『泣き虫鬼さん拾いました』あらすじや見どころを解説！拾った鬼の大きすぎる秘密

『泣き虫鬼さん拾いました』は、資産家の跡取りとして生きる主人公が、ボロボロになった鬼を拾ってしまうファンタジー作品です。

拾った鬼が“隠している秘密”とは、疎まれる二人の生活とは、「鬼×人間」の結末はどうなるのか…。

漫画『泣き虫鬼さん拾いました』の作品情報

漫画家“中嶋ゆか先生”は、2007年に漫画家デビューし、「天使と悪魔とわたし」や「となりのオバケさん」など、少女漫画を得意としています。

「キャラクターを丁寧に描く」と定評があり、『泣き虫鬼さん拾いました』もキャラクターの可愛さが爆発しています。

そんな本作は、資産家の跡取り令嬢“紅”が、ボロボロになった鬼“銀河”を拾ってしまう物語ですが、この鬼が泣き虫で本当に弱すぎ！

銀河は“ある秘密”をかかえており、その秘密はのちに大きな波乱を巻き起こすことになるのです…。

【ネタバレなし】『泣き虫鬼さん拾いました』のあらすじをちょい見せ！

今の日本では、鬼が人間に絶対服従を誓っており、能力のある鬼は人間界で生活することを許されています。最近のトレンドは、「強い鬼をお金で買い、ボディーガードとして雇うこと」。

こんな世界で生きている資産家跡取りの“紅”は、裕福な生活をしている半面、「愛人の子」とバカにされ、使用人たちからも虐げられています。

紅に縁談の話しが舞いこみますが、もちろん破談に。「資産家の娘」という看板を背負うことに、嫌気がさしていまいた。

紅が庭を散歩していると、細い色白の男の子が目の前に倒れてきます。その子の頭には、小さなツノが生えていたのでした。

【面白い】『泣き虫鬼さん拾いました』の見どころ３選！

虐げられる紅は変われるのか？

資産家令嬢の“紅”は、カースト最高位のお嬢様ですが、「愛人の子」というだけで使用人たちからも虐げられています。そんな紅が、鬼の“銀河”と出会ったことで「人として成長していく姿」が、美しくてカッコイイ！

周りからどれだけバカにされても、文句ひとつ言わなかったのに、銀河のためならどんどん行動していく紅をぜひ見てほしいと思います！

最弱であり最強の鬼の本性

鬼といわれたら、ムキムキマッチョを想像しますが、“銀河”は色白な上に、ヒョロヒョロしていて頼りない。すぐにメソメソ泣く姿は、鬼というよりも小さい子供のようです。

でも、人の血を口にすると“ある変化”が起き、鬼種族最高位の「呪天ノ鬼」へと変わっていきます。

二人の未来はどうなるのか？

資産家の跡取りとして生まれた“紅”と、「呪天ノ鬼」最後の生き残り“銀河”は、同じ家で暮らします。

これから長い時間を一緒に過ごすことで、お互いに惹かれ合ったりすることもあると思いますが、同じ運命を歩くことは絶対にありません！

この現実を突きつけられた時、二人がどんな選択をしていくのか気になります！

『泣き虫鬼さん拾いました』ネタバ感想・レビュー

今までにない設定で面白い！

「ゴリゴリに強い鬼×弱い人間」の王道ストーリーではなく、泣き虫鬼の設定が新鮮で面白い！しかも、「鬼が人間に服従している世界」も新しいですよね。

二つの顔をもつ鬼と、令嬢なのに虐げられている主人公が、現代社会でどうやって生きていくのか、先の読めない展開にワクワクが止まりません！

泣き虫銀河がとにかく可愛い！

最高クラスに強いはずの“銀河”は、人の血を口にしない限り、めちゃくちゃに弱い！鬼なのに泣き虫で、人間の紅にベッタリな姿は、ギャップ萌えしちゃいます！

そんな銀河の姿に、普段はクールな紅もキュンキュンしていて、二人のやり取りも「ただただ可愛い」の連発！母性を爆発させてくれる銀河を、ぜひご堪能ください。

二人の未来が幸せであってほしい！

呪天ノ鬼の生き残りである“銀河”と、資産家の跡取りである“紅”が、将来一緒になることはありませんよね。近い将来必ず離れ離れになるかと思うと、すっごく悲しいです。

今後、鬼退治のように銀河を追いつめる事件も起きそうですが、そのとき紅はどうするのか。

「鬼が人間に対して絶対服従を誓った」この世界を、銀河と紅が変えてくれるのか、クライマックスまで目が離せない展開になりそうです。