今回は『Mの後継者』という漫画を読んだので、あらすじや感想をご紹介します!
母親を亡くし、絶望の淵に立たされた主人公。しかし、そこで明かされたのは、彼が実は大企業の社長の息子であるという事実だった。
後継者となるために、様々な試練を乗り越え、成長していく主人公。これまでやられる側だった主人公が、どのように変貌を遂げるのか見逃せない展開となっています!
漫画【Mの後継者】について
作者 | 池上ナオ、中津功介 |
ジャンル | 青年漫画 |
出版社 | グループ・ゼロ |
レーベル | ゼットコミックス |
作品情報
原作・中津功介先生、作画・池上ナオ先生による漫画『Mの後継者』は、どん底から這い上がる主人公の姿を描いた青年漫画です。
母親の死という悲劇に見舞われ、絶望の淵に立たされた蒼司。しかし、そこで明かされたのは、彼が日本有数の大企業の社長の息子であるという衝撃的な事実でした。
その日を境に180度人生が変わってしまった蒼司は、これからどうなってしまうのでしょうか…。
見どころ
- どん底からの逆転劇
母親の死、貧困、そして自殺未遂。蒼司の人生はどん底に突き落とされますが、実の父親が現れたことで一変。なんと大企業の跡取りに!?
- 地位という力
父親の会社の跡を継ぐことで、蒼司は「地位」という強大な力を手に入れます。この力が、彼の人生にどう影響するのか、注目です。
【Mの後継者】ネタバレあらすじ!
1話:蒼司の葛藤と決意
病を抱える母親と貧しい暮らしを送る黒部蒼司は、母親の治療費を稼ぐために必死に働いていた。しかし、職を失い、母親の病状は悪化の一途を辿る。藁にもすがる思いで闇金に手を出すも、母親は他界してしまう。
全てを失い絶望した蒼司は自殺を決意するが、そんな時、絶縁状態だった父親から呼び出される。そこで初めて、父親が日本有数の大企業の社長であることを知らされる。跡継ぎの話を持ちかけられるが、母親を裏切った父親の申し出を一度は拒否した。
しかし、地位というものが持つ力を痛感した蒼司は、再起をかけて父親の跡を継ぐことを決意する。
2話:後継者になるための一歩
母親の葬儀を行うことを条件に、蒼司は父親の会社を継ぐことを約束した。そうして貧乏暮らしから一変、高級マンションでの生活を手に入れた蒼司だが、浮かれる暇はない。まずは後継者になる一歩として、早くも試練が訪れるのであった。
蒼司が後継者になるまでの道のりは長そうですね。とはいえ、覚悟を決めた彼ならきっと成し遂げてみせるでしょう。
また、蒼司の唯一の理解者である篠崎なぎさとの今後も気になるところです!
3話:復讐劇の幕開け
童貞を卒業し、最初の試練をクリアした蒼司。次に藤堂から与えられた試練は「復讐」だった。
これまでやられる側だった蒼司が急に力を持てば、狂ってしまうと藤堂は言う。だから、復讐を先に済ませ、クリーンな状態で会社に入るよう指示した。
悩んだ末、復讐のターゲットに以前勤めていた会社の女上司を選んだ蒼司だが、どうしても躊躇ってしまう自分がいた。しかし、蒼司の心の奥底にある黒い感情が復讐心を奮い立たせて…。
考察【Mの後継者】の最終回結末は?
これまで地獄のような人生を送ってきた蒼司ですが、ひょんなことから大企業の跡取りに。まだ実感がわかない蒼司ですが、実際に地位を手に入れた時、彼にどんな変化をもたらすのか、それこそ最大の見どころではないでしょうか。
使用人の藤堂が言うように、何の取り柄もなかった人間が突然地位を持てば、どうなるかは想像できますよね。そこで、ポイントとなるのが、地位を手に入れた蒼司が破滅するか否かです。
一件、ひ弱そうな蒼司ですが、黒い一面を持っていました。使用人の藤堂はそれを危険視しているようですが、彼の黒い一面が吉と出るのか凶と出るのか…。最終的にはそこがポイントになると思います!
【Mの後継者】を読んだ感想
蒼司の境遇に胸が締め付けられました。母親の治療費を稼ぐために必死に働くも報われず、絶望の淵に立たされる蒼司。
そんな彼に、まさかの展開が待っていました。絶縁状態だった父親が実は大企業の社長だったなんて、想像もしていませんでした。
2話では、蒼司が後継者になるための第一歩が描かれました。高級マンションでの暮らしに戸惑いながらも、覚悟を決めた蒼司。彼の成長を応援したくなります。
なぎさとの関係も気になりますね。彼女は蒼司にとって、心の支えとなる存在なので、今後も二人の関係がどう変化していくのか注目したいです。
そして3話では、ついに復讐劇が幕を開けました。これまでやられる側だった蒼司が、今度は復讐する側に回る。その心の葛藤が、手に取るように伝わってきました。
藤堂の言葉は、蒼司の心の闇を増幅させ、復讐心を掻き立てます。女上司をターゲットに定めたものの、躊躇する蒼司。しかし、心の奥底に潜む黒い感情が、彼を復讐へと駆り立てるのです。