魔法少女といえば、可愛らしい衣装と魔法の力で悪と戦う姿を思い浮かべますよね。
しかし、今回紹介する漫画『制裁の魔法少女』は一味違います。
この作品は、弱者を狙う卑劣な犯罪者に対して、復讐心に燃える魔法少女たちが制裁を下すという、ダークでスリリングな物語なのです。
『制裁の魔法少女』1巻を読んだ感想(ネタバレあり)
弱い者を狙い欲望を満たす卑劣な犯罪者。彼らに鉄槌をくだす、復讐心に駆られた魔法少女たちがいる。彼女らの制裁は可愛いけれど恐ろしい!?
引用元:コミックシーモア
タイトルと表紙に惹かれて本作を読ませていただきました!予想以上に面白かったのでシェアしていきます♪
ストーリーとしては、不運にも犯罪に巻き込まれ命を落とした女の子たちが、のちに魔法少女となり、世の中に蔓延る悪党どもに正義の鉄槌を下していく…というものです。
魔法少女って聞いたら普通は可愛らしいのを想像されるかと思いますが、その可愛らしいイラストからは想像ができないほどダークな内容にビックリ!個人的には良い意味で期待を裏切られました。
ただ…扱っている内容が内容なだけに読み終わったあとは恐怖や絶望を感じる反面、希望といった複雑な感情でした。
無残な死を遂げた女の子たち
最初に登場した魔法少女・桃香早希は、ストーカー男に暴行された末に殺害されてしまいました。
次に登場した魔法少女・柚黄梨紗は、もともとトップアイドルでしたが、○○された末に死亡しています。
どちらとも加害者の男は捕まっていません。今ものうのうと社会で生活しているみたいです。
犯人の自分勝手な考えで、命を失ってしまった女の子たち…。こんなのどう考えても許せませんよね。
それに女の子たちの殺され方があまりも残酷で、読んでいて本当に辛かったです。
魔法少女に与えられた使命
非業の死を遂げた女の子たちは、その後魔法少女として復活…!
自分たちと同じように被害を受けている女の子を救うべく、世の中に蔓延る悪党どもに制裁を加えていきます。
魔法少女には「プゥくん」という可愛らしい相方がついているのですが、プゥくんいわく「犯罪者をたくさん倒せば生き返ることができる」とのこと。
そのため、魔法少女たちは生き返れることを信じて日々犯罪者たちを懲らしめています。
その過程で、彼女たちが死ぬことになった元凶(加害者)が、ラスボスとして立ちはだかる気がしますね!
果たして魔法少女たちは目的を果たし、生き返ることはできるのでしょうか…?
『制裁の魔法少女』の見どころは?
リアルな被害者心理の描写
この作品は、犯罪の被害者の心理がリアルに描かれています。被害に遭った加害者女性たちの悲痛な叫びが丁寧に表現されており、改めて犯罪の恐ろしさを考えさせられる作品となっています。
可愛いイラストと物語のギャップ
その可愛らしい絵柄とは裏腹に、物語自体はとてもダークでシリアスな内容です。また、魔法少女たちの容赦ない制裁方法も見どころとなっています。
魔法少女たちの過去
魔法少女たちはそれぞれに辛い過去を抱えています。その過去とどう向き合い、乗り越えていくのか、彼女たちの今後がとにかく気になります。
また、魔法少女としての使命を果たせば、生き返られるとのことですが、果たしてその願いは叶うのか。そして生き返った際は、過去の辛い記憶も消えているのか、注目したいところです!
まとめ
『制裁の魔法少女』は、弱者を狙う卑劣な犯罪者に対して、復讐心に燃える魔法少女たちが制裁を下す物語です。
可愛らしい外見とは裏腹に、彼女たちの行動は恐ろしくも痛快。正義と復讐が交錯するこの作品は、読者に深い感動とスリルを提供します!