『身代わりの花嫁は、不器用な辺境伯に溺愛される』は、美しい姉と比較されながら生きてきた主人公が、姉の身代わりとなって嫁いだ辺境伯に溺愛され幸せになる物語です。
- 王道のラブファンタジーが大好き
- 不幸な令嬢が幸せになる姿が見たい
- 主人公を虐げる家族に天罰を下したい
漫画『身代わりの花嫁は、不器用な辺境伯に溺愛される』はどんな作品?
作品情報 | |
作者 | 一ノ瀬かおる / 椎名さえら / 一花夜 |
ジャンル | 少女漫画 / ロマンスファンタジー |
出版社 | KADOKAWA |
レーベル | FLOS COMIC |
- 2022年より連載開始された大人気小説原作のコミカライズ
- 漫画配信アプリ“カドコミ”にて不定期連載中
『身代わりの花嫁は、不器用な辺境伯に溺愛される』は、椎名さえら先生が原作、一ノ瀬かおる先生が漫画、そしてキャラクター原案を一花夜先生が手掛けた作品です。
美しい姉と比べられ虐げられてきた主人公が、姉の身代わりとなり嫁いだ辺境伯から溺愛され、幸せになるシンデレラストーリー。
主人公・クラリスの家族に腹が立ちますが、辺境伯のジークフリートを始め周囲の人々が温かくて癒されます。
また、クラリスの生家・ファーレンハイト子爵家は並々ならぬ事情を抱えているようですが、どんな秘密が隠されているのでしょうか。
【ネタバレなし】『身代わりの花嫁は、不器用な辺境伯に溺愛される』のあらすじ
ファーレンハイト子爵家の次女・クラリスは、“ファーレンハイトの宝石”と囁かれる美しい姉・マチルダと比べられながら生きてきました。
ある日、マチルダの身代わりに“人食い辺境伯”と呼ばれるジークフリートの花嫁となる事が決まり、クラリスはメイドのメアリーだけを伴い出発。
辛い結婚生活を覚悟していたクラリスですが、ジークフリートは美しい容姿と無口だけれど優しい人柄で、いつも彼女を気遣ってくれます。
ジークフリートの従兄弟・シドや使用人たちからも温かく迎えられ、クラリスは生まれて初めて安らぎを感じていました。
そんなある日、マチルダの婚約が決まり、クラリスは実家であるファーレンハイト家に顔を出すよう命じられて…。
見逃せない!『身代わりの花嫁は、不器用な辺境伯に溺愛される』の見どころ
- マチルダのギャップに注目
- 明るさを取り戻していくクラリス
- ファーレンハイト家の違和感
マチルダのギャップに注目
美しい容姿から“ファーレンハイトの宝石”と称えられるマチルダですが、中身はクラリスを虐める性悪女。
普段見せる可愛らしい姿とは違い、クラリスを虐げ虐め抜く様子は滑稽で呆れてしまいます。
また、クラリスを虐める事で日頃の鬱憤を晴らしており、最中の醜悪な顔に失笑。
普段の天使のような風貌とのギャップが凄すぎて癖になります!
明るさを取り戻していくクラリス
ファーレンハイト家では孤立し笑顔を失っていたクラリスですが、グーテンベルグ家に来てからは笑顔を取り戻していきます。
ジークフリートを始め、グーテンベルグ家の人々は温かい人ばかりで、見ているだけで心が温まりますね。
また、嫁いだばかりの頃は暗くみすぼらしかったクラリスが、ドレスとメイクで美しく変身した姿は必見!
ファーレンハイト家の違和感
マチルダだけを溺愛し、クラリスを虐げてきたファーレンハイト家。
使用人たちも違和感を覚えているようですが、何らかの秘密を抱えているようです。
今は何を抱えているのか明かされていませんが、マチルダの婚約騒動がきっかけで明らかになりそうですね。
ファーレンハイト家の闇が、今後の最大の見どころとなっていくのではないでしょうか。
物語の重要人物
- クラリス・ファーレンハイト
- ジークフリート・グーテンベルグ
- マチルダ・ファーレンハイト
- シド・ハンゼン
- メアリー
- ファーレンハイト子爵
- ファーレンハイト子爵夫人
クラリス・ファーレンハイト
ファーレンハイト子爵家の次女で、常に美しい姉と比べられ虐げられてきた少女。
姉だけしか愛さない家族に愛想を尽かし、ジークフリートに大切にされた事で初めて幸せを感じるようになります。
使用人たちも気遣うような優しい性格で、誰からも愛される素敵な人柄。
優しく誠実なジークフリートと過ごすうちに、笑顔を取り戻していきます。
ジークフリート・グーテンベルグ
“人食い辺境伯”の異名を持つ28歳の青年。
隣国との戦いで戦果を挙げ、褒章として“ファーレンハイトの宝石”を希望しました。
身代わりとして嫁いできたクラリスを見ても、驚く事なく優しく接する人柄が素敵ですね。
無口で不器用ながらも、クラリスへの愛が伝わります。
傍から見ると最初からクラリスの事を知っていたように見えますが、どんな秘密を抱えているのでしょうか。
マチルダ・ファーレンハイト
クラリスの姉で“ファーレンハイトの宝石”と称えられる美貌の持ち主。
表向きは淑やかなレディですが、クラリスを虐げる事で鬱憤を晴らす陰湿な女性です。
裕福なグレゴリー侯爵と婚約が決まりますが、幸せそうなクラリスに苛立ちを募らせている様子。
シド・ハンゼン
ハンゼン子爵の三男で、ジークフリートの従兄弟。
飄々とした性格ですが、常にクラリスやジークフリートを気遣ってくれる優しい青年です。
メアリーに想いを寄せているような描写もあり、二人の今後も気になりますね。
メアリー
クラリスを幼い頃から見守る専属メイド。
ファーレンハイト家で孤立していたクラリスの一番の理解者であり、心強い存在です。
シドに対しては塩対応ですが、恋に進展するのでしょうか。
ファーレンハイト子爵
クラリスの父であり、ファーレンハイト子爵家当主。
マチルダだけを溺愛し、クラリスを虐げてきたのには何か理由がありそうな気が…。
ファーレンハイト子爵夫人
クラリスとマチルダの母で、夫の言いなりになっている女性。
一見クラリスを無視しているように見えますが、何らかの秘密を抱えている様子です。
『身代わりの花嫁は、不器用な辺境伯に溺愛される』の感想・レビュー
身代わりじゃなかった?
虐げられた令嬢が溺愛され幸せになるという王道のラブストーリーですが、登場人物が皆魅力的で一気に引き込まれました!
特に、クラリスとジークフリートは誠実な人柄で、とってもお似合いですね。
普通の令嬢が興味を示さない政治の話にも的確な意見を出せるクラリスは、ジークフリートにとって最高のパートナーではないでしょうか。
また、最初は“ファーレンハイトの宝石”を希望していたジークフリートですが、どうやら誤解があった様子。
彼の態度を見る限り、ジークフリートは最初からクラリスを妻にしたいと考えていたのでは…?
何故誤解が生じたのか、その理由も気になってしまいます!
恋の行方が気になる!
クラリスとジークフリートの恋の行方も気になりますが、脇役たちの様子も見どころの一つです。
特に、メアリーとシドの関係がどうなっていくのかも興味が湧きますね。
今のところシドを冷たくあしらっているメアリーですが、少しずつ距離が近付いているような…。
クラリスを支えてきてくれた優しい女性ですし、メアリーにも幸せになって欲しいと願ってしまいます。
ファーレンハイト家の秘密
クラリスとジークフリートの婚約が決まってわずか数か月後、マチルダの婚約が決定。
何だか只ならぬ事情を感じますが、急いで嫁ぎ先を見つけなければならないほどにファーレンハイト家はひっ迫しているのでしょうか?
クラリスがファーレンハイト家に戻った後には修羅場の予感が…。
これでファーレンハイト家の違和感は解けるのか、お話の続きが気になります!