『身代わり婚の処方箋~製薬王は孤独な花嫁を溺愛する』は、両親を亡くして以来叔父の元で冷遇されていた元華族令嬢・朱弥子が、叔父の娘の身代わりに黒い噂の絶えない製薬会社社長・黒田日出鶴の花嫁となり幸せを手に入れるお話です。
“怪物”と呼ばれる日出鶴ですが、実は気遣いのできる優しい男性だと判明。朱弥子との接点や二人の恋の行方が楽しみです♪
漫画『身代わり婚の処方箋~製薬王は孤独な花嫁を溺愛する
』はどんな作品?
作者 | 陽香 |
ジャンル | 女性漫画 |
出版社 | めちゃコミックオリジナル |
レーベル | Comic miw |
作品情報
この作品は、「推しのち上司、に溺愛されて」で有名な陽香先生の作品で、めちゃコミックにて独占先行配信されています。
両親亡きあと冷遇されていた主人公が“怪物”と呼ばれる製薬会社社長に溺愛され幸せを手に入れるシンデレラストーリー。
冷遇され自信を無くした朱弥子が、黒田家の人々の優しさに触れ人間らしさを取り戻していく展開に癒されます。
また、朱弥子の初恋の相手“キャラメルの男の子”と日出鶴はどこか似ているような…?
日出鶴はあの時の少年なのか、そして朱弥子の事を覚えているのかも気になります!
あらすじ
国家転覆を目論んだスパイとして“犯罪者”と呼ばれる両親の元に生まれた朱弥子。
しかし、5年前に両親が事故死し叔父の元に引き取られた朱弥子は、使用人以下の扱いを受け冷遇されていました。
そんな朱弥子にとっての拠り所は、幼い頃に出会った“キャラメル色の髪をした男の子”。
彼と過ごしたのは一日だけでしたが、彼にもらったキャラメルの包み紙は今でも朱弥子の宝物でした。
ある晩、結婚を控えた叔父の娘・珠子が逃げ出したせいで、朱弥子は身代わりとして黒田日出鶴の花嫁となります。
“怪物”と噂される日出鶴ですが、実際に会った彼はとても優しい人で…。
見どころ
この作品の見どころは、日出鶴の優しさに惹かれていく朱弥子。
日出鶴は黒い噂に反し優しい青年ですし、朱弥子が惹かれる気持ちにも共感できます。
しかも朱弥子の心の拠り所である”キャラメルの男の子“と日出鶴は瞳の色が同じ!
今の日出鶴は髪の色こそ違いますが面影が残っていますし、本当にあの男の子と同一人物なのかが一番の注目ポイントとなっています!
『身代わり婚の処方箋』1話~4話までのネタバレ感想
地獄のような日々
5年前に両親を亡くし、叔父の家に引き取られた朱弥子。
叔父の娘・珠子は華族令嬢としてもてはやされていますが、金遣いの荒い性悪女です。
そんな珠子に虐められながらも、泣き言一つ言わず健気に生きる朱弥子が可哀想でいたたまれなくなりました…。
朱弥子にとって初恋の男の子の存在が心の支えでしたが、再会を約束したのに未だに会えていません。
救いのない展開が続きますが、朱弥子に平穏な日々は訪れるのでしょうか。
黒田家への嫁入り
珠子は製薬会社の社長・黒田日出鶴との縁談が決まっていましたが、怪物と呼ばれる彼に恐れをなし逃亡。
結婚前夜に逃げ出す珠子にも腹が立ちますが、多額の結納金欲しさに朱弥子を身代わりにする叔父も相当なクズですね…。
黒田家に嫁入りした朱弥子が不幸になりそうで心配になりましたが、黒田家の人々は予想に反し優しい人ばかりで安心しました!
朱弥子のやせ細った身体を見た日出鶴は、開口一番に“脱げ”と命令。
おそらく朱弥子の健康状態を案じて発した言葉だと思いますが、日出鶴の本音が気になってしまいます!
『身代わり婚の処方箋』5話~10話までのネタバレ感想
5話の感想:価値のない身体
突然“脱げ”と言われ焦る朱弥子をよそに、日出鶴の失言を責め立てる使用人のちえが面白いです!
予想していた通り日出鶴は朱弥子の健康状態を案じていた事も判明し、皆の優しさに嬉しくなります。
とはいえ心配される事になれていない朱弥子は、月のものがきていないせいで子を産めない価値無しの身体だと勘違い。
朱弥子の場合は年齢的なものと栄養状態が関係していると思いますが、この家に置いてもらおうと必死な朱弥子に心が痛みました…。
6話の感想:久しぶりのご馳走
たくさん食べて寝るよう命じられた朱弥子は、ちえに促され美味しい夕食を堪能。
両親が居た頃を思い出した朱弥子は涙ぐんでしまいますが、これまでの悲惨な生活を思うと他人の優しさが心に沁みますね。
しかし、この5年間質素なものばかりを口にしていた朱弥子にとって、突然のご馳走は負担になり倒れてしまう羽目に。
状態を案じた日出鶴と共に朝食をとる事になった朱弥子ですが、どうしても初恋の男の子と重なりドキドキしてしまいます。
あの男の子と日出鶴では髪の色が全く違いますが、二人は同一人物なのでしょうか。
7話の感想:役に立ちたい
昨夜とは違い消化に良い朝食を準備され、難なく完食した朱弥子。
実はこの朝食は日出鶴が考えたものだと分かり、不愛想な見た目に反する優しさに嬉しくなります。
表情の乏しい日出鶴は感情が分かりづらいですが、ちえ曰く喜んでいるとの事!
昼寝までしてしまった朱弥子は申し訳ないと思ってしまいますが、黒田家の人々にとっては彼女の健康が一番なのでしょうね。
少しでも日出鶴に恩返ししたい朱弥子は、海外からの来客に流暢な英語で対応。
珠子の捨てた外国の本で勉強したそうですが、自主勉でここまで上達するなんて凄すぎます!
最初は身代わりとして黒田家にやって来たものの、朱弥子にとって居心地の良い場所となりそうで安心しました!
8話の感想:日出鶴への疑惑
日出鶴と夕食をとりながら、食後にすぐ眠気に襲われてしまう事を打ち明けた朱弥子。
咎められる事を覚悟していた朱弥子ですが、怒るどころか栄養状態が良くなったからだと喜ぶ日出鶴が素敵です!
しかもちえに背中を押された日出鶴は、時間のある時だけ朱弥子のリハビリを兼ねて庭を散策する事に。
散策をしながらキャラメルを手渡した日出鶴は初恋の男の子と完全一致しているように見えましたが気のせいでしょうか?
9話の感想:同一人物?
初恋の男の子と日出鶴に貰ったキャラメルの包み紙を見比べながら、二人が同一人物だと疑い始めた朱弥子。
同時に朱弥子は日出鶴の事をもっと知りたいと思い始めていますし、これはもう恋ですよね♪
しかし謙虚すぎる朱弥子はフカフカのベッドではなく床に布団を敷いた状態で寝てしまい、ちえと日出鶴に咎められる羽目に。
身代わりとして来た得体の知れない花嫁を大切にしてくれるなんて、黒田家の人々の優しさに胸が熱くなりました!
10話の感想:急接近
新薬の成功を祝い、ほろ酔い状態で帰宅した日出鶴。
お酒の勢いも手伝って、朱弥子の寝室に侵入する日出鶴にドキドキ…。
またも床で寝ている朱弥子に呆れた日出鶴はお姫様だっこでベッドへと運びますが、寝付くまで監視するという過保護ぶりに失笑してしまいました。
しかし監視された状態で眠れるはずもなく、うとうとし始めた日出鶴を見かねた朱弥子は自室で休むよう促します。
このまま自室に戻るのかと思いきや、寝ぼけた日出鶴が朱弥子のベッドに潜り込む展開に大興奮!
間違いが起こる事はありませんでしたが、急接近する二人の姿に胸キュンでした♪
【考察】『身代わり婚の処方箋』最終回結末はどうなる?
日出鶴の正体が判明する
“怪物”と恐れられながらも、製薬会社を拡大させたやり手社長・日出鶴。
今でこそ冷酷で人を寄せ付けない雰囲気を持つ日出鶴ですが、優しさは健在ですし、朱弥子の初恋の男の子と同一人物だと予想しています。
きっと日出鶴自身もキャラメルを常備しながら、朱弥子との再会を待ち望んでいたのではないでしょうか。
朱弥子と日出鶴が本物の夫婦になる
珠子の身代わりとして黒田家に嫁いだ朱弥子。
しかし金遣いが荒く性悪な珠子よりも謙虚で聡明な朱弥子の方が日出鶴の妻に相応しいですし、このまま添い遂げると思います。
朱弥子は既に惹かれ始めていますが、日出鶴も共に過ごすうちに虜になっていくと願いたいです!
まとめ
『身代わり婚の処方箋~製薬王は孤独な花嫁を溺愛する』について紹介しました。
両親亡き後叔父の養女となり、虐げられてきた朱弥子。
叔父の娘の代わりに“怪物”と呼ばれる日出鶴の花嫁となった朱弥子は、彼の優しさに触れ健康と明るさを取り戻していきます。