『人魚は靴を履かない』ネタバレ感想＆見どころ！ほのかが見つけた居場所とは…？

今回紹介する『人魚は靴を履かない』は「OLと人魚」で有名な“司馬舞先生”の最新作！

銀行員として働くほのかと、彼女を慕うかわいい後輩・すずが織りなす儚くも切ない物語です。

港の公園でランチをしていた二人がおかしな釣り人に出会った事がきっかけで、ほのかの身体に奇妙な出来事が起こりはじめ…。

ごく普通の女性に見えるほのかの驚愕の秘密に度肝を抜かれる事間違いなしです！

世にも奇妙なおとぎ話×百合シチュエーションをお楽しみください♪

漫画『人魚は靴を履かない』の作品情報

漫画『人魚は靴を履かない』は、おとぎ話に登場する人外美女×普通の女の子の触れ合いを描いた「OLと人魚」で世間を震撼させた司馬舞先生の作品。

「OLと人魚」に登場した二人とは別の人魚とOLのお話で、信頼関係で結ばれた二人の女性が、種族を超えてより深い絆で結ばれていく展開に引き込まれてしまいます。

また「OLと人魚」に登場した“あの人物”と思われるキャラクターも活躍しており、司馬舞先生のファンにとっては感極まる展開に♪

おとぎ話が好きな方、人外×人間の恋物語が好きな方、そして百合シチュエーションがお好きな方まで、幅広く楽しんでいただける素晴らしい作品です！

『人魚は靴を履かない』のあらすじと登場人物

あらすじ

このお話の主人公は、銀行員として働くほのか。

いつものように仲の良い後輩・すずと共に港の公園でランチをしていたほのかは、おかしな釣り人に出会います。

ここで何が釣れるのかと尋ねたすずに、釣り人は“人魚”と返答。

彼がおかしな人だと悟った二人は慌てて逃げ帰りますが、彼との出会いをきっかけにほのかの身体に異変が起こり始めました。

脚の痛みを感じたほのかが身体をさすると、なんと脚にウロコのようなものが出現。

さらに翌日、一人で海を眺めていたほのかは人魚のようなものがこちらを見ている事に気付いて…。

登場人物

『人魚は靴を履かない』を読んだ感想と考察【ネタバレ注意】

【第１話の感想】不思議な出会い

お話は、ほのかとすずが港でおかしな釣り人と出会った事をきっかけに急展開を迎えます。

他愛無い話をしながらランチをする様子はごく普通の光景ですが、偶然出会った釣り人が怖すぎる…。

釣り人の張り付いたような笑顔は何だか胡散臭く、何が釣れるのかと尋ねた答えが“人魚”というのも不気味さを醸し出していますね。

しかもこの青年、司馬舞先生の「OLと人魚」を読まれた方ならピンときたと思いますが、主人公に人魚を売りつけたアクアショップの店員にしか見えません。

思わぬところで前作と繋がっており、読者としても小躍りしてしまいました♪

この釣り人との出会いをきっかけに、ほのかは脚の痛みを覚えるようになり、何故か脚にウロコが発現。

同時に海に佇む人魚まで見えるようになるし、ほのかは一体何者なのでしょうか。

【第２話の感想】新しい世界

タイツを穿きウロコや脚の痛みを誤魔化しながら仕事をしていたほのかですが、ついに違和感が限界に。

靴を脱ぎ捨てたほのかが海へと向かうシーンは、恐ろしくも幻想的に描かれており見入ってしまいます。

また、海では笑顔で人魚が待ち構えているというところもなんだかリアルでゾワゾワ…。

このままほのかが遠くへ旅立ってしまう結末を想像していましたが、予想を裏切る展開に度肝を抜かれました！！

ラストでは、好きな人にはたまらない百合シチュエーションとなっており、二人のその後が気になってしまう展開となっています。

前作の「OLと人魚」ではビターエンドとなりましたが、ほのかとすずは今のところ幸せな結末を匂わせる展開に。

【結末予想】『人魚は靴を履かない』の最終回はどうなる？

ごく普通の銀行員だったのに、ある日突然ウロコが生えてしまったほのか。

“私の居場所はここじゃない”と悟ったほのかが、海へと還っていく様子が美しいイラストで描かれており、壮大な海の雰囲気と相まって引き込まれました。

どこか他人と一線を置いているように見えたのは、最初から人間界に違和感を覚えていたからかもしれませんね。

ほのかを慕う後輩・すずとはここでお別れとなるのかと思いきや、想像を絶するラストは圧巻。

まとめ

『人魚は靴を履かない』について紹介しました。

おかしな釣り人との出会いをきっかけに、身体に違和感を覚え始めたほのか。

脚に痛みを感じたほのかにはウロコが発現し、その日から海に佇む人魚が見えるようになります。

やがて“自分の居場所はここではない”と悟ったほのかは、靴を脱ぎ捨て海へ。