『私の高貴な奴隷のしつけ方』は、帝国最大級の奴隷商団を率いる稀代の悪女でありながら記憶喪失となったアナンシが、生き残りを賭け竜族の末裔であり高貴な奴隷・ソルテオと取引し、自身の秘密に迫っていくダークロマンスファンタジーです。
主人公のアナンシは奴隷のソルテオに刺され記憶喪失となりますが、どうやら二人は只ならぬ仲だった様子。
二人の間に何があったのか、そしてアナンシにはどんな謎が秘められているのでしょうか。
漫画【私の高貴な奴隷のしつけ方】はどんな作品?
作品情報
漫画『私の高貴な奴隷のしつけ方』は韓国最大のデジタルコンテンツ配信会社RIDIBOOKSのオリジナル作品で、韓国語タイトルは「그 노예들의 사육법」です。
日本語版はめちゃコミックで配信が始まったばかりですが、RIDIBOOKSでは現在シーズン2最終話となる第58話まで配信されています。
稀代の悪女と名高い奴隷商団の統率者・アナンシが記憶を失い、奴隷のソルテオと共に生き残りを賭け足掻く物語。
アナンシの秘密やソルテオとの恋の行方が気になってしまいます!
見どころ
アナンシはソルテオから刺され意識不明に陥った挙句に記憶喪失となりますが、互いに主人と奴隷を超えた感情を抱いていた様子。
二人は幼い頃に出会ったかのような描写あり興味を惹かれます。
また、アナンシを憎みながらも執着するソルテオの葛藤も見どころの一つ。
二人が分かり合える日が来るのかも、注目ポイントとなっています!
登場人物
- アナンシ
神聖帝国ファー最大の奴隷商団を率いる女性統率者。
ソルテオに刺され記憶喪失になる前は稀代の悪女だったが、生き残りを賭け必死に足掻いている。
- ソルテオ
誇り高き竜族の末裔であり、アナンシが所有する奴隷の中で最も高貴な青年。
殺したいほどにアナンシを憎みながらも執着している。
- スカジ
氷国の廃王子。
高貴な奴隷として捕らえられたが現実を受け入れられずにいる。
- モアティア
奴隷商団の侍従長。
気高く狂気に満ちたアナンシを崇拝している。
- マグナス
皇室近衛隊長。
皇帝の忠実な家臣で、アナンシを毛嫌いしている。
- アレクト
神聖帝国ファーの皇帝。
猟奇的な性格で、お気に入りの高貴な奴隷を生きたまま剥製にするのが趣味。
1話~7話までのネタバレあらすじ
記憶喪失の悪女
この作品の主人公は、神聖帝国ファー最大級の奴隷商団・レグバを率いるアナンシ。
冷酷で目的のためなら手段を選ばない悪女として恐れられていたアナンシは、奴隷の一人・ソルテオに刺され生死の淵を彷徨った挙句、記憶喪失となります。
彼と対面しまたも殺されかけたアナンシは必死に命乞いをしますが、激高したソルテオに殺される羽目に。
死の間際“死にたくない”と願ったアナンシは、またもソルテオに殺される前に回帰してしまうのでした。
アナンシの正体
ソルテオと対面したアナンシは命からがら逃げだしますが、彼女を恨む別の奴隷に殺されかけ意識を失います。
夢の中で記憶を失う前の自分と出会った彼女は、アナンシが生きる意志を失っていた事を悟っていました。
自室で見つけた日記帳の情報から、自身が帝国最大の奴隷商団・レグバの主人だと知り戸惑うアナンシ。
レグバでは高貴な血を引く王族や種族を奴隷とし皇帝に差し出す事を生業としており、この日もアナンシの元に氷国の廃王子・スカジがやって来ます。
侍従長のモアティアに気弱な態度を疑われたアナンシは、主人として強気に振舞う事で危機を乗り越えるのでした。
生き残りを賭けた取引
ソルテオの寝室を隣に配置したアナンシは、命を絶とうとする彼を引き留めます。
日記の記述から、過去の自分がソルテオを手塩にかけて育て上げたと知り、彼を利用して生き残ろうと考えたアナンシ。
「レグバの夜」という宴までにアレクトに高貴な奴隷を差し出さなければ剥製にされてしまうアナンシは、記憶を失くした事を打ち明けると協力して欲しいと懇願。
見返りとして、記憶が戻ればソルテオの力の封印を解くと約束した彼女は、彼に主人としての振舞いを学び始めて…。
8話~12話までのネタバレ
8話:ソルテオへの処罰
ソルテオに教えられた通り、レグバの主人らしく振舞うアナンシ。
彼とのキスを思い出し眠れぬ夜を過ごしたアナンシは、ソルテオに対する処罰を決めるよう急かされます。
さらに新しい奴隷・スカジがアレクトへの貢ぎ物候補だと知った彼女は、モアティアの元へと向かいました。
そこでモアティアと共にいた皇室近衛隊長・マグナスに敵意を向けられながらも、アナンシは自分らしい方法でソルテオへの処罰を決めて…。
9話:ソルテオの作戦
ソルテオへの罰として、スカジの奴隷教育への協力を命じたアナンシ。
歯向かうスカジを力でねじ伏せたソルテオは、アナンシと共に懲罰部屋へと向かいます。
スカジが二人の仲を疑う中、アナンシはソルテオの教えに沿い主人らしい振舞いを開始。
まずは彼の服を脱がすよう命じたアナンシですが、ソルテオは命令に背きスカジを逃がしてしまいます。
勝手な行動に憤るアナンシに、ソルテオはスカジが自らの足で戻って来ると断言して…。
10話:醜悪な自分
スカジが脱走した後、彼と共に自分もしつけて欲しいと促したアナンシ。
その直後、決死の想いで逃がした姉が奴隷となり絶望したスカジが戻って来ました。
記憶を失う前の自分が、高値で売れるスカジの姉を絶対に捕まえるよう命じたと知ったアナンシはショックを受け逃亡。
自身の醜悪さに絶望しながらも何としても事態を収拾したいアナンシは、スカジの躾を始めて…。
11話:記憶の欠片
スカジを犬のように扱ったアナンシは大興奮。
虐げられたスカジが激高する中、アナンシは主人として毅然と振舞い反論しました。
去り際にスカジを挑発したソルテオを叱責したアナンシでしたが、顔を近付けられ思わず期待してしまいます。
ソルテオにからかわれ腹を立てながらも、彼と共に記憶の手がかりを見つけようと部屋の捜索を始めたアナンシ。
すると二人は、目立たぬ場所に見知らぬ宝石箱が置かれている事に気付いて…。
12話:幼い頃の記憶
謎の宝石箱を見つけたアナンシは開けようとしますが、魔法で固く閉じられておりびくともしません。
ソルテオからヒントをもらったアナンシが宝石箱を調べると、底に意味深な言葉が刻まれているのを発見。
アナンシがその言葉をつぶやいた途端、宝石箱が開き赤いヒヤシンスの花が飛び出しました。
その花を眺めながら、幼い頃の事を思い出したソルテオ。
この出来事以降ソルテオとの間に溝が出来た上、反抗的なスカジに嫌気がさしたアナンシは奴隷教育を始めて…。
【考察】最終回結末はどうなる?
アナンシとソルテオが結ばれる
主人と奴隷という立場でありながら、只ならぬ雰囲気を漂わせているアナンシとソルテオ。
幼い頃に二人が出会っていたような描写もありますし、ソルテオはずっとアナンシだけを想い続けていたのではないでしょうか。
過去のアナンシは彼を覚えていないフリをしていましたが、ソルテオを救うためにわざと知らないフリをしたのでは…。
アナンシが記憶を取り戻した後は、過去のしがらみも解け結ばれると予想しています。
アレクトに謀反を翻す
帝国最大の奴隷商団の主人として恐れられていたアナンシ。
しかし侍女の中ではアナンシを優しい女性だと気付いていた者もいましたし、アレクトの被害を抑えるためにわざと悪女として振舞っていたと考えています。
いずれアナンシの秘密も明かされ、力を取り戻したソルテオと協力しアレクトを制圧するのではないでしょうか。
まとめ
『私の高貴な奴隷のしつけ方』について紹介しました。
帝国最大の奴隷商団を率いる女帝でありながら、記憶喪失となったアナンシ。
自身の命を奪おうとした奴隷・ソルテオと駆け引きをしたアナンシは、生き残りを賭けた戦いに挑みます。