今回紹介する漫画『狂育ママ・サエコ』は、自分の娘に異常な愛情を捧げるシングルマザーが主人公の作品です。
ボロボロのアパートに引っ越してきた紗江子と娘の唯。一見するとごく普通のシングルマザーとその娘のようですが、母親の娘に対する愛情は常軌を逸していて…!?
本記事でそんな『狂育ママサイコ』のあらすじや感想をネタバレありで解説していきます。
『狂育ママ・サエコ─この子のためなら─』の作品情報
「狂育ママ・サエコ─この子のためなら─」はtaskeyから出版されている作品です。
美人の紗江子が、彼女に似ていない娘・唯に異常な愛情を捧げるサイコパスな作品となっています。グロテスクなシーンや過激なシーンもありますが、絵がとてもきれいなので読みやすいです。
一見すると優しい母親のように見えますが、娘の些細なことで涙が溢れたり、娘の可愛いさに興奮しすぎてそれを抑えるため自身の腕を傷つけるなど、異常な行動をみせています。
そんな紗江子が娘の幸せのために男を誘惑するなど、あらゆる手段を使っていく物語が魅力の作品です。サイコパスなキャラクターがお好きな人におすすめな作品となっています。
どんな物語?『狂育ママ・サエコ』のあらすじ
シングルマザーの紗江子とその娘の唯はボロボロのアパートに引っ越しします。アパートの隣は豪邸で、2人とは違い裕福な家庭で父親もいるようです。
紗江子は隣の家庭から唯のために「幸せ」を奪おうと考えるようになります。唯は中学校に通うようになりますが、クラスメイトには隣の家の娘・カレンがいました。
しかもカレンはいじめっ子のリーダーで唯は早速ターゲットになってしまいます。紗江子はその頃、唯を幸せにするために裏で動き始めました。
狂気!『狂育ママ・サエコ』の見どころ
紗江子の愛情が異常!
紗江子の唯への愛情は常軌を逸しています。唯の些細な言動で感動し、涙を流すほど。このような異常な愛情が多くみられます。娘の可愛に興奮しそれを抑えるため自分の腕を傷つけて感情を落ち着かせるシーンは特に見どころですね。
また、唯を幸せにするために男を誘惑するといった行動をためらいもなくやっていきます。紗江子の行動は想像できないことが多いので、彼女の予想外の行動も必見です。
唯とカレンのやり取りにも注目
唯は紗江子と容姿が似ても似つかず、決して美人とはいえません。しかし、素直で優しい性格をしており、紗江子が溺愛するのもわかるほどとても良い子です。
そんな唯は転校した中学校でアパートの隣の豪邸に住むカレンとクラスメイトになります。カレンはいじめグループのリーダーで唯は早速いじめのターゲットになってしまいました。唯とカレンのやり取りも注目です。
紗江子が何をしてくのか想像しよう
紗江子は隣の家庭から「幸せ」を奪おうと考えます。紗江子と唯にないものは、きれいな家や庭、お金、父親といったもの。これらを紗江子はどのようにして奪っていくのか注目です。
紗江子は目的のためならどのような手段も使いそうなので、想像できないようなことも考えられます。紗江子が次に何をしていくのかを想像していくのも本作品の見どころでしょう。サイコパス紗江子の動きを想像し、答え合わせをしていくのも面白いかもしれません。
『狂育ママ・サエコ』を読んだ感想
紗江子が唯を愛するのは何故なのか
子どもを母親が愛するのは一般的なことですが、紗江子が唯に対して捧げている愛情は異常と言えます。ここまで紗江子が唯を溺愛しているのは何か理由がありそうです。生まれた時からこのような愛情を持っていたのでしょうか?いつから紗江子が異常になっていったのかも知りたいですね。
紗江子と唯は血がつながっている?
紗江子と唯は親子ですが容姿は全く似ていません。唯が父親似の可能性はありますが、紗江子と本当に血がつながっているのか気になります。また、紗江子が唯のために整形をした可能性も考えられます。2人の関係性も明らかにしてほしいです。
紗江子はなぜシングルマザーになったのか
紗江子はシングルマザーとしてアパートに引っ越してきましたが、引っ越す前はどのような生活をしてきたのでしょうか?唯の父親も気になります。
ボロボロのアパートに引っ越してきたのでお金はないようなので、養育費も受け取っていないようですね。2人のこれまでの生活もキーになるような気がします。深堀が楽しみです。