『ドクターチルドレン』１巻を読んだ感想（ネタバレあり）こうたくんの運命は？

見た目はヤンキー、中身は子供より子供という、医者だけど医者らしくない小児外科医・星野櫻子が、類まれなる才能と技術で小さな命を救うため奮闘する！

誰よりも涙もろく子供想いな櫻子に心打たれること間違いなし。感動せずにはいられない一冊となっています！！

『ドクターチルドレン～小児外科医～』１巻を読んだ感想

このお話の主人公は、見た目は金髪ヤンキー、精神年齢は小学生レベルという、全く医者とは思えない小児外科医の星野櫻子。

病院の中でもキックボードに乗るようなデタラメな彼女ですが、実は凄腕の持ち主で、ここぞって時には本当に頼りになる女性です。

タバコを飲み込んでしまったこうた君

そんな彼女のもとに駆け込んできたのは、タバコを誤って飲み込んでしまった男の子・こうた君。

他のことに現を抜かし、我が子をないがしろにした母親がそもそもの原因なのですが、櫻子の適切な処置により、こうた君は事なきを得ます。

しかし、これで一件落着かと思った矢先…突然こうた君の容態が急変。実はタバコ以外にもマグネットボールを飲み込んでしまっていたようで、こうた君は命に危機にさらされてしまうのです。

すぐに緊急手術が行われることになり、その状況に思わず取り乱してしまう母親。錯乱状態の母親に「しっかりしろ」と活を入れる櫻子がカッコよすぎました。

その後、櫻子の卓越したオペにより、こうた君は一命を取り留めます。そして息子の無事に泣いて喜ぶ母親は、息子を救ってくれた櫻子に感謝の気持ちを伝えました。

しかし、そんな母親に対し櫻子はめちゃくちゃ塩対応！！櫻子は医者という立場から母親の前では冷静を装っていたのでしょう。

でも…母親がいないところで、大粒の涙を流してこうた君の無事を噛みしめる櫻子。そんな彼女の姿に、読んでいる私も涙ぐんでしまいました。

また、タバコをあの部屋に置いた張本人（母親の彼氏）は最後までクズでしたね。最後は別れることができてホッとしました！

櫻子の過去

エピソード２では、子供に甘いパパママが登場。娘のももかちゃんはとにかくワガママで、自分の思い通りにならないとすぐにぐずってしまいます。

この日もチャイルドシートを嫌がるももかちゃんに困ってしまった母親は、仕方なく膝に乗せてあげました。

しかし、このあと交通事故に巻き込まれてしまい、チャイルドシートをしていなかったももかちゃんは大怪我を負ってしまいます。

その後、櫻子の病院に緊急搬送され手術を受けたももかちゃんは無事だったのですが、ももかちゃんをチャイルドシートに乗せていなかった両親に櫻子は激怒します。

どうやら櫻子は過去に事故で大切な人を失ってしまったようで、事故の悲惨さを経験した櫻子だからこそ両親の軽率な行動が許せなかったのでしょう。

おそらくその人物は櫻子が医者を目指すきっかけとなった人だと思われます。ですので、櫻子が感情的になってしまうのも分かる気がしました。

また、このエピソードの最後は非常に感動的なものだったので、ぜひみなさんに読んでほしいと思います！！

【見どころ】『ドクターチルドレン～小児外科医～』の注目ポイント！

多様な症例と手術

この作品は、さまざまな病気や外傷が描かれています。それを凄腕の小児外科医・星乃櫻子が人並み外れた手術で小さな命を守ります。

また、手術の方法など詳しく丁寧に書かれており、非常に勉強になりました！！

ユニークな主人公

ヤンキーみたいな外見で精神年齢も小学生レベル。だけど誰よりも涙もろく、手術の腕前も超一流！！

そんなぶっとんだ小児外科医がこの物語の主人公。彼女の個性的なキャラクターがとにかく魅力的です！！

感動的なストーリー

子どもたちの命を救うために奮闘する星乃櫻子の姿勢や成長が描かれており、読者の心を打つことでしょう！

手術を無事に終え泣いて喜ぶ櫻子の姿は、読者に感動を与えてくれます。

まとめ

今回は『ドクターチルドレン～小児外科医～』１巻の感想を紹介してきました。

見た目は全く医者に見えないけど、実は誰よりも子供想いの優しい主人公・櫻子。

最初は包茎の話だったので、ギャグ漫画かなって思いながら読み進めましたが、良い意味で期待を裏切られました！

無邪気でまっすぐな櫻子がとにかく輝いていましたね！

また、大人とは違って、小さな命と向き合うことの大変さや、手術を成功させた喜びを一緒に感じることができました。

今後も櫻子の活躍に期待しつつ読み進めたいと思います♪