『生贄悪女は政敵王子の番となる』は、高い魔力を誇る“捕食者”と、彼らに搾取される“贄の印”が存在する世界で、突如“贄の印”となってしまったレティシアが、嫌われていたはずの第二王子・グレッグと契約結婚を結び溺愛されていくお話です。
元々は捕食者だったレティシアですが、グレッグの暗殺に巻き込まれ命を落とし“贄の印”として回帰する羽目に!
蘇ったレティシアとグレッグの恋の行方が気になります!
敵王子の番となる】について
あらすじ
高い魔力を持つ“捕食者”と、彼らの子を産み続けるだけの存在“贄の印”が存在する世界で、クラン侯爵家に生まれたレティシアは、高い魔力を誇る捕食者でした。
しかし、第二王子・グレッグの功績を祝うパーティーの最中に婚約を断られた理由を問いただそうとしたレティシアは、王子暗殺計画に巻き込まれ命を落としてしまいます。
一度は死んだと思われていたレティシアですが、気が付くとパーティーの一週間前に回帰していました。
さらにレティシアの身体には“贄の印”が浮かび、父親であるクラン侯爵に捕らえられ利用されそうになります。
一方、王位を継ぐためにクラン侯爵家の後ろ盾が必要だったグレッグは、互いの利益のためにレティシアを婚約者に選び…。
登場人物
- レティシア・クラン
王家のために闇家業を担うクラン侯爵家の令嬢。
高い魔力を誇る捕食者だったが、回帰後は“贄の印”が現れグレッグの婚約者となる。
- グレッグ・デューナ
清廉潔白と名高い第二王子で、光属性の力の持ち主。
クラン侯爵家を嫌っていたが、後ろ盾を得るためレティシアと婚約する。
- パメラ
クレイガー公爵家出身の国王の側室。
第一王子のチャドを後継者にすべく、グレッグを排除しようと企んでいる。
- チャド
パメラの息子でグレッグの腹違いの兄。
第一王子で正当な王位継承者だが、女遊びの激しい無能な人物。
- アンネローズ・レーン
チャドの婚約者となる子爵令嬢で“贄の印”の持ち主。
レティシアを毛嫌いし、隙あればグレッグを誘惑しようとしている。
- クラン侯爵
レティシアの父。
冷酷無慈悲な人物で、娘に“贄の印”が現れたと知り子を孕む道具として利用しようと企む。
見どころ
この作品の一番の見どころは、少しずつ近付いていくレティシアとグレッグ!
回帰前はレティシアを避けていたグレッグが、次第に虜になっていく姿に引き込まれます。
”贄の印“の魔力に魅了されているのかもしれませんが、レティシアを守ろうと懸命な姿に胸キュンです!
“捕食者”だったはずのレティシアが何故“贄の印”となったのかも気になるポイントの一つとなっています!
【生贄悪女は政敵王子の番となる】1話~15話までの感想(ネタバレなし)
1話~5話の感想:捕食者から生贄に
誇り高い“捕食者”だったレティシアが回帰し、彼らに魔力を搾取される存在“贄の印”となる展開に引き込まれました!
レティシアの家門・クラン侯爵家は裏稼業で功績を収めてきた由緒正しい家系ですし、生まれつきではなく後天的に“贄の印”が出てしまう事にも驚きです。
冷酷な父に見つかる前にグレッグに保護してもらおうと考えたレティシアですが、あっという間に捕まり子を孕む道具として利用されそうに。
グレッグに遭遇したレティシアは暗殺計画を明かし赤い宝石のタイピンの着用を避けるよう促しますが、今のところ暗殺計画とタイピンの関係性が分かりません。
互いの利益のために婚約関係となったものの、犬猿の仲だった二人は上手くいくのでしょうか。
6話~10話の感想:暗殺計画の阻止
クラン侯爵と話を付けたグレッグは、レティシアの魔力を味わってみる事に。
突如婚約する展開に驚きましたが、娼婦のように扱われるレティシアを救うため婚約にこぎつけたようですね。
魔力供給のシーンでは、清廉潔白だったグレッグが夢中で吸い付く姿にドキドキでした!
二度目のパーティーでは、ループ前と同じように進みながらも“贄の印”となったレティシアは酔っ払いに絡まれても抵抗すらできずモヤモヤ…。
そんなレティシアを守るように、颯爽とバルコニーへ連れ出すグレッグが素敵です!
嫉妬する素振りを見せながらレティシアの唇を奪う姿にときめいてしまいましたが、まだ母の形見の宝石で作ったタイピンを身に着けていたとは…。
本来は魔術が使えないはずのレティシアの力が復活し、暗殺計画を防ぐ展開に胸アツでした!
11話~15話の感想:相思相愛
参列者もいない中、二人きりの結婚式を行い夫婦となったレティシアとグレッグ。
初夜はパメラの策略で阻まれてしまいましたが、若い女をあてがわれ媚薬を盛られながらも、レティシアを求めるグレッグにドキドキしてしまいます!
とはいえ第一王子・チャドの側室となったアンネローズもグレッグを誘惑しようと企んでおり、大勢の前でレティシアを罵る茶番劇に失笑…。
颯爽と登場したグレッグに仲睦まじい姿を見せつけられ、悔しそうに逃げ帰るアンネローズにスッキリしました♪
しかし、チャドを後継者にしたいパメラは諦めておらず、魔物の襲撃を装った刺客を送り込みます。
発情期を迎えてしまったレティシアを連れ刺客と対峙したグレッグですが、彼女を守ろうとする姿に感動。
“贄の印”のはずのレティシアも魔力を暴走させ彼を救う形となり、思い合う二人の姿に胸が熱くなりました!
考察【生贄悪女は政敵王子の番となる】の最終回結末はどうなる?
レティシアとグレッグが本物の夫婦になる
元々は敵対していた二人ですが、回帰後は互いになくてはならない存在に変化。
レティシアは子を孕むだけの人生を回避するためにグレッグの婚約者となる事を選びましたが、このまま相思相愛となり添い遂げると予想しています。
強い魔力の持ち主だったレティシアが供給する側に回るのは惜しいですが、聡明な彼女なら皇后としても相応しいのではないでしょうか。
グレッグが王位を継承する
現国王の側室であるパメラから、幾度となく命を狙われてきたグレッグ。
しかし兄のチャドは無能な人物ですし、次期国王にはグレッグが相応しいと思います。
レティシアに“贄の印”が浮かびながらも危機に見舞われた時にだけ魔術を使う事ができるのも、グレッグを守るためではないでしょうか。
最後には二人で幸せになれるよう祈りたいです!
まとめ
『生贄悪女は政敵王子の番となる』を紹介しました。
第二王子・グレッグの魔力暴走に巻き込まれ“贄の印”として回帰した捕食者のレティシア。
犬猿の仲だった二人は互いの利益のために契約結婚を結び、残酷な運命に立ち向かいます。