今回は『隣人はベッドで妻になる』を紹介してきます！
小説家の夏川潤一は、最愛の妻・美咲を亡くした悲しみから立ち直れず、小説も書けなくなっていました。
そんな時、家の向かいに妻によく似た“美幸”が引っ越してきます。美咲そっくりの美幸の姿を見て、ようやく執筆できるようになった潤一ですが、ある日、向かいの美幸の家で驚きの出来事を目撃してしまい…！
そこから、恋愛とサスペンスが交錯する、非日常の幕開けでした。
漫画【隣人はベッドで妻になる】どんな作品
本作は、原作を青宮アシ先生、作画を畑川ナオ先生が担当しています。
青宮先生は、ほかにも“夫婦の問題”をテーマにした作品を出されていますが、『隣人はベッドで妻になる』は“不倫”を題材として、物語が展開していきます。
“ある日、最愛の妻と似た女性が目の前に現れたら？”という、驚きの始まりから、それに巻き込まれていく主人公の心情が、細川先生の画力によってリアルに表現されており、気持ちがこちらにも伝わってくるようでした。
ストーリー展開も非常にドキドキし、面白い作品となっているので、こういったジャンル初体験の人にもおススメです！
『隣人はベッドで妻になる』１話～３話のあらすじと感想
１話のあらすじと感想
あらすじ
小説家の夏川潤一は、事故で最愛の妻を亡くした影響から、小説を書けなくなっていました。そんな時、向かいの家に若い夫婦が引っ越してきます。
そして驚くことに…
嫁の“美幸”が、亡くなった自分の妻の“美咲”にそっくりだったのです。
美幸との出会いから、再び小説を書けるようになった潤一だが、ある日向かいの家の窓から、偶然美幸の不倫現場を目撃してしまい…⁉
感 想
最愛の妻を亡くしてしまった潤一の心情は、現実でもそうなってしまいそうだな、と感じました。しかも2人ともまだ若いでしょうし…。
美咲が亡くなってから時間が経っていますが、潤一の憔悴した顔つきや身なりが、その辛さや悲しさを物語っているようでした。
そんな潤一の前に、妻そっくりの女性が現れるなんて！妻を亡くし、空虚な気持ちにある潤一としては、運命に感じたのではないでしょうか。
さすがに美幸が引っ越してきたのは、偶然かと思いますが、美幸の怪しげな感じが気になりますね…！
２話のあらすじと感想
あらすじ
自分が『不倫現場をのぞいている』ことを、美幸に知られてしまった潤一。
自宅で美幸と話をする中で、その姿に妻の“美咲”の面影が重なります。その事実を知った美幸は、自分も夫と上手くいっていないことを伝え、潤一に近づき始めます。
しかし、『生涯美咲だけを愛し続ける』と誓っていた潤一は、もう不倫現場を見ないことを決心しますが…。
感 想
美幸から“不倫の理由”を伝えられますが、それが美幸の本心なのでしょうか…？発言がうわべだけに感じられますが、それも徐々に明らかにされていくのでしょうね。
また“美咲”と“美幸”、最初は顔や雰囲気は似てるかな？と思いましたが、ほかにも共通点が多く発覚し…。潤一が戸惑いながらも、惹かれてしまうことはよくわかりますね。
美幸との距離が近づくにつれて、潤一の美幸への想いの距離も近くなっているように感じました。
３話のあらすじと感想
あらすじ
再びふさぎ込んでしまった潤一は、気晴らしに公園に行きます。しかしここ数日、まともに食事していなかった潤一は、いつの間にか倒れてしまいました。
目を覚ますとそこは自室のベッド。偶然、潤一を見つけた美幸が、運び入れたとのことでした。
美幸の手料理に心をほぐされ、潤一は美幸への感情を爆発させてしまいます。そして、ついに2人は肌を重ねてしまい…？
感 想
潤一の雰囲気から、どれだけ妻の美咲のことを愛していたのかが、痛いほど伝わってきます…。この家も書斎も、美咲が亡くなる前は、穏やかな日常があったことを感じさせました。
潤一の記憶の中の美咲は、たしかに美幸と似ているかもしれませんが、『快活』といった雰囲気も個人的にはありましたね。
またコマごとに、潤一を見つめる美幸の表情がどうも引っかかりました…。美幸の本心は一体どう思っているのでしょうか？2人の関係はどうなるのか、今後も目が離せませんね。
【隣人はベッドで妻になる】最終回・結末の展開予想
美幸は美咲の親戚？
いくら何でも似すぎな“美咲”と“美幸”…！
ここまで共通点があるのなら、実は生き別れた姉妹とか、あるいは親戚なのでは？と考えています。
美幸の怪しい行動や表情も、何かを隠していそうで非常に気になりますし、この点も今後紐解かれていきそうですね。
『美幸』の正体についても、結末に向けての大切なカギになってきそうです。
美幸との出会いを小説に…
最終的に、潤一と美幸は離れ離れになると考えています。
多少の愛情があったとしても、やはり不倫恋愛…。これからもずっと一緒に過ごし、幸せで終わるとは思えません。
ただ離れたあとに、潤一はこの出会いを自分の小説にするのではないでしょうか。
自分の妻と似た不思議な女性との運命的な出会いを、残し続けるのだと思います…。
まとめ
『不倫』から始まる本作ですが、恋愛や人間関係だけではなく、ミステリー要素もあり、考察しながら読み進めるのが楽しい作品でした…！
「何か伏線があるのかも…！」とついつい何度も読み返してしまいましたね。
本作は配信が始まったばかりなので、潤一と美幸の関係性、隠されたことは？など、気になる人は今からぜひ読んでみてください！