『消えた花嫁は男装の王』は、死んでしまった双子の弟の代わりに王座に就いたリリアーヌが、別れた婚約者・クロードと再会し再び恋に落ちてしまうお話です。
主人公のリリアーヌは亡き弟に代わり王位を継ぐ事になりましたが、国のために全てを諦めるしかないなんて辛すぎます。
一方、婚約者のクロードもリリアーヌを忘れられずにいるようで…?
【ネタバレ】『消えた花嫁は男装の王』の各話あらすじと感想
1話|王の正体
このお話の主人公は、亡き双子の弟・アンリの代わりに王座に就いたリリアーヌ。
王位継承者が亡くなったと分かれば隣国・フォートに脅かされてしまうため、王女として生まれたリリアーヌは男装し“ナーラス国王アンリ二世”として生きる羽目になります。
秘密が漏れる事を恐れた家臣たちから島に幽閉され、女性であるにも関わらず妻を娶るよう命じられたリリアーヌは、息苦しい生活に嫌気がさしていました。
しかも、近々元婚約者であるフォート国皇帝・クロードが来訪する事に。
クロードへの想いを断ち切れずにいるリリアーヌは島に戻ろうとしましたが、ふらついたところを護衛官のマクシムに救われます。
リリアーヌはマクシムを信頼しており、二人の関係を良く思わない周囲からは“男色”だと噂されるように。
何をしても否定される生活にうんざりしたリリアーヌは、幼い頃の事を思い出していました。
クロードから贈られた美しい池を眺めながら “王になんてなりたくない”と本音を漏らすリリアーヌ。
家臣たちが必死に宥める中、マクシムだけはリリアーヌに寄り添ってくれて…。
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1話の感想
国のために犠牲になるリリアーヌが、あまりにも可哀想になりました…。
いくらフォートの支配を免れるためとはいえ、亡くなった弟の代わりに男として生きなければならないなんて、あまりにも辛すぎます。
リリアーヌは元婚約者のクロードの事を今も想い続けていますし、こんな気持ちのまま王として妻を娶るなんて難しいと感じました。
2話|クロードの優しさ
亡くなった王女の名を墓石に刻み、妻だった証拠を残したいと言い出したクロード。
そうすればアンリは正式にクロードの義弟となり虐げられる事もなくなりますが、彼の幸せを願うリリアーヌは受け入れる事ができません。
それでもクロードがかつてのやり取りを覚えてくれていると知ったリリアーヌは感激し、彼の提案を受け入れる事に。
早急にアンリの婚約者を選ぼうとする中、クロードは家臣から彼が“男色”だと聞き戸惑います。
しかしどうしてもアンリの力になりたいクロードは、彼が幸せになる手助けをしようとしますが、自分の正体に気付いてくれない彼に失望したリリアーヌは拒絶。
マクシムを伴い島に帰っていくリリアーヌを見送るしかないクロードでしたが、翌日アンリが塔に軟禁されていると知り憤りを感じて…。
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2話の感想
故人の名を墓石に刻みたいなんて、クロードがどれほどリリアーヌを愛していたかよく分かりますね。
特に、幼い頃の“指輪”にまつわるエピソードが微笑ましくて和みました♪
クロードの気遣いは嬉しいですが、長年婚約者として過ごしてきたのに目の前の相手がリリアーヌだと気付かない彼にモヤモヤ…。
リリアーヌが突き放してしまう気持ちも分かりますし、このまま二人はすれ違うしかないのでしょうか。
3話|新しい生活
翌朝、騒がしい音に違和感を覚えたリリアーヌが塔の入口に向かうと、そこには彼女を迎えに来たクロードの姿が。
アンリが塔に幽閉されていると聞いたクロードは憤ると、一緒にフォートに行こうと微笑みます。
クロードが自分の正体に気付いてくれたと考え期待に胸を膨らませるリリアーヌでしたが、誤解だと分かり落胆。
それでもクロードが、アンリを男子しか通えない“ロイヤルアカデミー”に通わせようとしている事を知ったリリアーヌは喜びます。
クロードの妻となる日のために、必死にフォートの言葉を勉強していたリリアーヌ。
アンリとして生きると決めながらも、クロードへの想いを断ち切れないリリアーヌはフォート国への留学を承諾して…。
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3話の感想
クロードがアンリをフォート国へ連れ去る展開に驚きました!
いくら愛していた婚約者の弟とはいえ、ここまで面倒を見るなんて優し過ぎますね。
しかも、ロイヤルアカデミーといえばリリアーヌが憧れていた場所ですし、絶望的な人生に一縷の望みが出始める展開に心躍りました!
今のところクロードは目の前の王がアンリだと信じていますが、一緒に過ごすうちにリリアーヌだと気付くのでは…?
【考察】『消えた花嫁は男装の王』の最終回結末は?
考察①:リリアーヌとクロードが結ばれる
今はアンリとして生きているリリアーヌですが、いつかクロードが気付いてくれるのでは…。
目の前の人物がリリアーヌだと分かれば、クロードも彼女への想いを抑えられなくなるのではないでしょうか。
最終的には、クロードがナーラスとフォードを統合し、リリアーヌと共に統治していくと予想しています。
考察②:アンリを殺害した人物が捕まる
元気だったアンリが突然亡くなるなんて、何か裏があるように思えます。
国を治める者であれば常に危険に晒されているでしょうし、アンリも何者かに暗殺されたのではないでしょうか。
クロードがアンリを保護しましたし、いつか暗殺者を捕えてくれると信じています。
まとめ
『消えた花嫁は男装の王』について紹介しました。
亡き双子の弟の代わりに王座に就いたのは、王女のリリアーヌ。
かつての婚約者・クロードに想いを馳せながらも、リリアーヌは国のために王として生きる道を選びます。
クロードもリリアーヌを忘れられずにいますし、目の前にいるのにすれ違う二人がもどかしいです!