『黒妖の花嫁~忌み嫌われた私が冷酷大尉に愛されるまで~』は、人間と夜妖人が共存する世界で、奇妙な容姿のせいで家族から疎まれてきた主人公・郁が、名家の次期当主・昴に見初められ愛を育んでいくお話です。
- シンデレラストーリーが大好物
- 主人公とヒーローの秘密が気になる
- 愛し合う二人の姿が見てみたい
昴はなぜ郁を花嫁に選んだのでしょうか?
また、昴に隠された秘密も気になります!
漫画『黒妖の花嫁~忌み嫌われた私が冷酷大尉に愛されるまで~』の作品情報
作品情報 | |
作者 | 音中さわき、宮之みやこ |
ジャンル | 少女漫画 |
出版社 | ファンギルド |
レーベル | comic スピラ |
『黒妖の花嫁』は、宮之みやこ先生原作の小説を音中さわき先生の美麗なイラストでコミカライズ化した少女漫画で、現在コミックシーモアにて先行配信されています。
郁には普通の人間にはない不思議な力が備わっていますし、その見た目から夜妖人と関りがあるように見えます。
また、郁の夫となる昴にも何らかの秘密がありそうですね!
【ネタバレ解説】『黒妖の花嫁』の各話あらすじ
1話|昴との出会い
このお話の主人公は、人間と夜妖人(やようじん)が共存する大和場帝国に生まれた小山内郁。
幼い頃に母を亡くした郁は継母と義妹・華蓮から使用人の様に扱われながら暮らしていました。
ある日、華蓮と共に買い物に出かけた郁は、名家の次期当主・桐島昴を見かけます。
見目麗しい昴に誰もが目を奪われる中、郁は自分とは無関係な人だと考えていました。
その直後、華蓮が夜妖人にぶつかり転んでしまいますが、誰も彼女の言葉を理解する事ができません。
華蓮が激高する中、郁は夜妖人の言葉を理解すると、彼女の体調を気遣います。
郁の姿を側で眺めていた昴は、彼女に夜妖人と会話する力があると見抜いていました。
その夜、今の生活に嫌気がさし塞ぎ込む郁に、婚約者・綾小路英二の来訪に胸躍らせながら、壊れた帯留めを治すよう命じた華蓮。
言いつけに背き庭に出た郁は、帯留めを探す夜妖人の子供を見つけ手渡します。
しかし、その様子を昴に見られていて…。
郁をまるで物のように扱う家族に腹が立ちました!
誰も味方のいない郁の生活に胸が痛みますが、昴が救い出してくれる事を願いたいです!
2話|契約結婚
小山内家に突如現れた昴は“郁を花嫁として迎えたい”と言います。
驚き戸惑う華蓮たちを制すると、郁の父と共に縁談を進めていきました。
彼女の身を案じた昴は多額の結納金を提示し、今すぐ郁を連れ帰ると宣言。
母の形見の振袖に着替えた郁は見違えるように美しく変身し、誰もが見入っていました。
小山内家を脱出でき喜ぶ郁とは対照的に、自分が選ばれなかった事に憤る華蓮。
一方、郁はこの結婚はあくまでも“契約結婚”で、幸せは期待しないよう昴から釘を刺されます。
もうあの家に戻りたくない郁は、たとえ愛されなくても昴に従おうと考えていました。
その後、桐島家に到着した郁はその立派な佇まいに圧倒されながらも、現当主で昴の祖父・尭明の元に案内されます。
尭明曰く、桐島家が欲しているのは郁の母方・糸原家の血筋であると判明。
しかし、昴と尭明のやり取りから、二人の間には家族としての情がないと察して…。
小山内家を脱出できて安心しましたが、昴に“化け物”の血が流れているというのはどういう意味でしょうか?
また、彼らが糸原家の血を欲する理由も気になります!
3話|昴の秘密
閨で”抱く気はない“と言われ傷付く郁ですが、同時に小山内家での苦労を労われ涙してしまいます。
たとえこの結婚に愛情はなくても、郁はその言葉だけで十分だと考えていました。
翌朝、目を覚ますと既に昴の姿はなく、妻としての役目を果たせず取り乱す郁。
使用人のフミによると昴は夜妖人を取り締まる“陰陽寮特殊部隊”を率いており、人間と夜妖人の争いが起これば度々招集されると言います。
郁がフミの優しさを嬉しく思う中、昴は大暴れする夜妖人を取り押さえるべく、遊郭を訪れていました。
今回の夜妖人は、一族の中でも高貴な身分の証である“印籠”を持っており、本来であれば簡単に手出しできる相手ではありません。
それでも一般人の安全を優先した昴は、仕方なく夜妖人を気絶させます。
人間と夜妖人の問題は最優先であり、夜妖人と対話できる郁がいれば、いずれ大きな戦力となると考えている昴。
郁を利用するために政略結婚をした昴ですが、いつしか彼女の事が頭から離れなくなっていました。
その直後、今日が皆既月食である事に気付いた昴は顔を強張らせて…。
昴は郁を人間と夜妖人の架け橋にするつもりでしょうか?
ラストでは昴の秘密が少しだけ分かる展開となっており、お話の続きが楽しみです!!
【最終回予想】『黒妖の花嫁』の結末を考察してみた!
- 郁と昴が結ばれる
- 人間と夜妖人の関係が改善する
結末考察①:郁と昴が結ばれる
今は互いの利益のため、偽りの花嫁として桐島家に嫁いだ郁。
しかし二人は幼い頃に出会っているような描写もありますし、共に過ごす中で心を通わせていくのではないでしょうか。
また、二人には“夜妖人と何らかの関りがある”という共通点があります。
結末考察②:人間と夜妖人の関係が改善する
人間でありながら夜妖人に近い容姿を持ち、彼らと会話する力を持つ郁。
母方の血筋である糸原家が関係していると思われますが、郁のおかげで難航している夜妖人との交流が盛んになると予想しています。
力で夜妖人を制圧する昴とは対照的に、優しく彼らを包み込む郁は良い架け橋となりそうですね。
【まとめ】『黒妖の花嫁』を読んだ感想
似た者同士
奇妙な容姿のせいで虐げられてきた主人公が、名家の御曹司に見初められるという展開に心奪われました!
一見よくある展開ですが、お相手の昴も闇を抱えていそうで続きが気になってたまりません。
家族の愛情を得られなかったという共通点もありますし、二人は心を通わせていくのではないでしょうか。
二人の接点
1巻冒頭で、夜妖人の子供を逃がそうとして華蓮に咎められた郁。
あの時の夜妖人の子供=昴なのではと予想しています。
当時の郁は継母の命令で髪を黒く染めていたため、昴もあの女の子が郁だと気付いていないようですね…。
いつか少女の正体が郁だと気付いた時に、昴がどんな反応をするのか楽しみです!
今はまだ二人にとって辛い展開が続いていますが、最後には二人が幸せになる事を期待しながら続きを待ちたいと思います!