『愛しの泣き顔』最終回まで読んだ感想(ネタバレあり)チャラい彼の本当の姿は…?

皆さんは「強い女」という言葉はご存じですか?

仕事をバリバリこなし、性格もさっぱりしていて、男性に頼らず自分一人の力で生きていけそうな、芯のある女性のことを指す言葉です。

この作品の主人公・アヤもそんな強い女性のように見えますが、本当の素顔は涙もろく弱い女性でした。

ではなぜ主人公は「強い女」として振る舞うようになったのか?それには過去のある出来事が理由で…。

この記事では、そんな『愛しの泣き顔』の感想や見どころをまとめていきます!

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漫画『愛しの泣き顔』はどんな作品?

作品情報
作者涼子
ジャンル女性漫画
出版社めちゃコミックオリジナル
レーベルcomic fizzy

『愛しの泣き顔』は、作家・涼子先生原作のめちゃコミックオリジナル漫画で、現在は12話(完結済み)配信中です。

涼子先生の他の作品では『軍神と偽りの花嫁』が人気で、絶賛連載中ですので、そちらもぜひ確認してみてくださいね!

あらすじ

あらすじ

主人公の南田アヤは、俗に言う「強い女」。仕事も次々とこなしていくバリキャリ女子な彼女だが、実は元カレとの過去のせいで、そう振る舞っていただけだった。

本当は泣き虫で弱い自分を見せられるのは、癒しの場である実家の食堂だけ。それなのに……。

いつも店に来る、顔だけは良いチャラ男・神山陽希に「結婚しよ」と言い寄られる日々に、うんざりしていた。

しかし、ある日元カレと仕事のことで泣いていたのを陽希に偶然見られてしまった!

一番弱みを見せたくないヤツに泣き顔を晒したと思ったら、陽希はなんだか嬉しそうで…?

登場人物

南田アヤ

化粧品メーカーに勤めている主人公。過去に同じ職場の元カレに浮気され、挙句「ぐずぐず泣くのやめて」と言われ、それをきっかけに転職、そこでは自立した女性に。
しかし、涙もろく弱々しい自分を簡単には変えられず、人知れず泣いていることが多い。

神山陽希

いつもアヤを口説いているチャラそうなイケメン。
しかし、本当の姿は大手企業の常務取締役。泣いているアヤを慰めたり、元カレから守ってくれたりするが、実はずっと前からアヤの存在を知っていたようだ。

白田雪成

アヤの元カレ。浮気してアヤを傷つけたのに、今になっても彼女を自分の元に戻そうとつけ回す。
会社の取引先としてまた近づいてきたが、上司である陽希に見張られている。それでも彼女のことを諦めるつもりはないみたいで…。

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『愛しの泣き顔』最終回(1話~12話)まで読んだ感想

ここからは、実際に私が読んだ感想や考察をご紹介いたします。皆さんが読む際の参考になればと思います!

1話~4話までの感想

1~4話では、アヤの性格や考え、周囲との関係性がよく描かれていました。

中でも結婚に対する考えの場面はかなりリアルで、実際に結婚について周囲の人に指摘される…という方も多くいると思うので、共感高いシーンです。

職場の人との関係は基本的に良好ですが、影でひそひそと言う人もいて、職場においてのアヤの人物像に嫉妬しているというのが伺えます。

また、強い女になる原因の場面も描かれていました。特に1、2話にある雪成との回想シーンは、本当に胸糞が悪いです。

読んでいるだけで心に嫌なざわつきを覚えました…。そういった意味では、作者の涼子先生は本当に描写が上手いですね。

5話~8話までの感想

5~8話は、陽希との関係がぐっと近づきます!

今まではチャラい男と思っていたのに、本当の姿は取引先(元職場)の常務だと判明し、元カレから守ってくれます。

ただ無責任に口説いてきていたと思っていたけど、本当に想ってくれていたことがわかり、色々思うところもありつつアヤも陽希に好意が芽生えます。

恋愛や他人を信じられなくなっていたアヤが少し心を開けるようになっていて、勝手にホッとしてしまいました。

陽希としても、アヤのことは大事にしたいというのが行動の節々から現れており、早くくっつけばいいのにと思わずにはいられない展開でした。

9~最終12話までの感想

9話からは、様々な困難が立て続けに起こります。同じ企画を担当している後輩から謎に八つ当たりをされたり、実家が店を畳もうとしたり…。

アヤの周りの環境が良くない状態に変わっていくのがハラハラとしました。当然アヤは気苦労が絶えませんが、陽希のおかげで心に余裕が出来ているようでした。

特に、元カレがしつこく関わってくる時には必ず陽希が助けに入るのが、二人の信頼関係が出来上がってきているのかな、と感じられて嬉しくなりました。

最終話はネタバレになるので詳しくは書きませんが、アヤが今後のことを考えて前向きになるには十分な結果だったと思います!

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『愛しの泣き顔』の見どころ

自分の気持ちをさらけ出せるようになる過程

主人公のアヤは、元は弱い自分を必死に隠そうとしていました。しかし、陽希との関係が深まっていくにつれ、人に頼ることが出来るようになっていく様子が描かれます。

最終的には、強い女として演じている自分ではなく、アヤ自身の言葉で気持ちを言えるようになっており、彼女の成長物語としても楽しめます。

ちょっとわがままだけどかわいい陽希にキュン!

常務として実際に権力があるとはいえ、陽希は少しわがままな部分があります。いきなりキスしてしまったり、アヤに付き合うと言ってもらえるまで動かないと言ったり、いわゆる俺様気質。

でも、それもこれもアヤのことが好きだから…。アヤを泣かせる相手は許せない、とにかく守りたい!というのも伝わってくるので、その素直かわいい場面は必見です!

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まとめ

『愛しの泣き顔』は、ハイスぺイケメンとの恋愛ストーリーでありながらも、一人の女性の成長が描かれた漫画です。

全12話があっという間に感じるほど楽しく読み進めてしまいました!

強くあろうと我慢ばかり続けていたら、いつかは疲れ切ってしまいます。そんな時に癒しと勇気を持たせてくれる、そんな漫画だと思いました。

綺麗なイラストと、ちょっと強引だけど優しいイケメンに癒されたい方はぜひ読んでみてください!

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