仕事も家事も育児も、全てを一人で抱え込む主人公・恵梨香の姿は、現代を生きる多くの女性たちだけでなく男性の心にも刺さるはず。
本作『家庭も仕事もワンオペです』は、そんな「ワンオペ」状態に陥った女性たちのリアルな悩みや葛藤、そしてその中で見つける小さな喜びや成長を描いた共感度抜群の作品です。
- 仕事と家庭の両立に悩む女性
- 共感できるキャラクターの物語を読みたい方
- 夫婦の関係について考えさせられる作品を求めている方
- 日常の小さな幸せを見つけたい方
- 心に温かいものが欲しい方
漫画『家庭も仕事もワンオペです』の作品情報
作家 | 蒼田山 |
ジャンル | 女性マンガ |
レーベル | シーモアコミック |
仕事も子育ても完璧にこなしたい!そんな理想を抱くワーキングマザーの日常は、想像をはるかに超えるものでした。
仕事に追われながらも、家族との時間を大切にしたいと願うすべての女性へ贈る、感動と共感の物語です。
あらすじ
仕事と育児の両立を目指す女性の奮闘劇
愛する夫と結婚し、子宝にも恵まれ、幸せいっぱいのはずだった恵梨香。しかし、育休を終え職場復帰すると、その幸せは崩れ始める――。
ウェディングプランナーとして活躍する恵梨香は、仕事も子育ても完璧にこなそうと奮闘する。しかし、夫は家事や育児を手伝おうとせず、恵梨香は一人で全てを抱え込んでしまう。
また、職場での同僚の陰口やもあり、仕事と育児の両立の難しさに悩み、心身ともに疲弊していく。そんな中、恵梨香は自分を見失いかけ、夫婦関係もギクシャクし始める。
果たして、恵梨香は仕事も子育ても両立し、幸せな家庭を築くことができるのか?
『家庭も仕事もワンオペです』1話〜4話までの感想【ネタバレ注意】
1話|仕事と育児の狭間で揺れる主人公の葛藤
1話では、主人公の恵梨香がウェディングプランナーとしての充実感と、育児と仕事の両立に対する悩みを抱える姿が描かれています。
特に、夫の晃が家事や育児に協力しないことで、恵梨香の負担が増大している点に共感を覚えました。
仕事では輝いている彼女も、家に帰れば散らかった部屋と非協力的な夫に直面し、怒りや悲しみを感じている様子がリアルに伝わってきました。
現代社会のワーキングマザーの苦悩が、非常に生々しく描かれており、強い共感を呼ぶ展開です。
2話|夫とのすれ違いが生む家庭内の緊張感
2話では、恵梨香が帰宅後に晃に頼んでいたことが終わっていなく、家が散らかっているのを見て夫・晃に対する怒りが爆発します。
晃が最初は謝るものの、やがて逆ギレし、コンビニに行くと家を出てしまう姿には、読んでいる私がとてもイライラしました。
また2話では、恵梨香が家庭内の不満を抱えつつも、仕事のトラブルにも直面している様子が描かれており、彼女の孤独感が強調されています。
特に恵梨香に対して嫌がらせをする同僚の大石や上司の無責任な言動は、恵梨香の辛さを一層際立たせ、家庭と仕事の両立がいかに難しいかが伝わる展開で、彼女の心情に同情しつつも、今後の展開に対する期待が高まりました。
3話|仕事と家庭の板挟みに陥る主人公
第3話では、恵梨香と晃の関係がさらに悪化する展開が描かれています。なんと晃は息子である朝陽の初めての誕生日パーティーを忘れ飲みに行っていたのです。
そして、慌てて帰宅した時にはすでにパーティが終わっていました。流石にこれは酷すぎますよね。一方恵梨香は仕事で大石が問題を起こし、その解決に追われるなど、恵梨香の疲労感がリアルに描かれていたのが印象的でした。
4話|夫婦間の亀裂とその解消に向けたの試行錯
4話では、恵梨香の「期待しない」という宣言から始まり、晃の変化が描かれています。
晃は家事を全力でこなそうと奮闘する姿が印象的ですが、彼の不器用さや遅さが、逆に現実の厳しさを浮き彫りにしています。私は亮に感心しました。
一方で、恵梨香が出張中も心配しながらも仕事を続ける姿が、彼女の強さと責任感を象徴していて、本当にすごいなーと感心しました。
そして、晃の努力が実り少しずつ関係の修復が進む様子が描かれているのも目が離せないポイントです!
『家庭も仕事もワンオペです』の見どころはココ!
仕事と育児の両立のリアルな描写
主人公の恵梨香が、仕事と育児の両立に悩み、葛藤する姿は、多くの働く女性に共感すること間違いなし!
夫婦関係のすれ違いと葛藤
恵梨香と夫のすれ違いや誤解は、多くの夫婦が経験する問題を浮き彫りにしています。2人の関係がどのように変化していくのか、ハラハラドキドキして目が離せませんでした笑
女性の成長物語
仕事も子育ても一人で抱え込み、心身ともに疲弊していた恵梨香が、様々な困難を乗り越え成長していく姿には、とても勇気をもらいました。
彼女の成長を通して、皆さんも自分自身を見つめ直すきっかけになると良いなと思います。
仕事と家庭のバランスについて考えさせられる
この作品は、現代社会が抱える「仕事と家庭の両立」という普遍的な問題を、一人の女性の視点から深く掘り下げています。
私は、この作品を通して、自分自身の働き方や生き方について改めて考えるきっかけになりました。
仕事も子育ても頑張っているあなたへ
この作品は、仕事と育児を両立させようと頑張っているすべての女性に捧げる、応援歌のような物語です。
恵梨香の奮闘を通して、1人じゃないと勇気づけられ、頑張ろうと思ってくれたら嬉しいです。
まとめ
『家庭も仕事もワンオペです』は、現代女性が抱える悩みをリアルに描きながらも、希望と勇気を与えてくれる作品です。
また、主人公の成長を見守りながら、自分自身も前向きに生きていこうと思えるきっかけにもなる作品なので、ぜひ多くの方に読んでいただきたいです。