生まれつきの目の病気のため、母親と妹に意地悪をされてきた主人公・千代が、軍人の勇との結婚を通して愛を育んでいく物語『愛で消えるは殺人のかほり』。
不愛想な見た目に反して、温かい心の持ち主の勇。千代もその優しさに触れ、お互いに惹かれあっていきます。しかし勇には、千代に対し不安に感じていることがあって…。
今回はそんな本作を読んだ感想と最終回の考察をまとめてみました!
『愛で消えるは殺人のかほり』8話までの感想

- 月島 千代
生まれつき目が悪い“弱視”を患っている。元軍人である父親には愛情を与えられ育てられたが、母親と妹からは忌み嫌われ、辛く当たられている。 - 春日井 勇
千代の父親の部下の息子であり、千代のお見合い相手。体格が良く顔に傷が入っていて、不愛想な見た目をしているが、優しく穏やかな性格。 - 愛子
千代の妹。弱視の千代と比べて母親に可愛がられている。母親と同じく千代を嫌っており、勇と結婚したことも妬んでいる。 - 千代の母
弱視の千代を、妹の愛子と比べて嫌っている。千代を使用人のような扱いをしている。 - 千代の父
家族で唯一千代に愛情を向けている。千代の幸せのために勇をお見合い相手として紹介した。
1話~2話|千代と勇の出会い
生まれつき“目にハンディを抱えている”主人公の千代。母親には優秀な妹の愛子と比べられ、その妹からも煙たがられる毎日を過ごしていました。
そんなある日、父親から部下の息子とのお見合いを勧められ、父親への恩返しのためにと、そのお見合いを受けることに。
軍人であり不愛想な勇とのお見合いに、最初は戸惑う千代でしたが、彼の優しさに触れ、惹かれていきます。
その2人の姿を妬ましそうに陰から見ていた愛子は、千代に結婚やめるよう勧めて…。
感 想
実の娘にも関わらず、厳しく当たる母親に怒りを感じましたが…、父親は本当に千代を大切にしていて良かったです!
また、生まれながらの弱視であり、辛い状況のなかでも芯をしっかり持っていて、千代は強い女性ですね…!
3話~4話の感想|優しい勇との穏やかな結婚
とにかく勇が格好良すぎです…!めちゃくちゃときめきました(笑)
勇の千代に対する優しさが、言葉と行動に非常に表れていますね!本当に愛されているんだな、というのがビシビシと伝わってきます。
失礼なことを言う母親たちに、千代がしっかりと意見したところもスカッとしましたね!
5話~6話の感想|強く惹かれあう2人
今度は勇が千代の母たちに反論!陰からこっそりと見ている千代の前で、ズバッという姿は格好良かったです!
2人が町を歩いているシーンも、とてもステキでしたね…。お互い優しい人柄や内面に惹かれあい、想いあう姿に心が温かくなりました。
7話~8話の感想|触れ合うことへの戸惑い…?
お互いに強く想うあまり、自分の気持ちに蓋をしてしまうようで切ないですね…。千代の背中を押してくれた使用人さんナイス!と思いました。
勇の気持ちも少し見え始め…。今後もひと悶着ありそうな予感で、今からドキドキしています…!
【考察】『愛で消えるは殺人のかほり』の最終回結末を予想!
考察①:いくつもの困難を超え、2人は幸せ夫婦に
勇の“千代に触れられない”こともそうですが、軍人である勇の立場や、千代の“弱視”も影響して、今後なにか起こりそうな予感がします…。
ただ千代たちであれば、2人で力を合わせて乗り越えていけるのではないでしょうか。お互いに辛い過去はあるけれど、これからは夫婦として、幸せエンドを迎えてほしいです!
考察②:母親と愛子に制裁を!
これまであんなにも千代に意地悪をしてきた母親たちが、このままの状態で黙ってはいないんじゃ…と思います。
幸せそうな2人に対して、嫌がらせを続けるのではないでしょうか。
でも自分たちのしたことは、しっかりと返ってくると思います!きちんと制裁を受け、今後は千代たちに深く関わらず、穏やかに終わってほしいですね。
まとめ
生まれつき目の病気がある千代と、軍人である自分に対して後ろめたさがある勇。
お互いに自分自身に不安なことがあり…。強く想いあうあまりに、気を遣ってしまう2人の姿が切なくもどかしいですね。
果たして自分たちの負の思いに決着をつけ、“本当の夫婦”になれるのでしょうか。今後の展開に目が離せませんね!