和弘に刺され瀕死の重傷を負い、走馬灯を巡っていた麻冬。
流産時に見た我が子が日香里だと知り、彼女が兄への復讐を願っていると知った麻冬は和弘に包丁を向けて…。
日香里が成仏もできず、麻冬の子供になってまで兄に復讐しようとしていたと分かり驚愕。
麻冬は日香里の無念を晴らすためにも、ついに和弘を殺してしまうのでしょうか。
『妻のはらわた~復讐が二人を別つまで~』25話のあらすじと感想
25話のあらすじ
車内に麻冬の姿がなく絶句する和弘。
いつのまにか背後には麻冬が立っており、その手には包丁が握られていました。
和弘の嘘を知った麻冬はどんな手を使ってでも復讐し負の連鎖を断とうと考えていましたが、日香里の事を知った今、そんな安易なものではなかったと悟ります。
自分の前にも被害者がいた事を知った麻冬は、日香里に後押しされながら和弘に襲い掛かりました。
以前月島から指摘されたとおり失うものなど何もない麻冬は本能のまま刃を向けますが、間一髪のところで渉が到着して…。
25話の感想
息をするように嘘を吐く和弘に、人生を狂わされてしまった麻冬。
被害者が自分だけなら踏みとどまれたかもしれませんが、和弘の悪事がこれだけではないと知れば怒り狂う気持ちも分かりますね。
和弘に刃を向ける麻冬をサポートするように、背中を押す日香里の亡霊の姿が印象的でした。
我が子を失った麻冬には何もないように見えますが、渉という肉親がいます。
『妻のはらわた~復讐が二人を別つまで~』26話のあらすじと感想
26話のあらすじ
麻冬の暴走を止めた渉ですが、包丁が離れ和弘の元へ向かってしまいます。
寸前で和弘から包丁を遠ざけた渉は、麻冬の傷に気付き逆上。
和弘の首元に包丁を突きつけながら、傷付いた麻冬に武田の車に向かうよう促しました。
代わりに復讐するという彼の言葉に混乱する和弘を睨み付けると、次に騒いだら殺すと脅す渉。
そして弟の行動を止めようとする麻冬に、父の手から救ってくれた姉のためなら何でもすると声を荒げました。
さらにこんなクズのせいで復讐に憑かれる姉の姿はもう見たくないと懇願。
麻冬に自分の人生を生きて欲しいと願う渉でしたが、一瞬の隙をついた和弘が反撃を仕掛けて…。
26話の感想
渉が駆けつけてくれなかったら、もう少しで麻冬が人殺しになるところでしたね。
しかし代わりに渉が殺人を犯してしまえば元も子もありません。
お互いに“失うものは何もない”と言っていましたが、互いの存在こそが生きる意味となっているように感じます。
大切なものを守るため、自らの手を汚してまで復讐を遂げようとする渉に感動させられました!
続きは『妻のはらわた~復讐が二人を別つまで~』27話~28話の感想をご覧ください♪
『妻のはらわた~復讐が二人を別つまで~』は、優しい夫の本性に気付いた主人公・麻冬が、大切な“あの子”を蔑ろにした夫へ復讐を企てる物語です。麻冬もなかなか狂っていますが、夫の和弘は女性をモノ同然に扱うクズ男。傷付いた妻を労う事もなく、[…]