『呪物少女─イジメには死返しを─』は、壮絶なイジメにより大切な人を奪われた主人公・沙良が、祖母の遺した強力な“呪物”を使ってイジメ集団へ復讐を遂げていくサスペンスホラーです。
沙良へのイジメは目を覆いたくなるほど悪質で、集団が何故ここまで彼女を目の敵にするのか理解に苦しみます。
行き過ぎたイジメの代償として“死返し”を受ける事になった集団の末路とは…?
漫画『呪物少女─イジメには死返しを─』の作品情報
『呪物少女─イジメには死返しを─』は、「サイコパス彼女と崩壊する僕の日常」で大人気のKfumi先生原作の話題作!
漫画配信アプリ“peep”にて配信されており、原作ノベルもpeepにて読むことができます。
” 酷いイジメのせいで唯一の味方を失った主人公が、集団を地獄に堕とすべく奮闘する復讐劇。”
登場人物
雨宮沙良(あまみやさら)
この物語の主人公で、田舎から二時間かけて通学している女子高生。
田舎育ちで大人しいせいで、クラスメイトから酷いイジメを受けている。
雨宮都子(あまみやみやこ)
沙良の祖母。
幼い頃から沙良を育てており、お祓いを生業としている。
漆崎蓮(うるしざきれん)
沙良のクラスメイトでイジメ集団の主犯格的存在。
佐土玲央(さどれお)
イジメ集団の一人で、実行犯的存在。
百合原愛(ゆりはらあい)
イジメ集団の一人で、あかりの腰巾着的存在。
香坂あかり(こうさかあかり)
イジメ集団の一人で、苦しむ沙良の写真を撮っては楽しんでいる性悪女。
『呪物少女─イジメには死返しを─』各話あらすじと感想
第1話|幸せの崩壊
第1話あらすじ
このお話の主人公は、クラスメイトから酷いイジメに遭っている沙良。
日に日に悪化するイジメに沙良が悲観する中、迎えに来た祖母は笑顔で出迎えます。
仕事のついでに町までやって来たという祖母は、沙良の好きなハンバーガー店へ。
思い詰めた沙良は“お祓い”の仕事をしている祖母に、呪いは本当にあるのかと尋ねます。
祖母は頷くと、人を陥れようとすると必ず自分に返ってくると一言。
孫が何か悩みを抱えていると悟った祖母は“無理して学校に行く必要はない”と言ってくれましたが、沙良は打ち明ける事ができませんでした。
しかし翌日、沙良の祖母に目を付けたイジメ集団はとんでもないイタズラを思いついて…。
第1話の感想
冒頭から、沙良への酷すぎるイジメの数々に心が痛みました。
生ゴミを食べさせられるだけでなく、暴力に暴言まで…。
生きている事まで否定され、沙良が学校に行きたくないと思う気持ちも分かりますね。
沙良は幼い頃に両親と行き別れており、祖母と二人で支え合いながら生きてきた女の子。
祖母は本当に素敵な人で、沙良も祖母と一緒にいる時だけは辛い現実を忘れる事ができたのではないでしょうか。
しかし、沙良の些細な幸せも壊すイジメ集団の行動に絶句…。
イタズラでは済まされない仕打ちに怒りを覚えましたが、沙良はどうするつもりでしょうか?
第2話|一人目のターゲット
第2話あらすじ
イジメ集団の悪ふざけで祖母を殺され、復讐を決意した沙良。
祖母の遺した蔵でたくさんの“呪物”を見つけた沙良は、その中の一つ“イヌキバコ”を手に取ります。
イヌキバコとは、箱の中に何かを入れると対象者の胃の中に移動するというもので、解呪するには対象者の胃袋に血を飲ませるか死亡するかしかありません。
自らの体でその力を試した沙良は、早速イジメ集団に使い懲らしめてやろうと企みます。
翌日、登校した沙良はイジメ集団の一人・佐土に目を付けると、イヌキバコを使い復讐を開始して…。
第2話の感想
イジメ集団のせいで、唯一の肉親であり心の拠り所だった祖母を亡くした沙良。
あんな仕打ちを受ければ沙良が復讐を企むのも当然ですし、その権利があると思います。
1話ではキラキラとしていた沙良の目が復讐に燃えており、気の弱かった性格も強気に一変。
自らの体を犠牲にしてまで効果を確かめるあたり、本気度が伝わりますね!
沙良が最初に選んだのは“イヌキバコ”という呪物で、箱の中身と対象者の中身を反映させる優れもの。
まずはグループ一の小物感が漂う佐土をターゲットにした沙良ですが、復讐の行方が楽しみです!!
第3話のあらすじと感想
第3話あらすじ
全く反省しない佐士に呆れ果てた沙良は、大量の水を体内に取り込むと様々な不調が現れる“水中毒”について説明。
それでも自分の立場を理解しない佐士に軽蔑の目を向けると、沙良はイヌキバコに大量の水を注ぎ始めました。
立っていられないほどに苦しんだ末、佐士は水だけでなく生ゴミまでも吐き出します。
苦しみもがく佐士を眺めながら、祖母の分まで苦しむよう促す沙良。
このままでは殺されると悟った佐士は慌てて許しを請いますが、既に手遅れでした。
佐士への復讐を果たした沙良ですが、その様子をイジメ集団の一人・愛に目撃されていた事が発覚。
あかりに相談しても信じてもらえず憤りながらも、沙良が佐士の死に関わっていると確信した愛は、恥ずかしい画像を見せながら脅迫しようと企みます。
しかし沙良は動じる事なく立ち去ると、今度は愛をターゲットにすべく蔵へと向かって…。
第3話の感想
イジメ集団の中で、最も下っ端の佐士への復讐を果たした沙良。
最後まで反省する事なく絶命した佐士ですが、祖母の受けた苦しみに比べるとぬる過ぎますね。
とはいえ体内に釘や生ゴミを入れられた挙句、溺死のような形で絶命する佐士の末路にスッキリしました♪
しかし佐士の殺害シーンをまさかイジメ集団の一人・愛に見られていたなんて…。
愛は恥ずかしい画像で脅そうと企みますが、全く動じない沙良の強さに感動しました!
次のターゲットを愛に絞った沙良ですが、呪物を使用した代償がちらつき始めます。
読者としては沙良が報いを受ける事なく復讐を果たして欲しいと願っていましたが、ハッピーエンドとはならなさそうですね…。
このまま使い続けると、沙良の身体はどうなってしまうのでしょうか。
『呪物少女─イジメには死返しを─』の見どころは?
ここでは『呪物少女─イジメには死返しを─』の見どころを2つご紹介します!
イジメ集団がクズ過ぎる
沙良へのイジメが本当に悪質で、あんなにも酷い事を笑顔で行う集団にドン引きしてしまいます。
特に主犯格の漆崎は、親の権力を嵩にやりたい放題のド屑です。
他のメンバーは漆腹の腰巾着ですが、沙良を徹底的に追い込む外道ぶりに腹が立ちました!
沙良の変貌
1話冒頭では気弱で大人しかった沙良が、祖母を失ってからは強気な少女に変身。
目からは光が失われ、ただ冷静に復讐を遂げていく姿にゾクゾクしました!
私が沙良の立場でも呪物を使って復讐すると思いますが“人を陥れようとすると自分に返ってくる”という祖母の言葉が気になりますね…。
まとめ
『呪物少女─イジメには死返しを─』について紹介しました。
クラスメイトから壮絶なイジメを受けていた沙良は、彼らの行き過ぎたイタズラのせいで大切な祖母を失ってしまいます。
復讐の鬼と化した沙良は祖母の遺した“呪物”を使い、イジメ集団への復讐を決意。
沙良が様々な呪物を使って復讐していく様が爽快で、集団の末路が気になってたまりません。