今回紹介する『貴女にかまう暇はないと言われた侯爵令嬢の幸せすぎる末路』は、王太子妃になるべく努力を続けていながら婚約破棄されてしまった侯爵令嬢・カテリーナが、女性嫌いと言われる冷徹な軍人公爵・ヘルベルトとの政略結婚を通し真実の愛を手に入れる物語です。
『貴女にかまう暇はないと言われた侯爵令嬢の幸せすぎる末路』基本情報
漫画『貴女にかまう暇はないと言われた侯爵令嬢の幸せすぎる末路』は、ライトノベルやTLノベル作家として活躍されている日車メレ先生原作・橘花明先生漫画の話題作!
主人公のカテリーナは、真面目だけれどどこか天然な侯爵令嬢。
お相手のヘルベルトはどう見てもカテリーナの事が好きなのに、口下手なせいで伝わらないところがもどかしくてムズムズしてしまいます!
契約結婚から始まった二人が本物の夫婦になる日が楽しみです!
『貴女にかまう暇はないと言われた侯爵令嬢の幸せすぎる末路』ネタバレあらすじと見どころ!
まずは、物語の登場人物から簡単解説しています!
登場人物について
- カテリーナ・リーゼンフェルト
生真面目な侯爵令嬢で、この物語の主人公。侯爵令嬢という身分と聡明さから、14歳の頃に王太子の婚約者となった。真面目すぎる故に融通が利かず“心がない人形”と言われ婚約破棄されてしまう。
- ハルベルト・ハイデルベルク
アヒムのいとこで、女嫌いで有名な堅物公爵。有能な軍人でもあり、口数は少ないが誠実な人物。カテリーナとは政略結婚で結ばれるが、頻繁に贈り物をしデートに誘うなどマメな性格が伺える。
- アヒム
この国の王太子で、カテリーナの婚約者。出会った頃は優しい青年だったが、優秀なカテリーナに嫉妬し冷たく当たり始める。女官として宮廷で働いていたイレーネと不貞を働き、カテリーナとの婚約を破棄する。
- イレーネ
子爵家の出身で、宮廷で女官として働いていたところをアヒムに見初められる。推薦者のバルチュ侯爵の養女となり、権力を持とうと企んでいる。
- バルチュ侯爵
内務大臣として宮廷につかえる侯爵。ゴマすりが上手いと評判で、イレーネを使って宮廷を乗っ取ろうと企む。
1話のあらすじ:婚約者の裏切り
14歳の頃に王太子・アヒムの婚約者に選ばれたカテリーナは、優秀な王妃に導かれ、国王を支え苦手な部分を補えるような妃になろうと努力を重ねていました。
しかしいつからか、アヒムは聡明なカテリーナに嫉妬し苛立つように。
それでも未来の王太子妃として毅然と振舞っていたカテリーナですが、アヒムの不貞により婚約破棄されてしまうのでした。
失意の中、宮廷を去ろうとしたカテリーナが出会ったのは、女性嫌いで刺々しい雰囲気が苦手な軍人公爵・ヘルベルト。
厳しい言葉をぶつけられたカテリーナは八つ当たりしますが、同時に体調を崩し倒れてしまい…。
優秀な王妃になろうと努力を重ねてきた婚約者に吐いた“心がない人形”という言葉があまりにも辛辣で、平静を装いながらも傷付くカテリーナの姿に心が痛みました…。
2話のあらすじ:政略結婚の提案
意識を取り戻したものの、アヒムの心無い言葉と4年間の努力を否定されたカテリーナは一生結婚したくないと思うように。
さらに国王との話し合いでは、アヒムの浮気相手のイレーネが敵対しているバルチュ侯爵家の養女となり未来の王太子妃となると聞かされ憤ります。
しかし国王は、カテリーナを傷付けた代償としてヘルベルトとの結婚を提案。
突拍子もない発言に皆が戸惑う中、またもアヒムの無神経な発言に驚いたカテリーナは、バルチュ侯爵家の独裁を防ぐべく時間稼ぎを試みます。
翌日、ヘルベルトもリーゼンフェルト侯爵家の失墜を防ぎ政略結婚を望んでいると知った彼女は、政略結婚を承諾して…。
“愛は求めない”とか“多忙だから構う暇はない”と発言しながらも、カテリーナへの愛がだだ洩れなヘルベルトにクスっと笑えるシーンとなっています♪
3話のあらすじ:初めてのデート
ヘルベルトとの婚約が決まって以来、数日おきに手紙を添えた贈り物が届くように。
婚礼衣装選びに出かける事になったカテリーナは、アイリスの花束を贈ってくれたお礼にと、同じ花の刺繍を施したハンカチを手渡します。
仕立て屋ではウエディングドレスだけでなく好みのドレスを選んだ後、食事や散策など王太子妃候補の頃にはできなかった普通の女性としてのデートを楽しんだカテリーナ。
さらに犬が大好きなカテリーナは、ヘルベルトの屋敷に3匹の犬がいると聞き喜びます。
しかし結婚式まであと4日と迫った頃、不穏な出来事が起こり…。
不器用だけれど誠実なヘルベルトの優しさに触れ、苦手から好きに変わりつつあるカテリーナの変化に嬉しくなりました♪
『貴女にかまう暇はないと言われた侯爵令嬢の幸せすぎる末路』感想・レビュー
政略結婚から始まる恋物語
王太子妃になるべく努力を重ねてきたカテリーナが、こっぴどく裏切られる展開に胸が痛みました…。
しかし王太子妃として権力を手にしても、不誠実で無能なアヒムと結ばれ苦労するより、不器用でも誠実なヘルベルトの妻として普通の幸せを掴む方が絶対に幸せになれると思います。
ヘルベルトはどう見てもカテリーナに想いを寄せていますし、実は婚約破棄の瞬間を待ち望んでいたのでは…。
アヒムに傷付けられた分、思い切り幸せにしてあげて欲しいですね!
堅物公爵のギャップに萌える
冷徹な印象とは異なり、とってもマメで優しいヘルベルトのギャップにキュン…。
数日に一度の贈り物も嬉しいですが、言い訳しながらも愛がだだ洩れなお手紙付きというところも最高ですね♪
カテリーナの好みを調べ、彼女が喜ぶデートを考えてくれるところも素敵だと感じました!
さらに家には犬が3匹もいるようですし、カテリーナには幸せな未来が待っているのではないでしょうか。
今後も天然なカテリーナと、堅物なヘルベルトの恋の行方を見守っていこうと思います!
『貴女にかまう暇はないと言われた侯爵令嬢の幸せすぎる末路』最終回結末を考察!
最終的には、カテリーナとヘルベルトが本物の夫婦になると思います!
王太子との婚約を破棄された挙句、堅物公爵のヘルベルトと利害が一致し政略結婚を結んだカテリーナ。
政略結婚から始まった二人の関係ですが、ヘルベルトは最初からカテリーナに好意を寄せているように見えますし、少しでも距離を縮めようと努力を重ねる姿が可愛らしいです。
真面目過ぎて鈍感なカテリーナには正攻法では愛が伝わらない気もしますが、共に過ごすうちにヘルベルトの魅力に気付くと予想。
誠実な二人はとてもお似合いですし、末永く愛を育んで欲しいですね♪
また、カテリーナを傷付けたアヒムとイリーナには盛大な罰が下る事を期待したいです!
アヒムには留学中の優秀な妹・エルネスタがいる事も分かっていますし、王位を奪われる展開もあり得るかもしれませんね!