『一生、俺のそばにいて~エリート御曹司が余命宣告された幼なじみを世界一幸せな花嫁にするまで~』は滝井みらん先生原作・hacone先生作画の甘く切ない純愛物語。
難病で余命半年を宣告された璃子が“最期は最愛の人と過ごしたい”という願いを叶えるために幼馴染で初恋の人・匡との同棲生活を通して愛を育んでいく物語です。
気丈に振舞いながらも、病に侵され徐々に弱っていく璃子の姿に涙…。璃子はタイトル通りに“世界一幸せな花嫁”になれるのでしょうか。
【一生、俺のそばにいて~エリート御曹司が余命宣告された幼なじみを世界一幸せな花嫁にするまで~】あらすじ
- 作者:hacone、滝井みらん
- ジャンル:少女漫画
- 出版社:スターツ出版
- レーベル:comic Berry’s
最期の時間
身体中の器官を壊死させる難病「ファントム」に犯され余命半年と宣言された璃子。
“遺された時間は最愛の人と過ごしたい”と考えた璃子は、幼い頃から恋焦がれる匡(たすく)の家に押し掛け同棲生活を始めます。
病院でできる事は緩和ケアしかなく、命が尽きるのは3か月後の23歳の誕生日だと宣告された璃子は、どうせ死ぬなら匡の側で幸せに一生を終えたいと思うように。
璃子の最期の願いを叶えるため両親や匡の家族も協力してくれ、順調に同棲生活が開始するのでした。
璃子の異変
まるで新婚夫婦のような同棲生活を楽しみながらも、病は璃子の身体を蝕んでいきます。
匡は食事もほとんど取らず、心なしか元気のない璃子を心配し始めていました。
いつもは気丈な璃子が弱さを見せるのは“困っている時だけ”だと理解している匡。
弟の直や璃子の兄・京介に事情を尋ねた匡ですが、誰も理由を教えてくれません。
疑心暗鬼になる中、匡は秘書の長谷川が両親から託されたペア宿泊券を受け取って…。
一生、俺のそばにいての第1話~第5話までの感想
遺された時間は最愛の人と
若干22歳で就職先も決まっていた大学生の璃子が、不治の病に侵され後悔しない余生を過ごしていく展開は涙なしには読めません。
璃子は年上の幼馴染・匡に片思いしており、最期の時間を一緒に過ごしたいと思うのも自然な事のように感じます。
匡の家族や弟の直も協力的で“璃子を幸せに送り出してあげたい”という皆の想いが伝わり切なくなりました!
同棲生活
アパートに下着泥棒が出たという理由で匡の家に転がり込んだ璃子ですが、愛する人のために美味しい食事を準備したり、ネクタイを結んであげたりと、まるで新婚夫婦のよう。
匡が副社長を務める会社の秘書・長谷川は璃子の事情を知っているように見えますが、きっと最後まで言わないつもりなのでしょうね。
それでも匡は璃子の異変に気付いており、直に問い詰め理由を探ろうとする姿に胸が痛くなります。
さらに直は二人が両片思いである事にも気付いていて、璃子と匡の中を進展させようと背中を押す姿が微笑ましいです。
なかなか進展しない二人に業を煮やした匡の両親から“ペア宿泊券”を受け取りますが、二人でお泊りする流れとなるのでしょうか。
妹から特別な人へ
帰宅途中に璃子と遭遇した匡は、3か月後に迫った誕生日プレゼントは何がいいかと質問。
その日は余命の期限で“欲しいものはない”と悲しそうに微笑む璃子の姿に胸が詰まります。
璃子の誕生日はクリスマスイブですし、いつもは誕生日とクリスマス両方にプレゼントを欲しがる璃子が“何もいらない”なんてどう考えてもおかしいですよね…。
思い悩んだ匡は璃子の兄・京介に連絡を取りますが、どうやらシスコンの兄も知らされていない様子。
何かを隠していると気付きながらも、璃子が “特別な存在”に変わり始めた匡の姿にドキドキしました!
初めての旅行
せっかく貰ったペア宿泊券を活用しようと一泊旅行に出かけた二人が、デートを楽しむ姿が微笑ましくてほっこりしました♪
このまま順調に宿泊する流れかと思いきや、急な雨に降られ予想外の展開に!
二人の仲は進展するのか、お話の続きが気になります!!
一生、俺のそばにいての魅力を徹底解説!
最期の時間の過ごし方
大学生でありながら余命半年と宣告され、最期の時間を有意義に過ごそうとする璃子の姿に心打たれます。
自分が同じ立場なら塞ぎ込んでしまいそうですが、決して弱音を吐かずいつも明るく前向きに生きる璃子を応援したくなりますね。
もし自分が璃子と同じように余命宣告されたら、どんな事ができるだろうかと考えさせられました。
匡の気持ちの変化
璃子とは幼い頃からの腐れ縁で、あくまでも“妹”として接してきた匡。
そんな匡が璃子の弱さや変化に気付き、次第に“特別な女性”と変化していく様子にドキドキしてしまいます!
願わくはこのまま幸せな夫婦となれる事を願いたいですが、病魔は去ってくれるのでしょうか。
一生、俺のそばにいての最終回、結末を考察!
最終的に、璃子と匡は夫婦となり最期まで添い遂げると思います。
タイトルにあるように、事情を知った匡は”世界一幸せな花嫁“にすべく璃子と結婚するのではないでしょうか。
とはいえ璃子の余命はあと三か月しか残されておらず、二人の新婚生活も残り僅かなのが悲しいですね…。
たとえ余命が僅かでも、匡と一緒なら璃子は最期まで笑顔で過ごせると思います。
読者としては璃子の病が治り可愛らしいおじいちゃんとおばあちゃんになるまで仲良く暮らす展開を期待したいですが、病魔を払拭できるのか気になるところです!
まとめ
『一生、俺のそばにいて~エリート御曹司が余命宣告された幼なじみを世界一幸せな花嫁にするまで~』について紹介しました。
難病に侵され余命半年と宣告された璃子は、残された時間を幸せに過ごすため、家族の協力を得て幼馴染で想い人の匡の家に押し掛け同棲生活を始めます。
匡は璃子の異変に気付き戸惑いながらも、妹から大切な存在へと変わった彼女との時間を大切に過ごすのでした。
璃子はタイトル通り“世界一幸せな花嫁”となれるのか、二人の恋の続きが気になります!