『天使の警醒』全話あらすじ・ネタバレ感想｜最終回の結末はどうなるのか？

今回紹介する漫画『天使の警醒－16年後に目覚めた私－』は、交通事故に遭い16年間ぶりに目を覚ました主人公・海深（うみ）が、見知らぬ妹や同級生と共に失った記憶を取り戻そうとする物語です。

漫画『天使の警醒－16年後に目覚めた私－』はどんな作品？

『天使の警醒－16年後に目覚めた私－』は、斉藤倫先生が手掛ける少女漫画で、現在分冊版は第13話、単行本は第3巻まで発売されている作品です。

また、漫画配信アプリ「コミックDAYS」では第15話まで配信されているので、続きが気になる方はそちらで読まれる事をおすすめします。

いつの間にか生家はなくなっているし、事故の翌日に生まれた見知らぬ妹・希実は現れるし…。

両親も何かを隠しているように見え、謎だらけの展開に引き込まれてしまいます。

16年前に何があったのか、そして海深にどんな秘密が隠されているのかが物語を読み解く鍵となりそうですね！

【ネタバレ】『天使の警醒』の全話あらすじ

【１話】謎だらけの世界

このお話の主人公は、高校二年生の時に交通事故に遭い16年ぶりに目を覚ました海深。

記憶を失った海深の心は17歳のままでしたが、実年齢は33歳となっていました。

しかも目の前には事故後に生まれた見知らぬ妹・希実もおり、海深は混乱してしまいます。

記憶を失くしたまま帰宅した海深ですが、生家はなくなっており別の場所に引っ越したとの事。

さらに誰かと絵を描いていたという事しか思い出せず、海深は取り乱します。

それでもいつも寄り添ってくれる希実のおかげで、半年後海深は通信制高校に編入する事になりました。

校内を案内してもらいながら、美術室で絵を描く青年を見つけた海深。

その青年・山口の姿を見た海深は、誰かと重なるような感覚に陥っていました。

【２話】隠し事

失った記憶を取り戻そうと訪れた美術室で、同じ歳で同級生だった美術教師・加賀谷と遭遇した海深。

16年前二人は同じ予備校に通っており、海深は加賀谷ならあの“絵”について知っているかもしれないと思い始めます。

しかしその日の放課後、希実は海深に向かって人を信じすぎないよう警告。

さらに失った記憶は自分で思い出さなければ意味がないと言われてしまいます。

帰宅した海深が部屋で休む中、姉妹の母親はこのまま記憶が戻らなければいいのにと望んでいました。

【３話】家族の秘密

16年前に描いていた天使の絵を見つけた海深ですが、左利きの自分には描けないタッチである事に気付きます。

山口に尋ねようと美術室に向かった海深は希実に遭遇。

希実は自分が描いた事を認めますが、居合わせた加賀谷は疑っているようでした。

加賀谷が何かを知っていると睨んだ希実は、海深が自分で思い出すまでは何もしないで欲しいと牽制。

しかし加賀谷は何故頑なに秘密を守ろうとするのかと、意味深な言葉をぶつけました。

その夜、どうしても記憶を取り戻したい海深は16年前に住んでいた家に行きたいとお願いしますが、その言葉を聞いた母は取り乱し拒絶されてしまいます。

家族が何かを隠していると確信した海深は、山口の元へと向かいました。

【４話】新たな謎

山口に本音を打ち明けた翌朝、寝坊した海深は慌てて飛び起きますが、既に希実は出発していました。

遅れて登校した海深は、7月に一週間の合宿講習会がある事を知らされます。

体調の不安から参加を見送ろうとした海深ですが、講習会場が以前住んでいた家の隣の市だと知り参加を決意。

希実も了承し、二人は合宿に向けて準備を始めました。

二人で書類を書きながらお互いの血液型について話していた海深たちですが、些細な事から口喧嘩をしてしまいます。

翌日、友人と献血に向かった希実は、自身も知らなかった事実を知り混乱していました。

【５話】知らない傷

海深が腹部に見知らぬ傷痕を見つけた頃、自分の血液型が両親から生まれないO型だと知りショックを受けていた希実。

帰宅した希実が洗面所に向かうと、そこには下着姿の海深が立ち尽くしていました。

海深は驚き出て行こうとする希実を引き留めると、腹部の傷痕について尋ねます。

しかし知らないと突き放された海深は、訳も分からず混乱していました。

一方、母が入所するグループホームを訪れた山口は、錯乱した母に拒絶され落ち込みます。

その夜、山口のバイト先を訪れたものの休みだと聞き心配になった海深は、彼の家を訪れていました。

【６話】新たな疑問

母親との確執で傷付いた山口を、優しく抱きしめた海深。

我に返った海深は赤面しますが、山口は“慣れているから大丈夫”だと呟きます。

しかし、山口が同じ痛みを抱えていると悟った海深は、彼の事をもっと知りたいと思い始めていました。

一方、献血に行った事で自分は両親からは生まれないＯ型だと知った希実。

希実から話を聞いた父は自分もＯ型だったと誤魔化しますが、AB型の母親とＯ型の父親が交わっても、Ｏ型の子供は生まれないと知り傷付きます。

さらに帰宅した海深から山口の匂いがする事に気付いた希実は、二人の歳の差を上げ“おかしい”と一言。

翌日、美術室を訪れた希実は、山口に血液型の事を打ち明けて…。

【７話】確信に迫る証拠

保健室で山口と二人きりになった海深は、腹部の傷痕を見せます。

すると山口は帝王切開の痕ではないかと発言。

二人の会話を聞いていた希実は大急ぎで帰宅すると、母に“自分は海深の子供なのか”と尋ねました。

取り乱す母を見てショックを受けた希実は失踪。

山口や両親が必死に探し回る中、体調の悪い海深は一人自宅で休んでいました。

自室で天使の絵の上に被せられていた白いキャンバスを見つけた海深は、その裏に“あるもの”が貼りつけてある事を発見。

その頃、希実を発見した山口は家に連れ帰ると、海深に連絡して…。

【８話】父親の存在

不安定な母に育てられた山口は、“危なっかしいヤツ”に惹かれるように。

そのため、海深が気になって仕方ないのも母の影響だと考えます。

海深が持って来たエコー写真を眺めていた三人は、予定日から希実のものだと考えるように。

目の前の二人が母娘なんてあり得ないと思いながらも、子供の父親について気になり始めます。

手がかりは何もなく途方に暮れた海深は、以前住んでいた家に行きたいと懇願。

スクーリング当日、山口は海深の手を取ると二人でかつて住んでいた家へと向かいました。

その頃、希実は戸籍を取りに役所へと向かっていて…。

【９話】もう一人の姉妹

山口と共に、以前住んでいた家に向かった海深。

転んだ拍子に豹変した海深は、山口を抱きしめながら唇を重ねます。

山口に制止された海深は意識を取り戻しますが、少しだけ夢を見ていたと告白。

夢の中では自分が二人おり、家の中に入ればもっと思い出せそうだと走り出します。

その時、海深の同級生の母親だという女性が声をかけてきました。

海深の姿を見た女性が姉か妹か分からないと悩んでいると、娘の奈々子が到着。

しかし、海深の姿を見た奈々子は何も言わず大急ぎで立ち去ってしまいます。

海深の記憶が混乱する中、用事を終えた希実が加賀谷と共にやって来て…。

『天使の警醒』最終回の結末予想！

5話まででは謎が何一つ明らかになっていませんが、いつも側にいてくれる山口に惹かれ始めている海深。

山口も海深の事を放っておけないようですし、二人は年齢差を超えて良きパートナーとなるのではないでしょうか。

とはいえ、海深は山口に見覚えがあるようなので、過去に二人が何らかの繋がりがあったという可能性も…。

個人的にはハッピーエンドを期待してしまいますが、まだまだ謎が隠されていそうで気になります！

『天使の警醒』感想・レビュー

海深と希実は親子？

記憶を失った海深が16年の時を経て目覚めるという展開に引き込まれました！

今のところ謎だらけですが、家族が何かを隠しているのは明らかですよね。

希実は両親から生まれるはずのない血液型だと判明しましたし、海深には腹部に謎の傷痕が…。

あの傷痕は帝王切開の痕で、希実は海深の娘なのではと感じました！

希実が生まれたのは海深が事故に遭ってすぐですし、事故のせいで命が危うくなったために慌てて出産したのでは？

当時女子高生だった海深が妊娠とはショッキングですが、両親が隠しているのはこの事でしょうか。

父親は誰？

海深が希実の母親だとして、もう一つ気になるのは父親が誰かという事。

事故直前の記憶では誰かと絵を描いていたそうですし、事故に遭う前まで海深は父親となる男性と一緒にいたのではないでしょうか。

海深の両親は、この父親の存在も知っていながら隠している気がしますね。

また、海深は何故山口に会った事があると感じたのかも、物語の謎を解く鍵になっていると思います。

作品の節々に伏線が散りばめられており、謎が解けた時はスッキリしそうですね！

16年前に一体何があったのか、楽しみに続きを待ちたいと思います！