今回紹介する漫画『トウ狂女子図鑑』は、推し活に夢中な女子高生が狂っていく様が描かれています。
アイドルグループのメンバー・海翔の推し活に励む七瀬は、友人の咲に誘われて芸能人が集まる飲み会に参加しました。
最初は乗り気ではなかった七瀬ですが、その飲み会には海翔が所属するアイドルグループの1人・勇気も参加していて……。
本記事でそんな『トウ狂女子図鑑』のあらすじや感想を紹介していきます。
漫画『トウ狂女子図鑑 ~普通じゃ足りない私たち~』について
作品情報
『トウ狂女子図鑑 ~普通じゃ足りない私たち~』は、阿部ベアさんと高田千種さんがタッグを組む作品です。
アイドルや芸能界といったキラキラした世界がテーマとなっており、テーマ通りに絵もきれいでおすすめの漫画となっています。
また、キラキラした世界とは裏腹に人間のダークな部分も読むことができるので、ストーリーに思わず引き込まれてしまうことでしょう。
見どころ
推し活に夢中な女子高生の七瀬が一夜の飲み会をきっかけに暴走していくところが見どころです。
もう一度推しのアイドルグループに会いたい、優越感を味わいたい、と欲求が抑えられなくなっていきます。
そして、地下アイドルたちが必死になる姿や芸能界のダークな部分にも注目です。
人間模様やトラブルもストーリーのアクセントになっているので、続きが気になってしまう作品になっています。
【トウ狂女子図鑑 ~普通じゃ足りない私たち~】のあらすじと感想(ネタバレ注意)
第1話「芸能人とホテル飲み」のあらすじと感想
推し活に夢中でそれ以外は眼中になかった七瀬は、友人の咲に誘われて芸能人が集まる飲み会に参加することになります。
最初は飲み会に乗り気ではなかった七瀬。しかし、飲み会の参加者に自分が推しているアイドルグループのアズテックスのメンバーがいると聞き気分が高揚します。
もっとも、推しているアイドルは来なかったのですが、メンバーの1人・勇気と話すことになりました。そして酔いつぶれてしまった七瀬は、勇気に介抱されることになり……。
推し活をしている普通の女子高生が芸能界に触れてだんだんと「特別感」や「優越感」を得ようと狂っていくところが印象的でした。
推しのアイドルに会うためなら何でもするという七瀬は、恐ろしいと思う反面、誰でも持っている感情なのではないかと思います。
彼女がどのような結末を迎えるのか、今からとても楽しみです。
第2話「つながった私とただのファン」のあらすじと感想
飲み会に参加してからの七瀬は自分が他の推し活をしている人よりも優越感に浸っていました。
もう一度あの特別感や優越感を味わいたいと思った七瀬は有頂天になってしまい、咲からも注意されてしまいます。
しかし、それでも推しの海翔に会えるかもしれないと考え、暴走する七瀬。結局、七瀬は咲から呆れられてしまいました。
そして、咲から飲み会に誘われなくなった七瀬は、海翔に会うためにある行動に出ます。
自分は他の推し活をする人たちと違う、感じるようになった七瀬はこれまでの推し活に夢中な女子高生とは違ってしまったようで怖さも感じました。
彼女の中のモンスターが動き出してしまったようです。
咲は七瀬のことや飲み会に誘ってくれた先輩のことを考えていましたが、そのことさえも七瀬は考えられなくなったようですね。
彼女の暴走がどこまで行くのか注目したいです。
第3話「地下アイドルとかチョロすぎる」のあらすじと感想
もう一度芸能人が集まる飲み会に参加したいと考えた七瀬は、自分がアイドルになればよいのだと思うようになります。
そして、行動していく七瀬。彼女はとある地下アイドルの研究生となることに成功します。
しかし、地下アイドルも過酷で入れ替わりも激しく、なかなか研究生から抜け出せません。
そんな彼女でしたが事務所から話があると連絡がありました。その連絡とは…?
七瀬は遂に自分が芸能人になればよいと考えるようになったようです。
しかし、本当にうまくいくのかは疑問です。彼女も「推される」側になったわけですが、ファンのことをどのように想っているのかも気になります。
また、一歩ずつ目標に近づいているように見えますが、推しの海翔がどのような人物なのかはわかりません。
七瀬のように表の顔と裏の顔があるかもしれませんね。2人が出会う時が楽しみです。
まとめ
『トウ狂女子図鑑 ~普通じゃ足りない私たち~』は、だんだんと狂っていく女子高生の変化を見ることができ、ストーリーに引き込まれてしまいました。
これから七瀬がさらに狂っていくことは間違いなさそうです。彼女がどのような結末を迎えるのか気になる人は、ぜひ手に取って読んでみてください。