『鴉天狗様と最愛の契り』は、「離婚予定の契約婚なのに、冷酷公爵様に執着されています」や「バッドエンド目前のヒロインに転生した私、今世では恋愛するつもりがチートな兄が離してくれません!?」で大人気の琴子先生が原作、七瀬なつ先生が作画を手掛けた作品です。
あやかしと人間が共存する世界で、両親を失い巫女を目指す孤独な少女・すみれが、傷付いたあやかし・蒼と出会い心を通わせていく和風シンデレラストーリー。
落ちこぼれの存在でしかないすみれは、立派な巫女になれるのでしょうか。
漫画『鴉天狗様と最愛の契り~落ちこぼれの私が、最強のあやかしに執着されるまで~』のあらすじと登場人物
あらすじ
幼い頃 “闇落ち”したあやかしに両親を殺害されたすみれは、あやかしを討伐する巫女を目指し勉強中。
巫女になるにはあやかしとの“契約”が必要ですが、すみれには霊力がほとんどありません。
すみれが通う“桜森学院”の第二学科には霊力を持つ生徒ばかりが通っており、落ちこぼれの彼女は酷い嫌がらせに遭っていました。
そんなある日、いつものように両親が殺された場所を訪れたすみれは、鳥の姿をした傷付いたあやかしに出会います。
手当てをするためあやかしを連れ帰ったすみれですが、翌朝目を覚ますと彼は人間の姿に変化していました。
さらに彼女に興味を持ったあやかし・蒼は、すみれと契約すると言い出して…。
登場人物
- 天羽すみれ(あもうすみれ)
幼い頃“闇落ち”したあやかしに両親を殺された、天涯孤独の少女。巫女を目指し桜森学院に通っているが、霊力が乏しいせいであやかしと契約できずにいる。
- 蒼(そう)
黒い鳥の姿をしたあやかし。傷付いたところを助けられ、すみれと契約を結ぶ。
- 明道院京香(みょうどういんきょうか)
すみれのクラスメイトで御三家のひとつ、鬼の当主・彪と契約している。落ちこぼれのすみれを毛嫌いし、様々な嫌がらせをする。
- 天王寺渚(てんのうじなぎさ)
御三家のひとつで妖狐一族の次期当主。すみれの能力に目を付け関わろうとする。
- 八代彪(やつしろひょう)
御三家のひとつで鬼の当主。京香と契約を結んでおり、すみれに興味を抱いている。
- 加川璃子(かがわりこ)
すみれのクラスメイトで京香の取り巻きの一人。炎を操る力を持つ。
『鴉天狗様と最愛の契り』1話~5話までのネタバレ感想
1話の感想|蒼との出会い
このお話の主人公は“闇落ち”したあやかしを討伐する“巫女”を目指すすみれ。
幼い頃、あやかしに両親を殺害されたすみれは、同じような目に遭う人を防ぐため巫女になろうとしているようですね。
討伐のためにはあやかしとの契約が必須ですが、霊力の乏しいすみれはあやかしと契約が出来ずにいました。
いくら落ちこぼれとはいえ、すみれに嫌がらせをするクラスメイトにイライラしてしまいます!
そんなある日、両親が殺された場所で鳥の姿をしたあやかしを見つけたすみれ。
両親が亡くなった時にすみれを助けたあやかしに良く似ていますが、まさか同一人物でしょうか?
目を覚ました彼は蒼と名乗ると、すみれと契約すると宣言。
2話の感想|蒼の力
すみれと出会った翌日、大罪を犯し死人扱いにされている事を打ち明けた蒼。
もちろん冤罪で友人に裏切られたと言いますが、一体何があったのでしょうか?
また、蒼の目的は裏切り者を殺し失った力を取り戻す事だと判明。
落ちこぼれのすみれが契約者で、そんな目標が達成できるのか気になります。
蒼と契約してから初めて登校したすみれは、来校した京香の父から霊力がなくあやかしと契約できていない事を理由に学院から追い出されそうに。
京香の取り巻きの一人・璃子と退学を賭けて戦闘演習する羽目になったすみれは、この危機を乗り越えられるのでしょうか。
3話の感想|反撃開始
蒼の力を借り、璃子の炎を跳ね返したすみれ。
その勇姿を見ていた御三家の一人・渚はすみれに興味を抱きますが、面倒毎に関わりたくない彼女に拒絶されてしまいます。
渚は軽い気持ちで声をかけたのでしょうけど、またも京香たちから痛めつけられるすみれが気の毒に感じました。
帰宅したすみれを見て虐められている事に気付いた蒼は、反撃できる力を与えると宣言。
蒼のおかげで“望んだ事が現実になる力”を手に入れたすみれですが、これで京香たちに対抗できるのでしょうか?
4話の感想|反撃の代償
いつものように両親が亡くなった場所を訪れたすみれは、当時祠に落ちていたご神体が壊れている事に気付きます。
10年前からこの場所にあるようですし、すみれを助けてくれたあやかしと関係がありそうですね!
さらに蒼との同居開始から一週間経ち、大罪の件は分からないものの、すみれは彼との生活を心地よいと感じていました。
翌朝、登校したすみれは璃子たちに雑用を押し付けられますが、今後は一切やらないと拒絶。
腹を立てた璃子は暴走し、火災を起こしてしまいます。
蒼の力をむやみに使わないと決めていたものの、炎は治まらず学院全焼の大ピンチに。
5話の感想|蒼の大罪
延焼を防いだものの、帰宅したすみれは倒れている蒼を発見。
酷い熱にうなされ弱り切っていますし、これはどう考えても能力を使った代償ですよね…。
責任を感じたすみれは落ち込みますが、怒る事なく笑顔を向ける蒼の優しさに胸が詰まりました。
蒼の体力回復のために二人が添い寝するシーンは、見ているこちらまでドキドキ…。
今は二人の間に恋愛感情はありませんが、今後急接近しそうで楽しみになります!
翌日、登校したすみれは火災を未然に防いだ事でヒーロー扱いに。
初めての友人もできましたし、すみれの味方が増えていく展開に読者としても嬉しいです!
このまま平穏な日々が続くのかと思いきや、渚から蒼にまつわるとんでもない話を聞いてしまったすみれ。
【結末予想】『鴉天狗様と最愛の契り』の最終回はどうなる?
考察①:すみれと蒼が結ばれる
今は同居人兼契約人という関係で結ばれている二人ですが、幼い頃にすみれを救ったのは蒼だと予想しています。
1話冒頭では二人の結婚式についても描かれていますし、いずれは蒼が力を取り戻し夫婦となるのではないでしょうか。
今は大罪を犯し追放されている蒼ですが、濡れ衣を晴らして欲しいですね!
考察②:蒼が彪を倒す
今から10年前、大罪を犯し追放された蒼。
本人も冤罪だと訴えていますし、当時友人関係だった彪が蒼の力を妬み嵌めたと予想しています。
蒼が力を取り戻せば彪では敵わないでしょうし、京香もろとも返り討ちにするのではないでしょうか。
まとめ
『鴉天狗様と最愛の契り』を紹介しました。
あやかしに両親を殺された事をきっかけに、巫女を目指すようになったすみれ。
霊力が乏しく落ちこぼれだったすみれは、弱った鳥のあやかし・蒼を助けた事で契約者となります。
蒼と契約したすみれは落ちこぼれどころか、誰も敵わないほど強い力を秘めた存在に。