『秘めごと～あの夜起きた本当のこと～』は、学生時代のトラウマが原因で“王子コンプレックス”になってしまった主人公・佳乃が突然の異動で王子と呼ばれる片桐のパートナーとなり、徐々に想いを募らせていくお話です。
憧れていた人の裏の顔を見てしまったせいで、イケメンを信用できなくなってしまった佳乃。
しかし、決意とは裏腹に片桐に惹かれていく佳乃の姿に引き込まれます。
漫画『秘めごと～あの夜起きた本当のこと～』について
作品情報
『秘めごと～あの夜起きた本当のこと～』は白石さよ先生の原作小説を高島えり先生のイラストでコミカライズ化した作品で、現在「めちゃコミック」にて先行配信されています。
学生時代の出来事が元で“王子”にコンプレックスを抱くようになった主人公が、社内で王子と呼ばれるイケメン主任に想いを募らせていくオフィスラブストーリー。
原作は小説投稿サイト「エブリスタ」に投稿されていた『不器用な唇』のスピンオフ作品となる『秘めごと』で、既に完結しています。
届かない存在だと理解していながらも、片桐に恋焦がれる佳乃を応援したくなりますね！
登場人物
深沢佳乃（ふかざわよしの）
結婚休職する成瀬の後任として、経営企画室に異動になった主人公。
学生時代の出来事がトラウマになり“王子”と呼ばれる存在が苦手になってしまった。
片桐怜樹（かたぎりれいき）
経営企画部の主任で、頭脳明晰・眉目秀麗の完璧な男性。
社内では“王子”と呼ばれ、女性社員の注目を浴びている。
成瀬紗衣（なるせさえ）
営業企画部のエースで、女子総合職トップの存在。
明るい性格で、かねてから交際している戸川との結婚を控えている。
戸川（とがわ）
成瀬の婚約者で、片桐と人気を二分する超有名人。
三浦（みうら）
佳乃の同期で、一足先に経営企画室に異動になった青年。
気さくな性格でムードメーカー的存在。
亀岡美紀（かめおかみき）
片桐の同期で、女性初の海外赴任者。
海外赴任を終えてアジア部へ戻ってきたが、女王様のような性格で皆を振り回す。
『秘めごと～あの夜起きた本当のこと～』の各話ネタバレあらすじ
１話～２話｜王子コンプレックス
このお話の主人公は、結婚休職を控えた女子総合職トップの成瀬の後任として、国内営業部から経営企画室に異動してきた深沢佳乃。
平凡な自分が何故成瀬の後任を任されたのか分からず戸惑いながらも、佳乃は引継ぎ作業に没頭していました。
さらに佳乃を悩ませたのは、パートナーとなる片桐主任の存在。
経営企画部で主任をしている片桐はその完璧な容姿から“王子”と呼ばれ、女性社員の憧れの的となっています。
片桐に心惹かれながらも、佳乃は学生時代に受けたトラウマのせいで心を開けずにいました。
高校生の頃、生徒会に所属していた佳乃は学校一の人気者で王子と呼ばれていた彼に片思い。
彼に喜んで欲しい一心で苦手な仕事をこなしていた佳乃ですが、ある日彼が自分の事を“便利な奴”と罵っているところを目撃してしまいます。
その日以来“王子コンプレックス”を発症した佳乃は、未だに男性を信用できずにいました。
そんな佳乃が唯一気軽に話せるのは、同期で同じ経営企画部に異動した三浦。
いつものように三浦と飲みに出かけた佳乃は、彼が深い傷を抱えている事を知って…。
過去のトラウマのせいで“王子”が苦手になってしまった佳乃。
高校時代の彼と片桐は別人ですし、少しずつ打ち解けていって欲しいですね！
３話～４話｜苦手意識
成瀬からマンツーマンで指導を終えた佳乃は、正式に経営企画部の一員に。
それでも片桐だけは苦手に感じていた佳乃ですが、よりによって向かいの席になってしまいます。
三浦の話題を振られ笑顔で答えた佳乃は、少しでも会話ができた事が進歩だと感じていました。
その後、打ち合わせを終え佳乃と成瀬と共にランチに行こうとしていた片桐の前に、海外組の同期・亀岡が現れます。
強引な亀岡に片桐を連れて行かれた佳乃は、見るからに“女王様タイプ”の彼女に苦手意識を抱いていました。
さらに苦手なはずの片桐をどうしても目で追ってしまい、佳乃は自分の気持ちが分からず戸惑って…。
まだ一緒に仕事をし始めたばかりですが、完全に片桐に惹かれ始めていますよね？
亀岡との関係も気になりますが、片桐が成瀬への想いを吹っ切れたのかも気になります！
５話～６話｜隣に居たい
経営企画部に慣れてきた頃、新規格を任された佳乃は嗅ぎつけた三浦を交え打ち合わせを行う事に。
プレッシャーに押しつぶされそうになった佳乃ですが、皆の励ましのおかげでやる気が出始めます。
しかし、打ち合わせ中に亀岡から片桐に着信が入り、どうしても気になってしまう佳乃。
打ち合わせを終えた佳乃は片桐を交えて食事に向かいますが、亀岡よりもこちらを選んでくれた事を喜んでいました。
食事を終えた佳乃は上機嫌で職場に戻っていたものの、無神経な三浦の言動に怒りが爆発。
片桐に三浦との仲を疑われてしまった佳乃は、思わず彼を突き放してしまうのでした。
その後、新製品の発売に向けて会議をする中、成瀬の仕事ぶりを目の当たりにした佳乃は自信を無くしてしまいます。
あと一週間しか成瀬といられない事を悲しみながらも、佳乃は実績を残して片桐の隣に居場所を作ろうと決意して…。
三浦は気の良い同期ですが、あまりにも距離が近過ぎますね…。
終盤での亀岡とのマウント合戦も必見です！
７話～８話｜膨らむ気持ち
急遽片桐と共に大阪へ日帰り出張に行く事になった佳乃。
無難に黒いスーツでまとめた佳乃ですが、不釣り合いなネックレスを付けてしまい外そうと悪戦苦闘していました。
ちょうど到着した片桐が取ってくれたものの“きれいな髪”だと言われた佳乃は舞い上がってしまいます。
さらに片桐の優しさに触れた佳乃は、過去のトラウマを忘れ初めていました。
成瀬が休職に入り、少し寂し気な片桐の本音が気になっていた佳乃。
彼に触れたいと思いながらも、自分では不釣り合いだと考えてしまいます。
その後、無事に仕事を終えた二人は帰路に就くため新幹線へ異動。
今日一日で片桐と打ち解けた佳乃は、もう彼への想いを止められなくなっていて…。
出発時にはガチガチに緊張していた佳乃が、帰りにはすっかり片桐と打ち解けており感動。
もう抑えきれないくらい片桐への気持ちが膨らんでいますが、佳乃の想いは報われるのでしょうか？
【考察】『秘めごと～あの夜起きた本当のこと～』の最終回・結末はどうなる？
佳乃と片桐が結ばれる
過去のトラウマのせいで新しい恋に踏み出せずにいる佳乃ですが、完全に片桐に惚れているように見えます。
片桐もやたらと佳乃と三浦の関係を気にしていましたし、少しずつ惹かれ始めているのではないでしょうか。
現時点でタイトルとなっている“秘めごと”が何か分かりませんが、成瀬の結婚式後に二人が一線を越えてしまうのではと予想しています。
亀岡とのマウント合戦が始まる
普段は気が弱くあまり意見を言えない佳乃ですが、嫌いな亀岡にはやたらと辛口に。
片桐の元を訪ねてきた亀岡にも冷たく対応していましたし、今後も会う度にマウント合戦が過熱していくのではないでしょうか。
確かに亀岡は美人ですが、女王様気質なところがいただけません…。
【まとめ】『秘めごと～あの夜起きた本当のこと～』を読んだ感想
トラウマを持つ佳乃
主人公の佳乃は控え目ながらも真面目で有能な女の子。
想い人に傷付けられた過去を持つ佳乃が葛藤しながらも、職場の王子的存在の片桐に惹かれていく様子に胸キュンでした！
片桐は見目麗しいだけでなく中身も完璧ですし、佳乃が惹かれる気持ちも分かりますね。
今はまだただの上司と部下の関係でしかない二人が、どのように距離を縮めていくのか楽しみです♪
“秘めごと”とは
タイトルにもなっている“秘めごと”が何を指すのか8話の時点では分かりませんでしたが、二人はおそらく一線を超える事になるのでしょう。
身体の関係になってしまえば佳乃の想いは益々膨らむでしょうし、片桐がどんな対応をするのか気になります。
また、成瀬に想いを寄せていたと言われる片桐が、彼女の結婚を受け入れられるのかも気になりますね！