財閥の娘から一転して借金返済に追われる生活を強いられてしまった主人公・奥村寧々。
まだ16歳の妹を養うためにも弱音を吐かず頑張っていた寧々だが、ある女性の企みよって更に多額の借金を背負わされてしまう。
借金を返すあてもなく窮地に立たされてしまった寧々は、究極の選択を強いられることになって…。
漫画『寧々の結婚~望まれぬ花嫁は幸せを願う~』はどんな作品?
作品情報
作品情報 | |
作者 | 金森ケイタ |
ジャンル | 女性漫画 |
出版社 | 双葉社 |
レーベル | めちゃコミック×fufu |
『寧々の結婚~望まれぬ花嫁は幸せを願う~』は、大人気漫画『いつわりの愛』の作者・金森ケイタ先生の最新作!
さすが人気な作家さんの最新作だけあって、出だしからかなり好評のようです。めちゃコミックの口コミでも期待の声が多く寄せられていました!
登場人物
奥村寧々(おくむらねね)
本作のヒロイン。亡き両親が残した借金返済のため、いとこである千代子の父親が経営する工場で働いている。とにかく妹想いで、自分の幸せよりも妹の幸せが一番。
千代子の策略により、多額の借金を背負わされた妹を助けるため、見ず知らずの男性と「子づくり契約」を結ぶことになる。
奥村小梅子(おくむらこうめこ)
寧々の妹。お姉ちゃんのことが大好き。千代子に誘われた夜会で、高価な壺を割ったと冤罪をかけられ、多額の借金を背負わされてしまう。
奥村千代子(おくむらちよこ)
寧々のいとこであり、姉妹を嵌めた張本人。工場で真面目に働く寧々を常に見下している。とにかく寧々のことが憎いようで、ことあるごとに攻撃を仕掛けてくる。
鮫島馨のことを狙っており、鮫島の母親と何かを企んでいる模様。
鮫島馨(さめじまかおる)
鮫島財閥の跡取り息子。容姿端麗で仕事もできるエリートの中のエリート。常に令嬢たちから熱い視線を送られているが、当本人は女性が苦手。
寧々の性格や仕事ぶりに興味を抱き、彼女を雇いたいと考えていた。しかし母親の策略により、寧々と「子づくり契約」を結ぶことになる。
『寧々の結婚~望まれぬ花嫁は幸せを願う~』あらすじとネタバレ感想
【第1話】ある男性との出会い
第1話(1ー3)
このお話の主人公は、両親を早くに亡くし、多額の借金を背負ってしまった奥村寧々。
借金を返済するため、いとこである千代子の父が経営する工場で朝から晩まで働いていました。
どんなに安月給だろうが、千代子から酷い扱いを受けようが、大好きな妹・小梅子のため必死に頑張っていた寧々。
そんなある日、借金返済のため立ち寄った質屋で、寧々は”ある男性”と出会うことになります。
ひょんなことから彼に仕事をお願いされた寧々は、彼の仕事場までついて行くことになりました。
そこで寧々の見事な仕事ぶりを目の当たりにした彼は、寧々に「うちで働かないか?」と持ち掛けます。
言い値で雇うという彼の申し出は、借金返済に苦労している寧々にとっては、またとないチャンスでした。
しかしすでに工場で働いてた寧々は彼のせっかくの誘いを断るしかなかったのです。
その後帰宅した寧々は、どういう風の吹き回しか、千代子から夜会に誘われ、小梅子と一緒に参加することになりました。
しかし千代子のこの誘いは、姉妹を陥れる罠だったのです…。
第1話の感想
真面目に頑張っている寧々を嘲笑い、嫌がらせを繰り返す千代子に腹が立って仕方ありませんでした。
多分、自分よりも寧々の方が優れた女性だと認めたくないんでしょうね。本当に呆れてしまいます。
また、質屋で出会った男性の顔を見た寧々は、はじめましてなのに「懐かしい香りがする」と言っていましたよね。
あの発言を察するに、寧々は昔彼とどこかであったことがあるのでしょうか?
【第2話】借金を肩代わりする代わりに…
第2話(1ー3)
夜会で小梅子を嵌めた千代子は、寧々に「明日までに壺代を弁償しろ」と持ち掛けました。
できなければ、小梅子を身売りに出すと言うのです。
寧々は妹を助けるため、血眼になって質屋を駆け回りました。
しかし何者かに妙な噂を流されていた寧々は、どこの質屋でも門前払いされてしまいます。
誰からもお金を借りることができず、窮地に追い込まれた寧々。
そんな絶望的な状況のなか、なんと寧々に” 金を貸してもいい ”という人物が現れたのです。
寧々に話を持ち掛けた男性は、お金を貸すには条件があるといいます。
その条件とは…ある男性との間に「子をもうける」というものでした。
まさかの条件に息をのむ寧々ですが、小梅子のためにもその条件を飲むことに決めます。
そして交渉は成立し、見ず知らずの男性と「子づくり契約」を結ぶことになった寧々。
後日、その男性のもとへ足を運んだ寧々ですが、そこで待っていたのは名家・鮫島財閥の息子、鮫島馨だったのです。
第2話の感想
寧々に無理難題を言いつけた千代子が、あまりにも極悪すぎてドン引きしました。金を用意できなかったら身売りに出すとか、まるでヤ〇ザですよね。
そんな悪女が、夜会に来ていた馨に媚びを売り、見事に撃沈していたシーンは本当にスッキリしました。というか、馨が夜会にきた目的は寧々であって、お前じゃないと言ってやりたいです!
また、夜会のシーンでは馨の母親が登場するのですが、千代子と何か良からぬことを企んでいそうですよね。間違いなくこの二人は今後何かを仕出かすと思います。
それに、馨の「子づくり契約」は、馨本人が望んだわけではなく母親が仕組んだように見えましたが、いったい母親は何を考えているのでしょうか…?
【第3話】馨の思惑
第3話(1ー3)
大胆にも馨に「あなたと子作りしなければならない」と伝えた寧々。
どういう訳か事情を説明しろと言われますが、答えることが出来ない寧々は動揺してしまいます。
そんな寧々に彼は「だったら俺をその気にさせてみろ」と持ち掛けたのです。
ここで引くことが出来ない寧々は「精一杯頑張ります」と伝えました。
とは言ったものの、恋愛経験のない寧々はどうやって彼をその気にさせればいいか分かりません。
それでも小梅の幸せのため、全てを一人で抱えようする寧々。
そんな寧々の姿に小梅は、「私も姉のために何かしたい…」と切に願っていました。
一方その頃、馨の執務室に秘書が報告にやってきていました。
内容は母親に関することのようで、どうやら母親は馨の会社を潰しにかかっているようで…。
さらに母親は、明日の晩餐会に寅次郎と千代子を招待しているとのこと。
いったい母親は何を企んでいるのでしょうか…?
第3話の感想
馨から「その気にさせてみろ」と言われた寧々ですが、彼をどうやってその気にさせるのか気になりますね!
というか、すでに馨は寧々の魅力に気づいているようですし、彼の方こそ耐えられなくなってしまうのでは?
寧々の可愛さは折り紙つきなので、我慢できなくなった彼の方から抱き着いてしまいそうですよね。
また、第3話のラストでは、またしても馨の母親と千代子に不審な動きが見え始めましたね。
母親は馨の会社がうまくいっていることが気に入らないのか、ことごとく邪魔をしてきます。
千代子とタッグを組んでいるのも、馨を失墜させ本家を継がすためですよね。
千代子と馨をつっくけようとしているようですし、母親はいったい何がしたいのでしょうか。
とにかくやり方がセコくて、見ていてイライラさせられてしまいました!
また、3話のラストでは、馨が寧々に” お前の色気で俺を誘ってみろ ”と大胆にも挑発!!
それに寧々はどう応えるのか楽しみですね♪
『寧々の結婚~望まれぬ花嫁は幸せを願う~』最終回の結末を考察!
借金を肩代わりしてもらう代わりに馨と「子づくり契約」を結ぶことになった寧々。
結婚とは無縁だった二人が、どのようにして愛を育んでいくのか気になるとこですが、不器用ながらもお互いに惹かれ合っていくと思います。
そしてお互いの気持ちが一つになった時、初めて本当の幸せを感じるのではないでしょうか。
両親が他界して以来、ずっと苦労してきた寧々には何が何でも幸せになってほしいですよね。
また、二人が幸せになるまでは様々な障害が待っていると思います。しかしそれを乗り越えていくことによってより二人の仲が深まっていくことでしょう!
『寧々の結婚~望まれぬ花嫁は幸せを願う~』の見どころ3選
強いヒロインの成長過程
主人公の奥村寧々は、財閥の娘から一転して借金返済に追われる生活を送っています。彼女が困難に立ち向かいながら成長していく姿が感動的です。
複雑な人間関係
寧々と彼女の妹・小梅子、そしていとこの千代子との間の複雑な関係が物語を深くしています。特に千代子の謀略により、寧々が多額の借金を背負わされる展開は見逃せません。
不器用な愛の物語
寧々が見ず知らずの男との間に子をもうけるという条件でお金を借りることになるという、ありえない契約から始まるラブストーリーが描かれています。
結婚とは無縁だった二人がどのように愛を育んでいくのかが見どころです♪
この作品は、困難な状況に立ち向かうヒロインの姿や、複雑な人間関係、そして不器用ながらも深い愛の物語が魅力です。ぜひ楽しんでくださいね!