『だって望まれない番ですから』は、世界の支配者である竜族の第三王子の番となった主人公・アデリエーヌが、前世の記憶を持ったまま生まれ変わり、今度こそ惨めな人生を回避しようと奮闘する物語です。
- 一味違った転生モノを見たい
- 健気な主人公を応援したい
- 主人公の過去に隠された秘密が気になる
前世の悲惨な記憶を持って転生したアデリエーヌは、今度こそ番となる運命を回避できるのでしょうか?
また、第三王子の真意も気になります!
漫画『だって望まれない番ですから』の作品情報
作品情報 | |
作者 | 燦々サンゴ、一ノ瀬七喜、杉町のこ |
ジャンル | 少女漫画 |
出版社 | KADOKAWA |
レーベル | FLOS COMIC |
『だって望まれない番ですから』は、一ノ瀬七喜先生原作のライトノベルが燦々サンゴ先生の美麗なイラストでコミカライズ化された少女漫画で、コミックシーモアで先行配信中です。
この世で最も力を持つ竜族の第三王子の番として天空の城で暮らす事になった主人公が、夫と心を通わせようと努力する中で毒殺され、前世の辛い過去を持ったまま転生した後、今度こそ番としての運命から逃れようと足掻く物語。
アデリエーヌを毒殺した犯人や、何故第三王子が彼女を毛嫌いするのか気になってしまいます。
転生したアデリエーヌは前世の記憶を持っていますが、どんなに逃げても番としての運命に抗えないなんて辛すぎますね…。
【ネタバレ】『だって望まれない番ですから』の各話あらすじ
【第1話】番の運命
このお話の主人公は、人族の伯爵令嬢として生まれながら、17歳の誕生日に竜族・ドグランド王家の第三王子の番として天空の城に召集されたアデリエーヌ。
国同士の契約によって結ばれた二人に恋愛感情はなく、第三王子に冷たい態度を取られ、周囲から悪意を向けられながらも、アデリエーヌは彼と心を通わせようと努力を続けていました。
元々病弱なアデリエーヌはこの世で最も長寿である竜族に寿命を合わせる“番迎え”の儀式も受けられずに延期が続き、竜族の薬も魔法も効果がありません。
それでも唯一できた竜族の友人であり、騎士団のルチアやクレッシドに支えられ、辛い日々を紛らわせていました。
そんな中、番迎えの儀式を受けられなければアデリエーヌの寿命は永くても40年ほどしかないと聞き、ショックを受けるルチアたち。
しかし、万が一アデリエーヌの寿命が尽きたとしても、この世のどこかに生まれ変わり、同じ人の番になると分かり…。
>>コミックシーモアで『だって望まれない番ですから』【1話】を試し読みする
勝手に番として招集しておきながら、アデリエーヌを冷遇する第三王子や周囲の人間にイライラ…。
慣れない天空の城に来てアデリエーヌの体調も悪化していますし、この状態で番迎えの儀式を受けられるのでしょうか?
【第2話】第三王子の本音
お茶会で倒れそうになったところを第三王子に拒絶され、酷く落ち込むアデリエーヌ。
その場に残った王太子は、弟の非を詫び辛い事があればいつでも頼るよう促します。
王太子の優しさに救われたアデリエーヌですが、相変わらず周囲の人間は彼女に悪意を向けるばかり。
この日も第三王子の元婚約者候補・ラディアに絡まれたアデリエーヌは、仲裁した第三王子の態度に深く傷つきます。
アデリエーヌが触れる事は許さないのに、ラディアが触れても動じない第三王子。
その夜、アデリエーヌは食事の場で第三王子の態度を批判しますが、変わらない彼に絶望しこれ以上関わる事を諦めます。
彼がこの日以来アデリエーヌを避ける中、ある晩彼女は第三王子と王太子の言い争いを聞いてしまい…。
>>コミックシーモアで『だって望まれない番ですから』【2話】を試し読みする
優しくアデリエーヌを気にかけてくれる王太子に対し、番であるはずの第三王子の態度に腹が立ちます!
ラストでは第三王子の本音が明かされ、アデリエーヌがあまりにも可哀想になりました…。
【第3話】前世の記憶
ある日、美しい青年と浜辺で待ち合わせをしていたアデリエーヌ。
遅刻した青年に怒りをぶつけるアデリエーヌですが、彼にもらったイラリアの花束に頬を緩ませます。
そして、今日一日わがままを聞いてくれたら許すと一言。
それから夜まで楽しい時間を過ごした二人は、浜辺で夕食を取りながら別れを惜しんでいました。
どこか浮かない顔のアデリエーヌを案じた青年は、何か心配事があるのかと質問。
相変わらず名前を教えてくれない彼に不満を抱きながら、アデリエーヌはもうじき許嫁との婚約が正式に決まる事を打ち明けて…。
>>コミックシーモアで『だって望まれない番ですから』【3話】を試し読みする
第2話から突然お話が飛んで困惑しましたが、これはアデリエーヌの前世の記憶でしょうか?
青年はどう見ても第三王子だと思いますが、前世で想い合っていたのにアデリエーヌを避ける理由が気になります!
【第4話】アデリエーヌの最期
第三王子の本音を聞き、ショックで倒れてしまったアデリエーヌ。
二日ぶりに目を覚ました彼女の側には、心配そうな王太子の姿がありました。
彼女が枕元に飾られたイラリアの花を気に入ったような素振りを見せると、何故か王太子が豹変。
この花は彼女に相応しくないと伝えると、すぐに花を変えさせると言い出しました。
王太子の態度に戸惑ったアデリエーヌは第三王子の様子を尋ねますが、彼は任務を優先したと判明。
自分を気遣ってくれる王太子の優しさを、アデリエーヌは嬉しく思うのでした。
しかし、翌日から第三王子の命令で、アデリエーヌは今後一切の外出を禁じられる事に。
監禁だと反論するアデリエーヌですが、決定は覆らず部屋に閉じ込められてしまいます。
辛い生活に限界を迎える彼女の元にやって来たのは、友人のクレッシド。
彼はアデリエーヌを元気付けるためにプレゼントを渡そうとしますが、彼女は拒絶。
それ以来、クレッシドとも疎遠になった彼女が孤立する中、侍女が用意したお茶を飲んだアデリーヌは倒れてしまい…。
>>コミックシーモアで『だって望まれない番ですから』【4話】を試し読みする
イラリアの花といえば前世で第三王子がアデリエーヌに渡した花ですが、もしや彼が用意したものなのでしょうか?
また、お茶を飲んだアデリエーヌの運命が一変する展開に度肝を抜かれました!
【第5話】新しい人生
何者かに毒殺されたアデリエーヌは、パイ屋の女主人として生まれ変わります。
彼女の元にも第三王子の番を選ぶ晩餐会の招待状が届きますが、アデリエーヌが招待状に触れた途端前世の記憶が蘇り、番に選ばれれば死が待ち受けていると確信。
今度こそ残酷な運命から逃れたいアデリエーヌは、町から出ようと検問へ急ぎました。
しかし番候補を逃がさぬよう検問が厳しくなり、アデリエーヌは町を出る事すらできません。
途方に暮れた彼女が店の常連客・レヴィに乗合馬車の様子を見て来るよう頼むと、やはり乗合馬車も登録制になっていると判明。
その後、町を囲う城壁から抜け道がないか確認していたアデリエーヌの前に、只ならぬ雰囲気を纏った貴族の青年が現れて…。
>>コミックシーモアで『だって望まれない番ですから』【5話】を試し読みする
過酷な運命に抗おうとするアデリエーヌを応援したくなりました!
あの貴族の青年は人族に見えますが、もしや竜族の関係者なのでしょうか?
【第6話】二人の王子の秘密
町から脱出する方法を模索しながらも、いつも通りの生活を送っていたアデリエーヌ。
店の常連客から王族の血筋が人族から番を迎え入れるのは五度目で、良くない噂が流れていると聞いたアデリエーヌは、情報を集めようと図書館へ向かいます。
そこで招待状と同じ国印が押印された本を見つけると、早速中身を確認。
文字は読めないものの、本には恐ろしい絵ばかりが描かれていました。
中には人族の女性がこぼれた飲み物と共に横たわっている絵もあり、思わず震えてしまうアデリーヌ。
その直後、またも嫌な気配を感じたアデリエーヌのすぐ背後に、昨日の青年が立っていました。
青年との会話の中で竜族の二人の王子が名前を奪われた事を思い出したアデリエーヌは、当たり障りのない話題で誤魔化そうとします。
彼に自宅まで送ってもらった彼女は、待ち構えていた幼馴染のゼファと遭遇。
騎士団の副団長をしているゼファにより、あの青年がアヴィニエール公爵だと分かり…。
なんだか彼が何か良からぬ事を考えていそうで、お話の続きが気になります!
【見どころ】『だって望まれない番ですから』のココに注目!
- 逃れられない運命
- 第三王子の真意
逃れられない運命
竜族の第三王子の番として、ドグランドに召集されたアデリエーヌ。
勝手に招集したくせにこんなにも酷い仕打ちを受けたら、自分がアデリエーヌの立場ならもう二度と関わりたくないと思います。
あらすじにあるように、アデリエーヌはもうじき毒殺される運命。
前世の辛い記憶を持ち転生したアデリエーヌが、どのように第三王子の番となる運命を回避するのかが最も気になるポイントです!
第三王子の真意
アデリエーヌを番として招集しておきながら、冷遇し追い込んだ第三王子。
一見彼女を拒絶しているように見えますが、第3話での彼を見る限り、実はアデリエーヌを守るためにわざと辛く当たっているのでは…?
本当はアデリエーヌを愛しているのに、何らかの理由で遠ざけているように感じました。
また、作品内のどこを探しても第三王子の名前が見当たらず、彼の名前が明かされない理由も見どころの一つだと思います!
【結末予想】『だって望まれない番ですから』の最終回はどうなる?
第三王子は彼女を突き放しながらも、アデリエーヌを守ろうとしているように感じますね。
個人的に、実はアデリエーヌに優しい王太子が黒幕で、彼から遠ざけるためにわざと距離を置いているのでは…と予想しています。
第三王子が番を得て力を取り戻すのを阻止するために、王太子はアデリエーヌに危害を加えようとしているのではないでしょうか。
とはいえ何も言わなければ想いは伝わりませんし、第三王子の態度がもどかしいです!
【レビュー】『だって望まれない番ですから』の感想を紹介!
先の読めない物語
物語の冒頭だけを読むと転生モノだとは思わなかったのですが、読み進めていくと前世の記憶を持ちながら転生した主人公が運命に抗おうとするお話で、一気に引き込まれました!
私自身は最新話まで読みましたが、全く先の読めない展開に驚き…。
相当想像力を膨らませなければ理解できない難しい内容なのですが、普通の転生モノに飽きた方にこそ読んでいただきたい作品です!
愛しているはずなのに
最も謎なのは、第三王子が何故アデリエーヌに冷たく接するのかという事。
第3話で見たアデリエーヌの記憶では、二人は相思相愛に見えましたよね。
長寿である竜族は全ての記憶を持っているでしょうし、愛する女性を遠ざける理由が気になりました!
また、優しそうに見えてクセのありそうな王太子が何を考えているのかも気になります!
序盤ではアデリエーヌにとって辛い展開が続きますが、どうか最後には幸せになれると願いたいです!