『偽聖女の妹にすべてを奪われた私が本当の聖女でした』は、“悪魔”と“聖女”が存在する世界での美しいファンタジーラブストーリーです。
国に古くから存在する悪魔の“夢魔”。伯爵家の令嬢であるアディヤは、それを退治する運命を背負った”聖女“として生まれました。
しかし彼女を疎ましく思う妹が、夢魔と結託し“聖女”の力を奪ってしまい…!?
漫画『偽聖女の妹にすべてを奪われた私が本当の聖女でした』どんな作品?
作者 | 櫻井亜矢子、藍上イオタ |
ジャンル | 少女漫画 |
出版社 | シーモアコミックス(トレモア) |
レーベル | トレモア・ロマンス |
原作を藍上イオタ先生が手掛けている本作。
藍上先生はさまざまなジャンルの漫画原作や小説の代表作が数多くあり、特に“異世界ファンタジー”については爆発的な人気を博しています!
そしてその素晴らしい物語を、今回は櫻井亜矢子先生による美しいタッチで彩られています。登場人物だけでなく背景などが繊細に描かれており、惹きつけられました。
いかにも王道的な展開で進むかと思いきや…?
見どころ
本作の見どころは『運命的な再会とあふれる愛情』です!
夢の中での出会いから始まる2人の物語…。これぞファンタジーストーリーの醍醐味ですね!
今後の展開の想像はしていましたが、やはり再会したときには非常にキュンキュンしました…!
またバドルのアディヤに対する一途な想いと献身的な態度にもときめきました。
アディヤをどれだけ大切に思っているのかが、表情からも強く伝わってきましたね。
『偽聖女の妹にすべてを奪われた私が本当の聖女でした』のネタバレあらすじ
ここでは、『偽聖女の妹にすべてを奪われた私が本当の聖女でした』のあらすじを簡単に紹介してきます。まずは作品の主な登場人物を見ていきましょう。
- アディヤ
代々“聖女”を生み出している、セイリオス伯爵家の長女。幼い頃から聖女としての力が発現していたが、あることを境に力を失い始めてしまう。
- バドル
アルグル帝国の第三皇子で、“呪われた皇子”とも呼ばれている。アディヤとは幼い頃に一度出会っていて…?
- ライラー
アディヤの妹。聖女であるアディヤを妬み、“夢魔”の力を借りてアディヤから聖女の力を吸い取った。
- シハーブ
聖騎士の団長を務めている。アディヤの婚約者だったが、それを破棄したのちにライラーと婚約を結んだ。
1話:夢の中の約束
昔から“夢魔”と呼ばれる悪魔がいる、マイヤ神聖国。そこには、夢魔を退治する力を持つ“夢解きの聖女”が存在しました。
代々聖女の力を受け継いでいるセイリオス家の長女、アディヤは力を持っていましたが、さらに強い力を持つ妹のライラーがいました。
“無能な聖女”と侮辱され、家族や婚約者のシハーブからも冷遇される毎日…。
そんなアディヤの心の支えとなっていたのは、以前夢の中で夢魔から救った男の子に『会いたい』という気持ちでした。
変わらない日々の中、ついにはシハーブとの婚約が破棄!さらにライラーとシハーブの婚約が決まって…!?
2話:嫉妬の心と奪われた力…
時はさかのぼり3年前…。幼い頃から強い聖女の力を持っていたアディヤですが、その姿をライラーは羨ましく見ていました。
その嫉妬心につけ込んだ夢魔が、「アディヤの力を奪うこと」を提案!
その言葉に引きつけられたライラーは、その日をきっかけにアディヤから力を吸い取り、自分の力として使い始めたのです。
婚約破棄もされてしまい、ライラーの侍女として働くよう命じられたアディヤ。
そんなある日、帝国の第三皇子で“呪われた皇子”と呼ばれるバドルの、花嫁探しパーティーの招待状が届き、アディヤは参加することになります。
しかし、彼が昔に夢の中で救った少年であったことが明らかになり…?
3話:夢の中からの運命の再会
昔、バドルは夢魔の呪いによって長い間眠りについた状態でした。しかし、そんな彼をアディヤが偶然夢の中で助けたのです。
そのとき、バドルの魔力によってかけられた「再会の魔法」。再び会うときまでお互いにつながれ、それまでは相手の苦しみが伝わってくるというものでした。
すぐにでもアディヤに会うことを強く望むバドルでしたが、国の王である父から旅立つことを禁止されます。
父に認められるため強大な魔力をコントロールし、ようやく花嫁探しを名目にマイヤ神聖国に入国。
パーティーでも酷い扱いを受けているアディヤを見つけたバドルは、「アディヤを花嫁にする」と公言し…!
4話:強大な聖女の力の解放!
これまで家族から受けてきた仕打ちにより、自分に自信がなかったアディヤは、バドルからの情熱的な求愛に戸惑います。
そんな中、実は“アディヤが聖女の力を奪われている”ことがバドルに明かされ…!そしてその失われつつある力を、バドルの魔力で確かめることも提案されます。
自分の行いが発覚してしまうことを恐れたライラーは、聖女の力で阻止しようとしますが、バドルの一言でアディヤは力を確かめることを決心します。
バドルの力により解放されたアディヤの凄まじい聖女の力は、その場の空気を浄化。周囲の人々からの信頼も取り戻しました。
しかしライラーからは再び嫉妬の炎が燃え上がっていて…。
考察『偽聖女の妹にすべてを奪われた私が本当の聖女でした』の最終回結末は?
ライラー&夢魔との直接対決!
アディヤに聖女の力が完全に戻ってしまっては、ライラーと彼女の中に潜んでいる夢魔がこのままでいるわけがないでしょう…。
特にライラーのアディヤに対する感情は、何か憎悪に満ちた執念のようにさえ感じます。
むしろここからが怒涛の展開が待ち受けていそうな予感がします…。
しかし「ひとりじゃない」と気づいたアディヤなら、真正面からライラーに立ち向かっていけそうですね!
すべての悪魔を浄化し、平穏な国に…
バドルとの出会いにより、覚醒し始めたアディヤの力…!
これからはその強大な聖女の力により、夢魔の大元の存在や、もしくは国全体を包み込むように、すべての悪魔を浄化することも考えられるのではないでしょうか。
その後は帝国の皇子であるバドルと結ばれて、平和になった世界で幸せに暮らしていけることを願っています!
まとめ
物語も絵柄も美しく描かれた、王道ファンタジーラブストーリーである本作。
ようやく幸せを掴めそうなアディヤに、今後どのような展開が待ち受けているのでしょうか…!