『これはあくまで契約結婚』は、主人公が生き残るために契約結婚を提案する、これまでにない設定のラブファンタジー作品となっています。
祖国の敗北により最後の生き残りの皇女となった主人公が、敵国の騎士団長に保護され、そこから生き残るための作戦を立てていきます。
竜人である騎士団長は、「自分の子を産む女は死んでしまう」という歴史を知っているため、結婚に躊躇しています。
その事情を知った主人公は、「あなたの後継ぎを生んであげる」と契約結婚を持ちかけるのでした…。
漫画『これはあくまで契約結婚』あらすじと登場人物
あらすじ
凶暴な狂竜を封じ込めた魔導士の聖地“アルガン国”の皇女“エリザベータ”ですが、隣国からの攻撃で落ちぶれてしまいます。最愛の弟を戦争で亡くしますが、「弟の墓を作るまでは死ねない」と、生き残ることを決意。
しかし、敵対国である“ロティア国”の騎士団長“レゼット”に逃げている道中、見つかってしまいます。「自決するか、処刑されるか選べ」と言われてしまいますが、一筋の望みをかけて自決を断ってしまいます。
レゼットが、皇帝から後継ぎを作ることを急かされることを聞いたエリザベータは、「あなたの子供を生んであげる」と生き残るための取引を持ち掛けるのです。
登場人物
- エリザベータ・アセイカ
美しいと噂の皇女。狂竜が殺すことができない唯一の人間といわれる。最愛の弟が殺され、アルガン国の最後の生き残り。
祖国を救うためにレゼットに「あなたの子供を生んであげる」と取引をもちかける。弟の墓を作ることと、自国民を供養するために生き残る決意をする。
- レゼット・キルスタン
竜と人との混血で生まれた竜人であり、ロティア国の主。「皇帝の番犬」と呼ばれ、凶暴という噂がある。高貴なものに惹かれる習性があるため、少しずつ皇女に惹かれていく。
異父兄である“バンエラ国”の現皇帝からは、「早く後継ぎを作れ」と急かされるため、エリザベータの取引に心が揺れている。
『これはあくまで契約結婚』1話~10話のネタバレ感想
1話~5話の感想|悲運の皇女の運命
狂竜から人間を救ったアルガン国の皇女“エリザベータ”は、愛する弟と祖国を失ってしまう、悲運の女性です。
「弟の墓を作ってあげる」という希望だけを抱いて、生き残ることを決意しますが、その意志は皇女らしく、かなり強い決心!
カラダは病弱でも、意志の強いエリザベータは、祖国のためにやり遂げてくれそうですよね。
追い込まれたエリザベータを助けてくれたのが、敵国の騎士団長“レゼット”。
彼は、3年前に美しいエリザベータに一目ぼれしていますが、今のこの状況で想いを伝えることなんてできません。
エリザベータは生き残るために残された方法として、「レゼットと契約結婚し、後継ぎを残すこと」に気づいたのでした。
6話~10話の感想|契約結婚のはじまり
エリザベータを処刑するため、敵国“バンエラ国”へ向かいますが、そこで出会ったのが、アルガン国を破滅した敵国“ウゲル国”の皇子…。
いやらしい目で見つめて、手を出そうとしたときに助けてくれたのが、またもやレゼット。
自分の本当の想いに気づいていないレゼットですが、行動のひとつひとつにエリザベータへの恋心が見えていますよね。
エリザベータの処刑当日、レゼットは想いを伝えずに立ち去ろうとしますが、その裏ではエリザベータがバンエラ国の皇帝に生き残るための直談判をしていました。
エリザベータが生き残るためについた嘘は、「レゼットの子を身ごもっている」というものでした…。
『これはあくまで契約結婚』11話~のネタバレ感想
11話~15話の感想|レゼットの溺愛結婚生活
エリザベータは生き残るために「レゼットの子を生むこと」を条件に、レゼットは「竜人の子を生んでもらう」ことを条件に、ついに契約結婚がスタートします。
結婚式を挙げたあとから、レゼットの溺愛がスタート(笑)。
本人は全く自覚していませんが、美しいエリザベータを他の人の目に触れないよう隠したり、抱き寄せたり、キスをしたり…。爆発する恋心が暴走しています。
エリザベータとレゼットの契結婚の期間は、半年間としていますが、果たしてエリザベータは生き残ることができるのでしょうか…。
契約が終わったあと、エリザベータはレゼットの元を去ることになるのかも気になるところです。
『これはあくまで契約結婚』最終回結末を考察!
考察①:エリザベータは祖国を復活させることができる
アルガン国の皇帝だった弟は亡くなったと考えていたエリザベータですが、実は生き残っていると思います。その弟と再会を果たし、二人で協力してアルガン国を復活させていきそうです。
考察②:レゼットと本物の夫婦になれる
エリザベータは生き残るために、レゼットと契約結婚しますが、最終的には本物の夫婦になりそうですよね。
捕虜としてエリザベータを保護したレゼットは、エリザベータにどんどん惹かれている様子…。その姿は、騎士とは思えないほど可愛い!
硬派なレゼットが自分の恋心に気づいたとき、溺愛コースに突き進んでいきそうです。
まとめ
戦争を通じて出会ったエリザベータとレゼットですが、エリザベータの美しさに心を奪われていくレゼットがとにかく可愛い!
恋していることに気づいておらず、あくまで硬派な男性として向き合っていきますが、契約結婚を通して二人の関係がどう変わっていくのか、これからの進展に期待しちゃいます!
エリザベータが、祖国の救世主となるのか、これからの展開から目が離せません。