『ワタシは死ンデレラ』は、高収入イケメンの王子様と結婚することを夢見る30歳独女のドロ沼婚活ストーリーです。理想通りの結婚生活の先にあったものとは…。
- 女同士の醜いマウント合戦が大好物!
- 理想の結婚を追いすぎた女の末路が見たい
- 追いつめられた主人公の幸せな人生を見届けたい
理想の結婚相手とは、手に入れた幸せな生活の先にあるドロ沼劇とは、本当の幸せとはなにか…。
漫画『ワタシは死ンデレラ-ガラスの靴が入らない-』の作品情報
- 漫画原作“とらふぐ先生”、作画“江口心先生”が担当
- 漫画配信サービス“めちゃコミック”にて独占先行配信中
- 30代女性のリアル婚活に焦点をあてる
漫画原作の“とらふぐ先生”と作画担当の“江口心先生”は、「ワタシってサバサバしているから」などスカッと系作品でタッグを組むことが多いようです。
女性のマウント合戦を書かせたら右にでる者はいない“とらふぐ先生”の物語を、“江口心先生”の独特のキャラクターがピッタリはまる作品になっています。
『ワタシは死ンデレラ』は、高収入イケメンの王子様が迎えに来ると信じて疑わない主人公が、30歳にして婚活をスタートさせるストーリーです。
【ネタバレなし】『ワタシは死ンデレラ』のあらすじをちょい見せ!
スーパーの靴屋で働く“由香”は、容姿に恵まれているにも関わらず、30歳にして独身です。いつかは、「高収入のイケメン王子様が目の前に現れてくれる」と夢みていますが、田舎で出会いなんてあるわけありません。
職場では、20歳のアルバイト店員“真美”に「欲求不満ですか?」とバカにされ、同窓会ではカースト最下層の幼馴染“幸子”に見下されます。
長年「自分の方が上だから」と自信をもっていた由香ですが、幸子から「今は追い抜いて、私の方が上よね」とマウントを取られ、プライドはズタズタ…。由香は本気の婚活に挑むことを決意したのです。
【必見】『ワタシは死ンデレラ』の見どころ3選!
結婚できない30歳
「30歳ならまだまだ結婚できる年齢」とも思いますが、由香の理想がとにかく高すぎる!自分をあまりにも過大評価しすぎて、女性の私でもドン引きレベルです。
靴屋で働き、実家暮らしの30歳独女なんて、デキる男性たちからは敬遠されてしまいますよね。それにも関わらず、「高収入イケメンとの結婚」を目標にしているなんて、夢見過ぎです。
由香がなぜ結婚できないのか、ぜひご自分の目でご確認ください。
「結婚」はゴールじゃない
由香は、理想通りの結婚をするために、大金を払いセレブ婚活をはじめます。専業主婦になるために、高収入が絶対条件のようですが、果たして幸せになれるのでしょうか。
「セレブ婚=人生の勝ち組」と思っている由香が、理想を壊され現実を見る瞬間をぜひお楽しみください!
理想通りの結婚はできるのか?
ついに夢の結婚相手を手に入れた由香ですが、果たして理想通りの結婚生活は送れるのでしょうか。
予想していなかった現実と、セレブ婚の末路に、同情してしまいます。本当の幸せを手に入れることができるのか、最後の最後まで見逃せません!
【個性的】『ワタシは死ンデレラ』の登場人物を紹介!
- 水谷 由香
- 川島 真美
- 長谷川 幸子
- アキラ
水谷 由香
スーパーの靴屋で働く30歳独身。“美人”の部類に属していますが、一番のモテ期は高校時代に終わっています。
友人たちが出産ブームに突入していることに気づいていますが、「こんな相手と結婚したくない」と友人を見下し、「高収入のイケメンの王子様がいつか現れる」と信じて疑いません。
高校時代の彼氏“アキラ”とは、本当の自分らしく過ごせていましたが、理想の結婚相手とはほど遠く、ただの思い出になっています。
川島 真美
由香と同じ店で働くアルバイトの20歳。自分の取り柄が「若さ」であることを自覚し、露出度の高い服を着て出勤し、何度も注意してくる由香に反発心をもっています。
結婚できない由香に対して厳しく、彼氏がいる自分の方が、「由香よりもいい女」であることを確信しています。
長谷川 幸子
由香の幼馴染。専業主婦をしており、最近3人目の子供を出産しています。家族仲が良いアピールをするため、出産報告のハガキを由香の実家に送りつけてきますが、実は大きな秘密をかかえています。
同窓会では、「昔は憧れていたけど、今は私の方が上」と、由香本人にいってのけるほどの意地悪な性格をしています。
アキラ
高校時代の由香の元カレ。思ったことをズバッという性格なので、付き合っている当初は何度も傷つけられた経験があります。
しかし、自分の大切な人やモノを守り続ける男前な性格でもあります。久しぶりにバッタリ再会したことに由香は喜びますが、すでに結婚していて子供まで…。
【厳しい現実】『ワタシは死ンデレラ』の感想・レビュー
30歳独女の厳しすぎる現実
晩婚化といわれる時代でも、「婚活市場では20代まで」といわれるのが、ヒシヒシと痛感できる作品です。
容姿にも恵まれている由香は、あっという間に相手が見つかりそうですが、男性に選ばれないどころか、全く相手にされません。
「とくに取り柄のない30代独女」というのが、どれほど婚活に厳しいのか、現実を見させられてしまいます。
理想の結婚ばかりを求めている読者の皆さんも、頭を殴られたような衝撃をうけること間違いなしです!
現実をみた由香に幸せを!
プライドの高い由香は、結婚相手に妥協せず、理想通りの結婚に成功します。
しかし、「結婚=ゴール」ではなく、新しい人生のはじまりなので、由香の想像していなかった厳しい現実が待ち構えていました。
どん底の結婚生活を体験した由香が、本当の幸せを手に入れることができるのか。
由香らしく生きられる相手が、意外とすぐ近くにいることに気づけるといいなと思います。