人が出会い成長していく姿に引き込まれます。
貯金する事しかできなかった真は贅沢の仕方を教えてもらい、女を利用するばかりだった神葛は無償の愛を与えられ、少しだけ心を開きつつありますね。
今のところ二人が恋愛に結び付く様子は見られませんが、共に過ごすうちに燃え上がるような愛が芽生えるのか気になるところです!
最後の時間の過ごし方
真のように若い人が余命宣告されるという悲しい展開に、どうしてもこの先を読むのが怖くなってしまいます。
今はまだ二人が出会ったばかりで真も元気ですが、この先どんどん弱っていくのかと思うと想像するだけで悲しい気持ちに。
目の前で力尽きていく真を前に、自他ともに認めるクズ男だった神葛がどんな行動を起こすのかが気になるポイントとなっています!
二人の別れは怖いですが、真実の愛を知った神葛が人としてどう成長していくのか楽しみです!
まとめ
『彼女のエンドロール~さよならまであと半年~』について紹介しました。
余命半年を宣告された真は、貯金で通りすがりのヒモ男・神葛を買い、最初で最後の恋を経験したいと思うように。
神葛は真の行動に違和感を覚えながらも、少しずつ心を通わせていきます。