今回は、『42歳、満開』を読んだので、あらすじや感想をご紹介します!
子どもが巣立ち、夫婦二人きりの時間が増えた春子。しかし、夫のモラハラがひどくなり、春子は理不尽な罵倒に苦しんでいました。
かつての幸せを取り戻したいと願う彼女だが、その希望も打ち砕かれてしまい…。
そんな時、高校時代の元カレが現れます。学生の頃と変わらない彼の優しさに触れた春子は…!?
果たして春子は、“自分らしい生き方”を見つけることができるのでしょうか?
漫画『42歳、満開』どんな作品?
本作は原作をSR先生、漫画を内ひろみ先生が担当されています。
さまざまな漫画の原作や構成を手掛けているSR先生によって紡がれた物語が、内先生の丁寧で読みやすい描写で表現されています。
子どもが独り立ちし、旦那と二人きりの生活になったときの独特な空気感や、この歳ならではの人間関係の悩みなどが、『42歳、満開』というタイトルにぎゅっと詰まっているように感じました…!
見どころ
本作の見どころは…
子育てが一段落し、旦那と2人だけの生活…。子どもがいたときの夫婦の関係とは、また違った雰囲気があると思います。
そんな生活の中、旦那からのモラハラを受けながら “安定”と“変化”の狭間で揺れ動く春子の姿が、心に響きました…。
「満開」というタイトルのように、春子が成長しながら、最後には必ず幸せな未来をつかむ姿が想像できますね。
『42歳、満開』あらすじと感想(ネタバレ注意)
1話~2話:“空の巣”の中の孤独
専業主婦の春子は、娘の悠里が大学進学を機に一人暮らしを始めたため、今は旦那と二人暮らし。
パート勤めをしながら家事をこなし…、エスカレートしていく旦那からのモラハラ発言に耐えながら、悶々とした日々を過ごしていました。
妻としても女性としても旦那からは相手にされず、そんな生活にもストレスが溜まってきたある日、悠里とランチに行くことになります。
そこで入ったお店でシェフとして働いていたのは、なんと高校時代の元カレで…?
感 想
人ってこんなにも変わるものなのでしょうか…。というより、旦那は元からこんな性格なのでしょうね。
また「空の巣症候群」という言葉があるように、子どもがいなくなり広くなった家で旦那と2人きり…の環境が、ますます不安や孤独感を大きくさせているのだと思います。
ストレスのため込みすぎは良くないと痛感させられますね。やはりパート勤務のように、家以外の人との接点は必要だと感じました。
3話~4話:元カレとの再会の温もり…
高校時代の元カレの洋介と偶然再会した春子。付き合っていたときの記憶が、鮮明によみがえります。
昔から穏やかで優しい洋介に惹かれ、お互いに想いあっていた2人ですが、突然の別れが訪れて…。
それからも旦那との関係は相変わらずで、毎日言葉での圧力をかけられ続けます。
「このままではいけない」と思いながらも耐え、自問自答を繰り返す春子ですが、ある日また洋介に偶然出会いました。
旦那を思い出し、無理に笑う春子に違和感を覚えた洋介は、春子を優しく抱きしめて…?
感 想
一言で良いものを、あれもこれもと旦那はクドクドと言い過ぎです!
春子には良いところがたくさんあると思うので、これ以上旦那の言葉に傷つかないでほしいですね。
また好きなことが単なる作業になってしまうのは、もうそこに“好き”という気持ちが乗っていないからではないでしょうか…。
自分の気持ちに蓋をせず、素直になれたら良いのですが、この状況では難しいのかもしれませんね。
5話~6話:春子、我慢の限界!!
偶然再会した、元カレの洋介に抱きしめられた春子。突然の出来事に驚きながらも、洋介の優しさに心が溶かされます。
一方で自分の旦那からは雑な扱いをされており…。
しかし春子は、そんな状況に対して「このまま諦めたくない…!」と感じるようになります。
パート先の同僚たちからも、他の家庭の夫婦状況を聞くことができ、自分は今後どうするべきかが、明確になっていきました。
決心した春子とは裏腹に、機嫌が悪く春子に横暴な態度をとる旦那。ついに春子の我慢が爆発して…!
感 想
体は思っている以上に正直なものなので、その体がSOSを出している程の無理はしないでほしいですね…。
お互いに踏み込めない理由が何かあるのかと思いますが、洋介には正直に相談してもいいのでは…と思います。
また、優しく包み込んでくれる洋介が格好良すぎ!ますますこの2人の関係に何があったのかが気になるところですね。
ここまででは、良いところで終わってしまった感が否めません…!早く続きが読みたいです!
考察『42歳、満開』の最終回・結末の展開を予想!
考察①:洋介と正式な恋人関係に
春子はモラハラ気質な旦那とはきっぱりと別れ、洋介と恋人関係から始まることが考えられます。
正直私としては、序盤から洋介のほうの好感度が高いので(笑)このままうまくいって、2人で穏やかな生活を過ごしてほしいです。
実際に離婚になった場合には、もめてしまうことも想像できますが…。さまざまな経験から強くなった春子であれば、立ち向かえると思っています!
考察②:1人きりで新たな生活の始まり
もう1つ考えられるのは、春子が誰とも一緒にはならずに、1人で生活をすることです。
旦那とは離婚することで決着がつくかもしれませんが、これまでの自分を振り返って考えたあとに、誰にも頼らずに生活することが考えられるのではないでしょうか。
いずれにせよ春子自身で選んだことなのであれば、後悔のないようにしてほしいですね。
まとめ
『42歳、満開』というタイトル通り、子どもが巣立った後、1人の“40代女性”としての葛藤と成長が描かれています。
子どもがいる・いないに関わらず、多くの女性たちが共感できるだろう内容になっています!ぜひお試しから読んでみてくださいね。