『私を探さないで』は、家族から離れるために公爵夫人の看病人となった主人公が、その一人息子と恋に落ちる中で真実を知り、究極の選択を迫られる物語です。
実母が他界したあと、父が継母を連れてきて以来、辛い境遇を強いられているユーフェミア。
自分らしく生きるためにフェレディット公爵夫人の看病人となった彼女は、補佐官・カーシアスと恋に落ちて…。
- 漫画『私を探さないで』の作品情報
- 30秒で分かる!大まかなストーリー
- 作品に登場する主要キャラ
- 『私を探さないで』の一押しポイント
- 作品を読んだ感想
漫画『私を探さないで』はこんな作品
作品情報 | |
作家 | 笹弥 / HORNS / SARAZIN |
ジャンル | 少女漫画 |
出版社 | SNP |
レーベル | NETCOMICS |
『私を探さないで』は、Sarazin先生が原作を手掛け、脚色をHorns先生、そして作画を笹弥先生が手掛けている作品です。
主人公の不遇さは良くある展開ですが、ユーフェミアはとても聡明でやられっぱなしではありません。
生家には居場所がないと悟り、自ら公爵家の看病任に応募し職を手に入れるなど、類まれなる行動力と聡明さに頭が下がりますね。
また、ユーフェミアは薬の知識も豊富で、看病人としての手際は医師をも感心させるほど。
看病人として仕える中で出会った公爵家の一人息子・カーシアスと恋に落ちる事になりますが、彼はユーフェミアに身分を偽り“補佐官”として接していました。
物語は始まったばかりですが、フェレディット公爵家にはとんでもない秘密が…。
『私を探さないで』のあらすじを簡単に解説!
実母が他界したあと、家族にノケモノにされた挙句、利用されながら生きてきた男爵令嬢・ユーフェミア。
ユレンダル族の末裔である彼女には精霊の姿を見る力があり、彼らに助けられながら生きていました。
しかし、どんなに努力をしても家族には認められず、生家には居場所がないと悟ったユーフェミアは家を出る事を決意。
ちょうど新聞広告で“フェレディット公爵家の看病人”を募集している事に気付いた彼女は、視察に訪れた補佐官・カーシアスに認められ、公爵夫人の看病人として働く事になって…。
『私を探さないで』の主な登場人物
- ユーフェミア・ラセール
- カーシアス・フェレディット
- フェレディット公爵夫人
- ラセール男爵
- ベリンダ
- セリシア
ユーフェミア・ラセール
精霊を扱う力を持つユレンダル族の血を引いていますが、亡き実母の言葉を忠実に守り、末裔である事は誰にも明かさずにいます。
家族にノケモノにされながらも、愛されようと努力を重ねる姿が健気でいたたまれなくなりますね。
しかし、理不尽な仕打ちには言い返すなど芯の強い一面も。
精霊の力を借り、様々な困難に立ち向かう姿を応援したくなりました!
生家に居場所がないと悟ってからは、薬学の知識を生かし公爵家の看病人に応募。
採用された後は補佐官のカーシアスと親しくなりますが、二人がどうなっていくのか気になります。
カーシアス・フェレディット
病に伏せる母の看病人を見定めるため、ラセール男爵家に身分を偽りやって来ます。
一目でユーフェミアの置かれた境遇を見破り助言するなど、聡明で頭の切れるところも素敵ですね。
今のところは“補佐官”としてユーフェミアに接していますが、彼女に惹かれている様子。
自分の気持ちを認められないあたり、ちょっとひねくれた性格が玉にキズです。
フェレディット公爵夫人
病に臥せり看病人を募集したものの、厳し過ぎる条件故に当てはまる人物は皆無。
そんな中、控え目で聡明、貴族としての振舞いも申し分ないユーフェミアを気に入り看病人として採用します。
常識的でユーフェミアの味方のように思えますが、1話冒頭で彼女を公爵家から追い出した張本人。
ユーフェミアが看病人になってからの一年間、二人の間に一体何があったのでしょうか…。
ラセール男爵
前妻が亡くなったあとは、後妻・ベリンダやセシリアと共にユーフェミアをノケモノにしてきた張本人。
実の娘を利用し、多額の資金を得ようとするなど非情な面が目立ちます。
ユーフェミアがいなくなった後、どんな末路を辿るのか楽しみです。
ベリンダ
娘のセシリアと共にユーフェミアをノケモノにしています。
セシリア
実母が他界したあと男爵家にやって来たものの、顔立ちがラセール男爵に良く似ています。
姉のユーフェミアにお茶会の準備を押し付けるなど、ノケモノにしてきた家族の一人。
プライドが高く、常に姉よりも優れていないと気に食わないようです。
『私を探さないで』の一押しポイント!
この作品の一番の見どころは、ユーフェミアの強さ!
生家に居場所がないと悟り、自ら公爵家の看病人に応募するなど、貴族の令嬢とは思えない行動力の高さに驚かされます。
また、自身をノケモノにする家族に言い返すような気の強さも素敵ですね!
生き抜くために薬学の知識も持ち合わせていますし、ラセール男爵家を出ても一人で十分暮らしていけるのではないでしょうか。
作品を読んだ感想
強気な主人公
良くある不遇な令嬢が格上の令息に溺愛されるシンデレラストーリーかと思いきや、主人公のユーフェミアの行動力の高さや聡明さに驚かされました!
いつもやられっぱなしではなく、理不尽な事には反論する気の強さも素晴らしいと感じます。
見事看病人に採用された後も、自身を見下す公爵家の使用人たちに言い返すなど、一筋縄ではいきません。
こんなにも聡明で看病人としても申し分ないユーフェミアが、何故公爵家を追い出される羽目になるのか気になるところです。
離れ離れになった二人は…
まだ出会ったばかりですが互いに惹かれているのは明らかですし、恋に疎い二人がどのように心を通わせていくのか気になりますね。
最終的には、タイトル通りに公爵家を追われたユーフェミアをカーシアスが探す展開になるのではと予想しています。
身分差や困難を乗り越えた二人は結ばれるのか、お話の続きが楽しみです!
まとめ
『私を探さないで』を紹介しました。
居場所のない生家に見切りをつけ、フェレディット公爵家の看病人として働く事を決めたユーフェミア。
そこで出会った補佐官のカーシアスと惹かれ合う事になりますが、彼が身分を偽っている事が気がかりですね。
ユーフェミアが彼の正体を知った時、どんな反応をするのか気になります!