今回紹介する『最後の返事は私のものです!』は、亡き両親が遺した商団を存続させるために年初めの占いを頼りに生きてきたミルアが、奇妙な呪いのせいで顧客の一人・デイラ公爵とクスっと笑える攻防戦を繰り広げる物語です。
主人公のミルアがかかったのは、一年もの間会話やメッセージの最後を絶対に自分が終えなければ石化してしまうとんでもない呪い!
丁寧で紳士的なデイラ公爵はもはや天敵と化してしまいましたが、ミルアは生き延びる事ができるのでしょうか。
漫画【最後の返事は私のものです!】について
作品情報
漫画『最後の返事は私のものです!』は、aritang先生原作・CUMIN先生作画の作品で、めちゃコミックにて独占先行配信されています。
年に一度の占いを楽しみにしていた主人公が、奇妙な呪いにかかったせいで紳士的な公爵と“最後の一言”を賭け熾烈な争いを繰り広げていくドタバタラブコメディー。
呪いの詳細を第三者に伝える事は禁じられており、言いたいのに言えないミルアのもどかしさが伝わり笑ってしまいます。
お相手のデイラ公爵は仏のように広い心を持つ善人ですが、ちょっと天然で何度も返信を繰り返してしまうところも憎めません。
もはや天敵同士となった二人が恋に発展するのかも楽しみです!
登場人物
- ミルア・ヘクセン
亡き両親から受け継いだ財団を、メッセンジャー機の発明で急成長させたやり手経営者。年に一度の占いを楽しみにしていたが、奇妙な呪いにかかってしまう。
- ユーリスク・デイラ公爵
魔法使いの家門に生まれながら剣の扱いにも慣れた実力派。誠実な上に丁寧すぎる性格で、少し天然なところが玉に瑕。
- 占いのおばあさん
新年祭でフォーチュンクッキーを売っている占い師。正確な占いでミルアの商団を成功に導いたが、実はとんでもない秘密があって…。
- じいや
幼い頃からミルアを見守る忠実な家臣。暴走しがちなミルアを諌めるお茶目な人物。
- リリー
孤児として生まれミルアの両親に引き取られた幼馴染で、ヘクセン家のメイド。病弱で毎年冬には療養していたが、実は膨大な魔力を秘めていた。
- レイバン卿
デイラ公爵に仕える騎士。挙動不審なミルアを警戒している。
- 魔法情報屋の女社長
トリックスターの呪いにかかり、子供の姿をしている。デイラ公爵の師匠。
【最後の返事は私のものです!】1話~10話までのネタバレあらすじ!
1話~5話:呪われた一年の幕開け
このお話の主人公は、17歳で両親を亡くし莫大な遺産と商団を引き継いだミルア。
生前の両親と出かけた新年祭で引いたフォーチュンクッキーの占い内容が正確だと気付いたミルアは、それ以来毎年占い師の元を訪れるようになります。
それから5年間は不運が続きましたが、22歳になった年ついに“成功する”との結果が。
占いを信じたミルアは全財産を投資し、中世では画期的なメッセンジャー機・カタカタを発明し、巨額の富と共に伯爵の爵位まで受け取るのでした。
23歳になったミルアがいつものように新年祭を訪れると、今年も幸運が訪れるとの記載が。
同時に新しく始めたおみくじを引いたミルアですが、そこには自分が最後の返事をするよう指示されていました。
そんな中、屋敷に戻ったミルアの元にデイラ公爵からの大量注文が舞い込みます。
丁寧で礼儀正しいデイラ公爵と一連のやり取りを終わらせたミルアですが、最後の一言を奪えなかったせいで石化する呪いが発症してしまい…。
6話~10話:終わらない戦い
呪いについての情報を掴むため魔法情報屋を訪れたミルアは、呪いをかけたのが強大な力を持つ魔法使い・トリックスターだと知り驚きます。
さらに店内で“最後の一言を巡る攻防戦”を繰り広げた人物=デイラ公爵だと判明し、恥ずかしさのあまり塞ぎ込んでいました。
それから数日後、カタカタでデイラ公爵とやり取りをしていたミルア。
デイラ公爵が慈善パーティーに参加すると知ったミルアは頭を抱えながらも、幼馴染でありメイドのリリーとの再会を喜んでいました。
パーティーでは石化を避けるために一人ずつ挨拶をしていたミルアですが、いよいよデイラ公爵と対面する羽目に。
またも二人は最後の一言を巡る争いに突入し、ミルアは不自然な態度をとってしまいます。
なんとか最後の一言を勝ち取ったミルアはパーティーの目玉である沈黙オークションへと向かいますが、そこでリリーを巻き込んだとんでもない事件が発生して…。
この作品の見どころは、ミルアとデイラ公爵の攻防戦!
呪いについて打ち明けてしまえば簡単なのに、それができないミルアが最後の一言をゲットしようとする姿が面白いです!
デイラ公爵の丁寧すぎる性格のせいで会話が延々と繰り返される羽目になり、不審人物と化すミルアに大爆笑♪
ミルアから“返信人間”と揶揄されるミルア公爵も爆笑ポイントの一つとなっています!
【最後の返事は私のものです!】11話~最新話までのネタバレあらすじ
第11話~第12話:気になる人
デイラ公爵がリリーを襲っていると勘違いし、壺を投げつけ負傷させてしまったミルア。
誠心誠意謝罪するミルアを許したデイラ公爵ですが、レイバン卿は納得できません。
それどころかデイラ公爵は最初から怒りなどなく、いつも一生懸命なミルアを可愛らしいと思い始めていました。
一方、彼の優しさに触れたミルアは、デイラ公爵の事が気になり仕事も手に就きません。
じいやの反対も聞かずメッセージを送ったミルアですが、夜になっても返事がなく落ち込みます。
その夜、デイラ公爵から食事に誘われたミルアは大喜びして…。
第13話~第14話:食事デート
魔法情報屋を訪れ、師匠と対面していたデイラ公爵。
そこでトリックスターについての調査に進展がないと知ったデイラ公爵は、ミルアの依頼について聞き出そうとしましたが、本人に聞くよう諭されてしまいます。
それから数日後、デイラ公爵から食事に誘われたミルアは、少しおめかししてレストランへ。
いつも以上に魅力的なデイラ公爵との会話を楽しんでいたミルアですが、窓際に占い師の姿を見つけ、会話を中断し外へ飛び出してしまいます。
路地裏でおばあさんを見つけたものの追いつけず、見失ったミルア。
しかしデイラ公爵との会話で返事をしていなかったせいで石化してしまい…。
第15話~第16話:守りたい
なかなか戻らないミルアを探しに出かけたデイラ公爵は、禍々しいマナの渦を見つけます。
慌てて渦の方へと向かった彼は、石像と化したミルアの姿を発見。
すぐに石化は解けたものの、自分のせいで彼女を危険に巻き込んでしまったと勘違いしたデイラ公爵は、医者に診せるため公爵家へと運びました。
その後、じいやから一連の流れを聞いたミルアが驚く中、危険な目に遭わせてしまった事を謝罪するデイラ公爵。
これ以上彼女を危険な目に遭わせたくないデイラ公爵は、ミルアを守らせて欲しいと訴えて…。
考察【最後の返事は私のものです!】の最終回結末はどうなる?
ミルアにかかった呪いが解ける
占い師に扮したトリックスターのせいで、とんでもない呪いにかかってしまったミルア。
自分のせいでトリックスターに狙われたと勘違いしたデイラ公爵と行動を共にする羽目になったミルアですが、このまま一年経過し自然と呪いが解けると予想しています。
返信中毒者であるデイラ公爵との攻防戦が一年間も続くのかと思うと先が思いやられますが、うまくやり過ごすのではないでしょうか。
ミルアとデイラ公爵が相思相愛になる
最悪の出会いを経て、気になる存在へと進化したミルアとデイラ公爵。
二人にはトリックスターを見つけるという共通の目的がありますが、これも何かの縁だと思います。
元々トリックスターは二人を結びつけるためにわざと呪いをかけたのでは…?
トリックスターが恋のキューピッドとなり、二人が永遠の幸せを手に入れると予想しています♪
まとめ
『最後の返事は私のものです!』について紹介しました。
毎年恒例の新年祭で、信じていた占い師に”会話の最後を取らなければ石化する呪い“をかけられてしまったミルア。
顧客の一人・デイラ公爵との会話の攻防戦を経たミルアは、次第に彼が気になる存在となっていきます。