『妻のはらわた~復讐が二人を別つまで~』29話~30話の感想|復讐の終わり

渉と麻冬が病院に向かった後、川田の罪を責め立てていた武田。

激高した川田が反論する中、突如現れた人物が声をかけてきて…。

川田と武田が親子だったと分かり驚きましたが、彼女が指示に従うのは贖罪のつもりなのでしょうか。

モモジロウ
突然現れた人物は川田の事を知っているようですし、その正体が気になります!
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『妻のはらわた~復讐が二人を別つまで~』29話のあらすじと感想

29話のあらすじ

目を覚ました和弘は、信じられない状況に混乱。

すると、パニックに陥る和弘を見かねた人物が声をかけてきました。

深く被ったフードを取ったその人物の正体は、なんと和弘の母親

取り乱す和弘の言葉を遮ると、これは麻冬の復讐ではないと伝えました。

これは“母さんの復讐“だと告げた母は、日香里が亡くなった日からずっと違和感を覚えていた事を告白。

妹が亡くなったのに嬉しそうな和弘に疑問を持った母は何度も父に伝えましたが、彼は保身ばかりで取り合ってくれなかったと言います。

さらに和弘が笑顔で話しかけてくる度に、憎しみで押しつぶされそうになっていた事を暴露。

消える事のない憎悪に悩まされていた母ですが“家族”と“愛”に固執している麻冬なら真実に辿り着くだろうと考え背中を押して…。

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29話の感想

予想はしていましたが、やはり現れたのは和弘の母親でしたね!

母も日香里の死に違和感を持ち、ずっと和弘を疑い続けていたと知り心が痛みました。

もし当時、父が保身に走らず和弘に然るべき罰を与えていたら。

こんな悲劇が繰り返される事はなかったと思います。

そしてもし和弘が麻冬を裏切る事なく一途に愛を貫いていれば、母も彼を許していたのではないでしょうか。

母は麻冬と和弘の恋を応援していたわけではなく、復讐の駒として利用しようと考えていた事に驚愕です。

モモジロウ
全てが和弘の自業自得ですが、全ての謎が明かされる展開に大興奮でした!
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『妻のはらわた~復讐が二人を別つまで~』30話(最終話)のあらすじと感想

30話のあらすじ

あれから一か月後、入院中の麻冬の病室を訪れた武田は、渉の説明では足りない事を補足しに来たと言います。

あの日、和弘は母親の則子に生き埋めにされ死亡。

さらに則子も現場で自死した事で、一連の事件は“無理心中”として処理されていると明かしました。

麻冬はあくまでも巻き込まれただけで、全ては則子の復讐に他なりません。

自分もただの駒だったと知り唖然としながらも、川田が事件に関与した理由を尋ねる麻冬。

すると武田は、ある日編集サイトの情報提供フォームに、自分を指名するメッセージが送られて来た事を明かします。

送り主は則子で、内容は“和弘が日香里を殺害した証拠を見つけて欲しい”というもの。

自分が指名された理由が分からず訳を尋ねる武田に、則子は彼を捨てた母親の情報を渡す見返りに、復讐を手伝って欲しいと訴えて…。

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30話の感想

ついに全ての復讐が終わり、散りばめられた伏線が回収される展開にゾクゾクしました!

一連の流れは”麻冬の復讐“だと思っていましたが、あくまでもベースにあったのは”則子の復讐“で、麻冬はただ踊らされていただけだと分かり絶句。

和弘を追い詰めるためにジャーナリストである武田の過去を調べ、自分を捨てた母親への復讐と並行させる則子の執念が恐ろしくなります。

和弘にとどめを刺したのは則子でしたが、麻冬自身も彼女が復讐を締めくくるのに最適な人物だと気付いていたようですね…。

最も愛されたかった母親に憎まれ、絶望の中で果てていった和弘はどんな最期を迎えたのでしょうか。

モモジロウ
仄暗い結末となりましたが、麻冬が幸せになれそうな終わり方に大満足でした!!
各話あらすじはこちらから
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