漫画『大人のいじめ』ネタバレ感想と見どころ!大人のいじめは子どもより陰湿?

今回紹介する漫画『大人のいじめ~私の教え子を■■たのは~』は、生徒の保護者によるいじめで命を落とした前任教師のために復讐をしていく作品です。

春川きづなは授業参観で生徒の保護者たちと会うことになります。保護者たちは前任の担任教師と比較し、品定めをしていました。

そして授業参観後の保護者会で、きづなは保護者たちに見せたいものがあるとある映像を見せるのですが……。

本記事でそんな『大人のいじめ』のあらすじや感想をを解説していきます!

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漫画『大人のいじめ~私の教え子を■■たのは~』について

あらすじ

春川きづなは小学校のクラス担任になり、クラスで初めての授業参観日を迎えます。しかし、そこでは生徒の保護者たちが担任の品定めをする異様な光景がありました。

そして、授業参観後の保護者会では保護者たちがきづなをいじめようと考えていたようですが、きづなは前任のクラス担任・美山光がいじめられている映像を流し始めます。

光はきづなが初めてクラス担任になった際の生徒だったのです。光の無念を晴らすためにきずなは保護者たちの中にいる犯人を捜していきます。

めちゃコミック

「今度の担任ーーみんなどう思う?」とある小学校の参観日。教室の後方でヒソヒソと噂が広がり、まるで品定めをするような保護者…

登場人物

春川きづな本作の主人公。
前任のクラス担任・美山光の恩師。
彼女の死のきっかけとなったクラス担任となり、大人たちを教育していく。
美山光きづなの元生徒で前任のクラス担任。
保護者たちからいじめを受け、自殺した。
和泉環きづなの生徒・和泉太基の母親。
クレームを何時間も行うだけでなく、息子の迷惑行為を光に責任転換した。
古川朋子きづなの生徒・古川虎徹の母親。
息子の問題行動を光に責任転換し、ひかるを攻撃した。
塚本優きづなの生徒の父親。
SNSに悪口を書き込んでいた。
豊島桃子きづなの生徒の母親。
面談をわざとすっぽかした。

見どころ

きづなが保護者たちの悪行を暴き、成績を付けるところが見どころです。保護者たち1人1人の言動を暴露し、成績を付けていきます。

保護者たちの影響力は大きいですが、それに屈せずにきずなが行動していくところはスカッとします。

子どものいじめよりも大人のいじめのほうが陰湿で闇の深さを感じられることでしょう。

また、保護者たちにはそれぞれコンプレックスがあるようで、浮き彫りになっていくところも注目です。

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『大人のいじめ~私の教え子を■■たのは~』を読んだ感想(ネタバレ注意)

1話~2話の感想:同調していく保護者たちがリアル

子どものいじめではなく、大人のいじめがテーマの作品で新鮮でした。

大人のいじめは子どものいじめよりもたちが悪く、「自分たちは悪くない」といったことがまず頭にあるようです。それと同時に同調していく人間の心理もわかるので、リアルで怖いとも思いました。

光はきづなのような教師になるのが夢でしたが、夢半ばでこの世を去りました。しかも大人のいじめで死んでしまうのはとても悲しいことだと思います。光の無念を晴らすことができるのか?首謀者が誰なのかも気になります。

3話~4話の感想:保護者会も一枚岩ではない?

保護者たちは子どもよりも子どもっぽいところがあり、責任転換していくところが滑稽に感じました。また、保護者たちも一枚岩ではないようで、内側で好き嫌いがあるようです。

モンスターペアレントが現実でも問題となっていますが、保護者たちも問題を抱えているのが作品を通じてわかります。

そして、主に古川朋子のストーリーで話が進みます。彼女も闇が深そうなので、きづながどのように彼女を教育していくのか注目です。

5話~6話の感想:朋子の今後に注目

古川朋子は自分にコンプレックスがあるようで、そのことによって周りの評価を異常に気にしているようです。

勘違いによって子どもの教育にも影響を与えているので、俗に言う「毒親」なのかもしれません。

大人が子どものままでは、育てる子どもにも悪影響が出てしまうのが作品を通じて伝わってきます。

朋子は今後もきづなの張った罠によって滅亡していきそうなので、彼女の今後がどのようになっていくのかも楽しみです。

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『大人のいじめ~私の教え子を■■たのは~』最終回結末についても徹底考察!

考察①:きづなは無念を晴らす

きづなは首謀者を探し当てるだけでなく、保護者たちを教育していき、破滅へと導いていくと思います。

保護者たちは全員が問題を抱えていそうで、それぞれがコンプレックスや同調してしまう弱さがあるようです。

そんな弱点をきづなはついていき、全員に復讐していくと思います。

考察②:首謀者は豊島桃子?

光をいじめていた首謀者はイニシャルの「T」だけ語られているので誰なのかははっきりとしていません。

それを突き止めることがきづなの目的の1つですが、その首謀者は豊島桃子かもしれないと考えました。

豊島はイニシャルが「T」であることや普段は目立った行動をとっていないので、影で保護者たちを操るためにわざと目立たないようにしているのではないでしょうか?

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まとめ

大人のいじめは子どものいじめよりもリアルで、人間が怖いと感じてしまいました。

大人も子どもも誰かに同調し、いじめてしまうのは弱い生き物だからなのだと思います。

きづながすかっとさせてくれるので、復讐ものが好きな人におすすめの作品です。

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